2023年11月11日(土)午後1時5分 愛知県海部郡大治町・大治西条バス停
今回は大治西条のバス乗り場から始めるとしよう。久々に路線バスで名古屋駅へ向かおうというのだが、もちろんそれだけで終わることはない。
先に入ってきたのは名古屋市交通局(市バス)の名古屋駅行き。三菱ふそう製『エアロスター』であり、新車ではないが外観的の古さも感じない。市バスは大治西条を発着するため、バスロータリーを使用する。
続いて名鉄バスの栄行きが来た。こちらは『エアロスター』で行先表示がカラーLEDとなっており、新しいタイプとわかる。かつては"寄せ集め感"のあった津島営業所だが、近年はそうでもないようで…。
1.大治西条13:20発→名古屋駅バスターミナル着 市営名駅24/名古屋駅バスターミナル行き NF-105
後から入ってきた市バスへ乗っていこう。この系統は基本的に名鉄バスと同一のルートを辿っていく。
他に2人乗車して発車。西条で1人、大治役場前では3人と子供1人。東条では4人乗車した…、かと。久々に路線バスでの乗車数を追ってみたものの、長年のブランクで鈍ったのか。忘れそうになっていた。
愛知県道68号の旧道に残る、旧来からある『大治橋』を渡る。大正橋西では2人乗車し、庄内川の堤防へ。県道は現在のルートに1本化されており、旧来あった『大正橋』は現存しない。
稲葉地本通で降車ボタンが押されており、誤って触れたとも思ってしまう。実際は2人乗車する前に1人下車したため、押し間違ってないとわかった。稲葉地公園では1人が乗車。
地下鉄の駅がある中村公園(西)では一転して5人が下車し、中村公園(東)でも1人乗車と同時に2人下車。市バスの路線では大治町から栄へ行かないため、地下鉄へ乗り換えて向かうのかもしれない。
地下鉄太閤通(西)でも2人が下車した。この付近にあった中村区役所が移転したため、地下鉄の駅共々名称が変更となったのもすでに1年以上前になる。地上にある県道68号は名古屋市道環状線と交差しており、東名阪自動車道を経由するであろうJR東海バスが左折していた。
笈瀬通で1人下車し、名古屋駅の太閤通口付近を通過。ささしまライブ地区へ抜けられるようになったのも、すでに2018年で昔話にもなっているか。
笹島町では2人と子供1人が下車。バスは県道68号共々、高層ビルが囲う中で左へと進路を変える。名古屋駅はバスターミナルの手前にも停留所があり、3人が下車。他に乗客は見られなくなった。
(M)名古屋市営バス運賃 210円
そのまま名古屋駅のバスターミナルに到着。やはり他にここまで乗ってきた客はいないようだ。
(現)近鉄特急券:近鉄名古屋発→鳥羽 1340円
ここからは近鉄で鳥羽のほうへ向かうこととした。近鉄名古屋から利用する場合、松阪から志摩磯部までは同一料金となる。
2.近鉄名古屋14:10発→五十鈴川15:37着 特急ビスタカー7415/賢島行き 近鉄12515
今回はいきなり"サニーカー"の座席で始めるとしたい。旧来から残る座席が青モケットに張り替わっただけなので、背もたれの低い形状はそのまま。リクライニングはレバー式で、座面も連動して前後にスライドするタイプとなる。中央ひじ掛けも背面テーブルもなく、インアーム式テーブルは少々癖があった。
車内はリニューアルされており、製造から40年以上経過したような古さを感じさせない。壁面のLED装置は号車表記に特化した簡易タイプとなる。デッキと客車を仕切るドアは全面着色ガラスであり、昔ながらの"特別感"がある。自動放送はないようだ。
何せ今回は乗り込むまで時間がなかったのだ。8両あって合計座席数が多いため、そこまで埋まることはなく発車。
近鉄やJR関西本線は名古屋市の南側を通っており、名古屋市の域が広い。名鉄やJR東海道本線は庄内川が境になっており、広くない印象となる。このあたり、行政的に何か違いがあっただろうか?
三重県に入り長島を通過。JRの駅は無人で設備等もなく、やはり用地面で各種システムを導入するには難がありそう。無人駅システムを導入できれば、4両でのワンマン運転も支障がなくなるはずだ。
近鉄富田は三岐鉄道三岐線がホームを共有する。通過する手前ではJRと交差しており、JRの快速とちょうど交差したところであった。要するにタイミングが合わなかったということだ。
三重県で最も都会と言えるのは県庁所在地の津でなく、近鉄四日市と言えよう。人口も四日市市のほうが津市より多いらしい。
(鳥羽港にて0.1km未満の攻防 つづく)