2024年2月12日(月)午前6時17分 愛知県あま市/木田駅

これまで2月に早朝からスタートするということはあまりなかっただろう。もっとも2月11日が祝日なことで、近場で回すことは多かった。2024年のように連休となることもあるため、今回はいっそ…。
0A.木田6:21発→須ヶ口6:29着 普通/東岡崎行き 名鉄6452
まずは名古屋駅へ向かおう。名鉄津島線で3本目となる普通は4両となり、未更新編成では最古参となろうか。比較的座席に余裕がみられる程度。今回は先を急ぎたいので、須ヶ口で名古屋本線の急行へ乗り換えよう。

0B.須ヶ口6:31発→名鉄名古屋6:39着 急行/豊橋行き 名鉄9560
早朝らしく特急車両が用いられると思ったが、それは1本前のパターンだったり。来たのは9500系を含む6両であり、すべて乗車可能。また今回からデジカメ写真を、試験的にM2サイズで撮影するとしたい。

ということで名古屋駅は、相変わらず名鉄の出入口に近い広小路口へ…。

今回は金銭をあまり持たずに出発していたため、旅行中に旅費が足りなくなる可能性が出てきた。そこでゆうちょ銀行のATMを求めて、JPタワー1階にある名古屋中央郵便局へ向かう。

ATMが郵便局内にしてほぼ24時間営業だったと思い向かったのだが、どうも取りやめられたらしく午前7時からとなっていた。少し待てば開くので待つとして、今回は少し時刻を遅らせても勝算はあったり。
(現)JR往復乗車券:名古屋市内←→金沢 9020円
ということである程度の金額を確保し、今回のスタートとしたい。北陸新幹線敦賀開業前というタイミングにして、青春18きっぷの販売されない時期ながら金沢を目指す。片道256.5kmとなり、往復有効期間は6日となる。

当初予定とした7:00発の区間快速をパスすることとなったため、名古屋から米原の新幹線自由席。合わせて敦賀→福井の自由席特急券、さらに復路で使用する予定となる金沢→福井の指定席特急券を購入。これで15000円以内に収まり、すべて用意は整ったはずだ。

(現)JR新幹線自由席特急券:名古屋→米原 1760円
2024年2月に2度ある3連休。その前半となった最終日の朝、新幹線ホームはさほど混雑がみられないようだ。昔から考えてすっかり慣れてしまったのが、どこか恐ろしくもある。また2024年2月時点で、自動放送そのものは従来のままとなっていた。

1.名古屋7:32発→米原8:02着 新幹線ひかり535号/広島行き 785-5001
勝算があるとしたのは名古屋始発の『ひかり』があるためで、この便は相当な問題児となる。岐阜羽島,米原に停車し、西明石を強引に通過しながら相生は停車。臨時延長扱いとなる岡山から広島は、福山のみ停車というもの。

乗り込むのはJR西日本のスモールA(K1編成)であり、JR東海と異なり全ての編成を残存させる方針という。車内そのものは両社で変わらず、暖色系照明を普通車にも採用したのが特徴だろうか。

4号車は自由席となり、右側の景色を見ていくこととしようか。やはり"問題児"なのかあまり乗車がないまま、名古屋を発車。JR西日本の車両であるため、チャイムとして『いい日旅立ち』が流れる。

しばらくすると名神高速と並走しており、木曽川を渡って岐阜羽島へ。駅付近に高速道路のインターがあるため、交通の要所とされてきた。

岐阜羽島では停車時間が設けられており、臨時で運行される日にはのぞみ101号を待避する。通過線とともに2面4線のホームと、開業当時から造りの豪華だったかもしれない待合室がある。

発車すると長良川を渡り、右に並走するのは愛知・岐阜県道18号。赤いトラス橋が完成した当時、この橋は有料で通行することとなっていた。高速道路の情報を見たところ、木之本から加賀まで冬用タイヤ規制とある。

新幹線は次第に速度を上げていく。平野部で晴れた雨上がりに虹が現れ、うっすらと収められただろう。雲の中からは雪山も現れてくる。

関ヶ原の険しい山越えはトンネルをいくつか介しており、抜けた先は雪国らしい風景。場所は違うものの、まさしく有名なフレーズだ。

名古屋から25分。当初予定とした区間快速からの37分差を逆転し、逆に7分早く到着した。乗車したひかり535号はここで停車時間があり、のぞみ3号を待避する。

岐阜羽島と同じく待合室を備え、暖房が効いていたことから雪模様の外とは温度差が大きい。7号車は通年で全列車が『S Work』車両となったため、専用のロゴがドア横に貼り付けられた。

米原の新幹線駅は橋上駅舎となり、階段を上がったところに各種設備を有している。待合室にコンビニ売店が入居しており、少々過ごす間モノに困ることはなさそうか。

当初予定とした区間快速が入ってきた。313系の8両であり、種別表記で緑色のカラーLEDを示す。米原に区間快速が乗り入れるのは、休日のこの1本だけだ。乗客は青春18きっぷのシーズンオフなことで、そこそこといった程度だったか。

隣の姫路へ行く新快速は223系の8両編成が入っており、米原で北陸から来る4両編成を後ろに連結。来たのは同じく223系であった。
(もういちど北陸の雪景色から… つづく)