2023年7月20日(木)午前-時--分 北九州市小倉北区
この夏も災害などに翻弄されており、直前(なんなら初日)まで行程が確定できずにいた。最終的に久大本線が復旧したことにより、当初の計画から変更することなく。加えて全席指定の観光特急が主体となり、時刻を変更することもほぼなく進められている。
では復旧していなかったならばどうだったのか。実は20日、21日共に大きく異なるものを用意していたのだ。今回は小倉から机上検証する都合上、20日スタートとして扱うとしたい。
D10.小倉8:12発→博多9:35着 普通2329M/久留米行き
今回は特急券の購入で特急へ乗車可能な『ぐるっと九州きっぷ』を使っているところ、あえて追加料金不要な普通(快速,区間快速)で博多へ。この車両が811系か813系、あるいは817系(3000番台)や821系か記載がない。811系は4両単位で、他は3両単位だが。
20日は博多のホテルを予約したため、本来ならば大荷物も博多のコインロッカーへ入れなければならなかった。新幹線へ乗り継ぐため30分以上確保したのはこのためだ。それこそ予約なしで小倉のネットカフェを4夜連続だったならば…?
D11.博多10:27発→熊本11:16着 新幹線つばめ319号/熊本行き
博多から鹿児島中央の行程は流用が可能となり、20日に実行へと移している。熊本まで乗るつばめ319号は800系であり、九州新幹線でしか乗ることができない。九州らしいオリジナルな雰囲気は、50分足らずの乗車時間では物足りなかった。
D12.熊本11:21発→鹿児島中央12:18着 新幹線さくら545号/鹿児島中央行き
熊本からは山陽新幹線から直通のさくら545号であり、8両編成のN700となる。800系と異なり自由席は3列と2列に分かれるが、座った感じの"慣れ"なのかこちらのほうが落ち着くことができたかと。
実行程では鹿児島中央にて昼食とし、13:02発の指宿枕崎線普通で指宿へ向かっている。今回の机上"プランD"は、それこそ『ぐるっと九州きっぷ』に相応しく九州をぐるっと1周。鹿児島中央から日豊本線で北上しよう。
加えて実行程で44分だった滞在時間は、大きく確保して2時間としている。これは昼食のデザートとして"決戦"を行うためでもあった。
D13.鹿児島中央14:18発→宮崎16:21着 特急きりしま12号/宮崎行き
さらには日豊本線の特急『きりしま』が、あまり本数も多くないためである。使用される車両は787系の4両編成で、特急としては異質な中編成ワンマン運転を行う。この便は1往復存在する、最も少ない停車駅に該当した。
景色そのものは2013年にある程度見ているものの、特に特急車両からとなれば改めて見ておきたくもあるだろう。もっともこういったブログ旅行記向けに写真を収めなければ、もっと楽に進められるのだろうが。
さらにせっかく宮崎へ来るという話。市内観光やチキン南蛮など、じっくりと堪能するまでには至らなくて結構だ。1時間以上確保し、ある程度駅だけでも観察しておきたい。それ以上に次が長丁場であるため、モノを仕入れることも忘れずに。
D14.宮崎17:31発→小倉22:27着 特急にちりん16号/小倉行き
宮崎(宮崎空港)から大分を結ぶ『にちりん』も同じく、787系の4両編成で中編成ワンマン運転を行う。こちらも同じく2013年にある程度景色そのものを見ており、軽く流す程度でまとめてよかったかもしれないか。
またこの便(1往復)に限って『にちりん』のまま、小倉まで直通する。遅延がなくとも乗車時間は5時間弱に及び、夕方出発だったのが夜も遅くなっている。大分での停車時間も2分しかなく、ほぼ無休憩という過酷ぶり。
D15.小倉23:11発→博多23:58着 特急ソニック60号/博多行き
一応調べれば、小倉ないし博多へはもう1本残っていた。大分21:43発、小倉23:09着となる。こちらは883系こと"青いソニック"での運用だ。車両を変えて気分も変えられるのはいいと思わないだろうか?
D16.小倉23:36発→博多23:51着 新幹線のぞみ59号/博多行き
小倉からの新幹線は定期便に限ると、22:43発さくら573号,22:54発のぞみ57号,23:36発のぞみ59号が残っていた。もはやここまでやってしまうと、特にホテルを予約してもほとんど過ごした気に浸れなくなるだろう。
なお山陽新幹線は管轄が異なるため、JR九州による『ぐるっと九州きっぷ』は使用できない。初日に使用した往路乗車券が必要だ。
ということで、かなり無理が生じてしまったといえよう。特に4日目に実行していたならば、ロッカーへ荷物を預け入れることもなく。大荷物を携えたまま九州1周という、それはそれで色々とアレな状況となる。
しかもこの話はまだ終わらない。机上の"ぐるっと九州裏周遊旅"には、さらなる裏の計画も用意していたのだ。
(つづく)