2024年2月12日(月)午前9時45分頃 福井県南条郡南越前町/南今庄駅付近


3.敦賀9:38発→福井10:11着 特急サンダーバード7号/金沢行き クモハ683-1504
 北陸トンネルを抜けると、霧がかった雪国らしい景色が広がっていた。青空ものぞかせており、次第に晴れていくことか。


 今庄インター付近はJRと北陸自動車道が並走しており、この状況もやはり3月までとなる。第3セクターへ転換した後は在来線特急が走らなくなるため、見られなくもなるのだ。


 武生まで来るとすっかり晴れており、雪も見られない。その昔に越前国の国府が置かれており、現在も武生には古い町並みが残っているという。福井鉄道の駅が隣接しており、武生(たけふ新)から福井まで並走することとなる。


 このサンダーバード7号は特急にして停車駅が多く、武生の次となる鯖江にも停車。メガネのまちとして知られる鯖江には新幹線駅がないため、今後はどうなるのかと。


 北鯖江,大土呂,越前花堂は通過。福井までは結構近かったかと。水田の中にハーモニーホールがたたずんでおり、外観も設備も国内有数のモノという。やがて右側には新幹線が近づき、並走する。


 敦賀から在来線特急に乗ること33分。繊維業で栄えた城下町、福井に到着。すぐ隣から普通が発車し、521系が停車しているもののドアは開いていないようだ。表記も"回送"とある。


 乗ってきた683系0番台は新幹線敦賀開業後、直流専用化改造の有無も含めてどうなるだろうか?そんな683系0番台は『悠久の一乗谷』を合図に発車し、そのまま金沢へと向かう。


 隣の521系も『悠久の一乗谷』を合図に回送されていった。在来線駅から新幹線駅は壁面や窓ガラスで仕切られ、見ることはできるものの新幹線駅のホームが1面2線式なのでどうだろうかと…。


4.福井10:22発→金沢11:44着 普通337M/金沢行き クモハ521-45
 改めて入ってきた521系は2本連ねた4両となり、前方の中期型と後方の後期型が連なる。乗車する客は多いようだが、適当に座るならば十分な程度だろうか。


 福井を発車。ここからは右側を見ていくこととしよう。しばらくは開業を控えた新幹線とともに、同じく高架化されたえちぜん鉄道が並走する。新幹線の高架橋は先行で完成しており、一時期はえちぜん鉄道の仮線として使われていた。


 丸岡にかけて雪のない農地が広がっており、遠目に雪山を望む。合わさった風景は写真映りより、実際に見たほうがわかりやすいだろうか。


 芦原温泉は新幹線の駅を設けるため、敦賀方向の待避線を廃し2面3線へ縮小させた。ここで後続の特急(サンダーバード9号、京都から金沢まで途中福井にのみ停車)を待避するため、しばらく停車する。


 芦原温泉から加賀温泉にかけては県境を越える区間となり、乗客も多くなく山間の景色となってきた。そんな沿線に雪は全く見られない。新幹線は並走しつつも、こちらから見られるとは限らないかと。
(つづく)