JR北海道では一般型気動車に電気式を採用した。ただエンジンで発電させるだけであるため、最高速度は100km/hにとどまっている。今後特急用車両に導入となった場合、最高速度を120km/hにしたい。


 JR東海ではシリーズ式ハイブリッドを採用し、120km/h運転を実現させた。電気式気動車と同様にエンジンは発電に専念しつつも、蓄電池を併用させてアシストする方式だ。


 ということでまた考えた。車体はJR北海道のキハ261(1000番台)を元として、走行機器はJR東海のHC85を元に極寒地向けの仕様変更を施す。これで120km/h運転に対応しそう。形式は『H250系』とした。


 普通車の車内は特急の全席指定化が進められることから、登場時にグレードアップ指定席とされた形状で統一。コンセントはこれまで座席になかったところ、全席に設置させたい。

 難点は連結単位が2両になることか。これまでのキハ261(液体式気動車)では中間車両を1両単位で連結できたところ、HC85(シリーズ式ハイブリッド)は2両単位となる。最小で運行させるならば4両編成となり、現行と変わりない。


 まあ…、しばらくはなさそうか。
(おわり)