2023年7月21日(金)午前10時35分 大分県日田市・日田駅
16.博多9:17発→由布院11:31着 特急ゆふいんの森1号/由布院行き キハ72 2
ゆふいんの森1号は日田に停車。普通で多く使われるキハ200がおり、オリジナルの赤色塗装を纏っている。日田彦山線はここまで乗り入れており、代行バスも同じように乗り入れた。そういえば日田焼きそばって、どういう?
日田を発車して、次は天ケ瀬。久大本線は川を幾度と渡っていく。国道210号と並走しながら、湯布院までは残すところ47km。
棚田のある風景こそ、日本の原風景と言えようか。緑の多くなった夏にこそ、青空の下でよく映える。
天ケ瀬に停車。駅の周囲には温泉旅館が多いようだ。
前日の『指宿のたまて箱』に続いて、ここでも乗車記念の撮影が回ってきた。ということで同じように、乗車記念のプレートを撮影させてもらう。
外を見ればいつしか渓谷が深くなっている。
三日月の滝が近付き、観光列車らしく景色をじっくり見られるようスローダウンする。これも右側にあるため、写真にしたいならば立場が苦しい。
左側からはズームアップさせて、なんとか形にできただろう。
むしろ左側に座っている以上、棚田のある風景をじっくり見ていく流れに乗っていくべきだろう。沿線の棚田は特に知られた名称がなく、観光の案内として扱いづらいのだろうと…。
豊後森の手前で右側を見れば、頂上が平らになった切株山が現れる。人工的に削ったとはされておらず、どのような自然現象で形成されたのか興味深い。
豊後森には扇形の機関区が残っているも、相変わらず左側からはタイミングが合わない。機関区の方々から歓迎されているので、ひとまず収めておくとした。
豊後森から由布院まで、ゆふいんの森1号は途中停車なく進めていく。通常の特急列車たる『ゆふ』は豊後中村に停車しており、そちらも通過。
ここまで並走してきた高速道路の高架橋を、ようやく写真にして収められた。
もうすぐ由布院。
博多を出て134分。久大本線の拠点にして列車名にもなる観光地、由布院に到着。隣の車両へ渡る貫通路が、渡り廊下のような高床式となっているのも特徴であった。車内にあるビュッフェは結局見て回ることもなく終わる。
3号車から出て、ここまで乗ってきたメタリックグリーンのハイデッカー車体を見ておこう。キハ72はしばらく待機した後、そのまま博多への折り返し便となる。
それにしても乗っていた大勢の乗客は、その多くが大荷物を抱えている。外国人人気の高い列車ではあったらしいが、日本人の主は博多に荷物を預け入れたこともあってまさしく完全アウェー。
(つづく)