2023年7月21日(金)午前7時6分 福岡市博多区・ヴィアイン博多口駅前


 雲が多くも晴れた朝。マットレスが高級ブランド品だけあり、いつもと同等か短めな睡眠時間にして寝心地は最高であった。ネットカフェが個室だろうと、快適性で比べる訳にいかないだろう。


 朝食は1階の居酒屋で頂くこととなる。7月時点では和定食となっており、鯖の塩焼き,豚のぬか炊き,日替わり(豚しょうが焼き)から選択。8月からは和定食か洋定食の選択となった。



(他)豚のぬか炊き定食(九州恵みのこづち)
 今回は地元の郷土料理らしい、豚のぬか炊き定食にしよう。まずはポテトサラダとキャベツのサラダを、胡麻ドレッシングで頂く。ご飯と味噌汁はセルフ式で、おかわりも自由。ご飯は白飯とかしわ飯があり、先に白飯でおかずを頂くとしたい。


 正直、明太子は食べる気にならなかった。しかしせっかく本場の地に来ている以上、試さない訳にもいかないだろう。とりあえず口をつけていない箸で、少しだけ取って口にする。結局合わないとわかったので、もったいないもののこの少々だけで終了。

 続いてはこんにゃくの煮物だろうか?フキのように見えたのが、食感は明らかにこんにゃくのそれ。

 この朝定食に小さいながらも、福岡名物らしくもつ鍋があるのが豪華なところ。ホルモンとニラ、白菜をあっさり味に煮込み。唐辛子を散らすともつ鍋になるだろうか。ホルモンが煮込まれて、独特な"プリプリ"らしい食感となった。いいかも、これ。

 定食のメインとなるぬか炊きは、豚肉をぬか味噌で炊いた北九州の郷土料理。ぬかの成分で臭みが消え、仄かな酸味となる。肉は結構ほぐれて食べやすい。名前など知らずに食べ進めると、普通に豚の味噌煮と思うだろう。

 2杯目のご飯も白飯にして、ぬか炊きと共に頂いた。余ったタレもご飯でいただき、もつ鍋のつゆも合わせて流し込みたい。ここまででも、朝から豪勢な振る舞いを見せてくれている。


 まだ終わらない。3杯目にようやくかしわご飯を頂く。駅弁でも有名な鶏肉の炊き込みご飯であり、醤油の味もしっかりついている。朝食の"真メイン"はかしわご飯だろうとも考えていたり。

 ドリンクも自由となる。食事中は水のみとして、食後にアイスコーヒーと牛乳を合わせて飲む。いつものように牛乳を多く入れて飲むためか、ガムシロップを入れると甘かった。

 2杯目のアイスコーヒーと牛乳は、ガムシロップなしにしてみよう。するとアイスコーヒーが無糖だったと判明。実はこれも悪くない。


 明太子は合わず残してしまったが、朝から量的にも豪勢な食事をごちそうさま。今日は昼食をパスしても、空腹にならず持ってくれるかもしれない。

 改めて、4日目は比較的単純な行程となる。博多からは『ゆふいんの森』を2本乗り継いで大分、『あそぼーい!』で熊本というもの。目的は過去に乗車しながら、景色をあまり覚えていない久大本線。同じ第1次九州旅行で乗車しなかった豊肥本線だ。


 一旦自室に戻って荷物を持ち、2階のフロント横にある精算機へカードキーを入れる。これにてチェックアウトを済ませたこととなる。外が明るくなれば、フロント横の大広間も雰囲気が変わって新鮮な印象となった。


 いくら九州が本州より暑くないと言われようと、相変わらず朝から暑いのは同じ。ひとまずは昨夜と同じ道のりを、博多の駅に向けて戻っていけばいいだろう。


 正面に博多口の駅ビルが現れた。あとは大きな通りを渡るだけ。



(M)コインロッカー・小(博多駅銘品蔵) 400円
 前日とほぼ同じようにロッカーへ荷物を預け入れ、改札から入っていこう。特急3本の指定席は既に確保しているので、そのまま自動改札機を通って行けばいい。
(つづく)