2023年11月11日(土)午後2時40分頃 三重県四日市市・塩浜駅を通過
2.近鉄名古屋14:10発→五十鈴川15:37着 特急ビスタカー7415/賢島行き 近鉄12515
特急は塩浜を通過する。しかしまあタイミングの悪いこと悪いこと。せっかくイベントが行われて観光列車『つどい』がいるのに、収まったのは待避している4ドアの急行って。
続く団体専用の20000系『楽』は、なんとか形になったようだ。この編成は基本的に一般の利用ができず、何らかのツアーに参加するしかなさそう。
伊勢若松を通過し、鈴鹿線が分かれていく。ごく例外的に急行が直通するだけであり、通常は線内折り返しのワンマン普通が往復するのみ。農地の広がる風景は、すっかり秋の色をしている。
さて国道23号のうち、現道が近鉄と並走している。5月の大型連休は原付で走行しており、今回の立場と逆になった。中勢バイパスも全線が開通することとなり、今後の処遇が気になるところだ。
国道23号を跨いだ先、農地の中を高架線路が通っている。あちらはJRと関係する第3セクター、伊勢鉄道の伊勢線だ。
乗務員が交代したこともあり、津を出ると自動放送が流れるようになった。津市の中心街は津新町にあるのだが、特急が通過するためしっくり来ない。
もうすぐ伊勢中川。右に大阪線への短絡経路が分かれ、そのまま大阪線が合流してくる。広告柱が多くある中で某Youtuberのそれが主張しており、おそらくは自費を出したのだろう。
伊勢中川では隣に大阪線への特急として、23000系(伊勢志摩ライナー)がいた。同じホームで乗り換えられることにより、名阪特急を実質的に毎時最大4本としているのだ。乗り換えた客は多く、こちらはまた空席が目立っている。
名古屋線と大阪線が合流し、山田線になってからも平坦な地形で線形が良好。津から松阪は単線非電化のJRが最短で結ばれている。
松阪から伊勢市は近鉄が短く結ばれており、この間は特急どころか急行も途中無停車で突き進む。ホームにいた少年はいい画が収められただろうか?
明星で普通を抜かしており、五十鈴川から先の特急通過駅へは抜かした普通に乗ることとなる。平地で飛ばす中、国道23号(南勢バイパス)や旧道はどこを通っているのかと。
伊勢市はJRと近鉄が駅を共有し、JRの車両基地を挟んでいるため隔てられた格好。伊勢の外宮へは長い通路を経て、JRの改札から向かうこととなる。
次の宇治山田までは短く、高架へ上がって右にきつくカーブすれば到着となる。次の五十鈴川と合わせて、内宮へは3駅からバスで向かうこととなる。
近鉄名古屋から特急で87分。指定は鳥羽まで有効なところ、今回は五十鈴川で乗り捨てることとしたい。サニーカーの4両と、ビスタカーの4両。ここまで来てようやく姿を見ることができた。
志摩線へ直通する普通が入ってきた。明星で抜かした2両であり、ラッピングをまとった編成だ。
3.五十鈴川15:43発→中之郷16:00着 普通/賢島行き 近鉄1366
車内も『ミジュマル』の装飾がなされていた。車内は前方こそ混雑模様を見せていたものの、後方は空席も余裕がある程度となる。ワンマン運転を行うため、無人駅では前方車両の先頭ドアから降りることとなる。
池の浦はかつてJRにあった臨時駅と異なり、やや標高の高い内陸に位置している。こちらも無人駅だ。宇治山田の鳥羽線は比較的後年に開通しており、踏切をできるだけ避けて線形もよく造られているらしい。
近鉄名古屋から宇治山田までは平地を進んでいた。そのためトンネルがなかったところ、朝熊にかけてトンネルが1か所ある。
鳥羽はJRと近鉄でホームが並列し、通し番号ながら順序が異なっているのが興味深い。海から近鉄が3,4,5,6と並び、続いてJRが(0,)1,2という順序だ。
鳥羽からは近鉄志摩線のみが通っている。名古屋から乗り継ぐこと110分、中之郷に到着。
(つづく)