2024年2月12日(月)午後1時50分 石川県金沢市/金沢駅
ということで、金沢でもう少し時間がある。特にすることは考えていなかったところ、JR(・IR)の駅に来れば何かおかしい。
騒がしいと思えば、どうも北鯖江で火災があったらしい。そのため北陸本線ルートは運転を見合せているという。これは大変なことになったな…。一応2019年当時からの変化としては、福井方向の発車案内が用意されていたことだろう。
運転再開見込みは18時となり、そこまで待つというわけにもいかない。見ると他経路での迂回が可能らしく、長野から回って帰ることもできそう。特急券の追加購入で可能ならば…?
経路指定に手間取りつつも、なんとか長野までの新幹線特急券。長野から多治見へ乗り継ぐ特急券を確保することに成功。北陸新幹線は長野までならば空席があったので、算段があったのだ。
(現)JR新幹線特急券:金沢→長野 5050円
復路は本来の経路と異なるため、自動改札は対応できないとみる。このため有人窓口を通ることとし、当初確保していたサンダーバード34号の特急券に運行不能の印が押された。3連休とあって繁忙期料金が適用され(迂回経路も同様)、金沢から福井まで1930円であった。
(現)JR特急券:金沢→福井 ※運行不能
まさか指定する時点で、そもそも間違えていたとは思わない。本来の行程では金沢15:18発、サンダーバード32号であった。しかし実際は16:00発のサンダーバード34号を指定している。幸いなのは、福井から乗り継ぐ予定だった普通には間に合うということか。
さらにここまで身に付けるべく、携帯端末を入れていた"入れ物"が外れてしまった。何か入れられ、連結もできるモノはないかと。コンビニ売店で探すも思い当たらない。
とりあえず再指定した時刻が近付いたので、新幹線のホームへ上がろう。現状は2面4線式のホーム全てを東京方向に使用しており、敦賀開業後は方向別に1面2線ずつ分かれることになる。そんな金沢の新幹線ホームは、柱の上部分に金箔が貼られているのも特徴。
福井方向となる14番線に、東京方向への便が回送されて入ってくる。この様子も3月改正以降は見られなくなることだろうか。そして入ってきた車両は"指定席"の緑色が濃く、新車らしい…。
7.金沢15:02発→長野16:09着 新幹線かがやき534号/上野行き W725-218
車両番号を見たところ頭に"W"とあることから、JR西日本の車両となる。番号から見ても新しい車両とわかるだろうかと。そしてこの臨時便は上野行きとなり、なかなか異質かもしれない。
ということで、思わぬ形で『かがやき』も制することとなった。全席指定で長野までならば空席があり、長野から大宮は空席がない。金沢から福井まで指定していた分は、後日返金してもらうとしたい。
車内は東日本の編成と西日本で変わりなく、普通車は赤ベースの座席が並ぶ。車内チャイムは東日本と西日本で異なり、西日本の車両は『北陸ロマン』が用いられる。どことなく新車らしい匂いも漂っているようだ。
5号車はある程度の空席を有した状態で、金沢を発車していくこととなった。左に見られるのは在来線の車両基地と、貨物用のコンテナ基地。新幹線はそのまま金沢のまちから離れていく。
峠を越えて、富山県に入っただろうか。防音壁は高くタイミングも遮らせ、周辺の景色も収めさせてくれない。
そのまま新幹線は能越自動車道と並走する。路線番号も東海北陸自動車道と同じE41であり、実質は一宮稲沢北(愛知県)から七尾(石川県)まで一体の路線だ。
新高岡を通過。ここから富山までは平野部を進んでいく。それはそうと、富山から高山を経て名古屋というルートもあったんだったり…?
もうすぐ富山。ビル群の先に、雪の美しくかかった立山連峰を望む。
(つづく)