2023年7月20日(木)午後4時5分 鹿児島県鹿児島市・鹿児島中央駅桜島口
九州最南端(沖縄県を除く)の県庁所在地らしく、駅前は南国的ムードを感じさせる。ホテルなど高層ビルも多く構えており、都会らしい雰囲気もあった。
ということで、アミュプラザ鹿児島の地下にある『天文館むじゃき』。ここが鹿児島で"最終決戦"に選んだ店だ。
(A)白熊・レギュラー(天文館むじゃき) 800円
練乳かき氷とフルーツで"白熊の顔"に見立て、とにかくたっぷりな量を誇る鹿児島名物のスイーツ。ベビーサイズが600円らしく、そちらが基準価格だったならば1200円相当になるのではないだろうか?いざ、プレイボール!
目と口をレーズン、鼻はサクランボ。周りをミカンやモモ等のカット、寒天で彩られる。スイカやメロンも1カットずつ入っており、これだけで大きさと豪華さがわかるかもしれない。氷はなかなか細かく削られ、ふんわりと仕上がっていた。フルーツのない練乳氷だったとしても上等な品だ。
13分かけてフィニッシュ。10年弱前に挑んだ際は、もっと苦戦した記憶がある。持ち帰りは専用カップで提供されており、おそらく相応に押し込まれ固まっていたのが要因だったかもしれない。次回あるならば持ち帰りカップとして、auPAYで支払い店を出よう。
(現)JR新幹線特急券:鹿児島中央→博多 4830円
地下1階の『天文館むじゃき』から地上2階にある駅へ向かって、博多までの新幹線指定席を確保するまでが最終決戦だ。九州新幹線では『のぞみ』に相当する『みずほ』であっても、指定席での追加料金は設定されていない。
(S)FIREワンデイラテ600ml(キリン) 170円[自]
手元の水分が尽きてきたこともあるので、車中で過ごすべくコーヒー飲料を確保しておこう。
ホームへ上がると、これから乗るみずほ608号はすでに入っていた。ドアはまだ開いておらず、暑い中で待たなくてはならない。待合室は冷房があるというが、とりあえず座れるところはあるだろうか?
15.鹿児島中央17:04発→博多18:20着 新幹線みずほ608号/新大阪行き 787-7008
往路と同様、JR西日本の車両となった。前年末の広島から新神戸では、西日本区間のみ利用したにもかかわらずJR九州の車両。しかし九州でのみ利用する際は、JR西日本の車両が当たるような…?
もっとも車内設備は両会社間で変わりない。九州新幹線の指定席は2列2列で並んでおり、N700のそれはまさしく古典的グリーン車を想わせる印象。ゴールド系の座席色モケットや、壁面等パーツも木目模様で高級感がある。
テーブルも自由席と異なり、木目模様となっているため無機質さはなかった。一方で機能面ではやはり普通車レベルとなっており、グリーン車にある前後スライドさせる機能はない。
鹿児島中央を発車すると、すぐにトンネルへと入っていく。海沿いの在来線と異なり、新幹線は山を貫いて最短で川内へ結んでいる。
トンネルを抜け、周囲が開けてくると川内は近い。この川内は暫定開業期間、検車区などを構えていた。現在は熊本にほぼ全機能を移し、引き上げ線のみを残している。
川内を通過してからもトンネルが主体であり、景色はあまり見られない。そのまましばらく寝ていたようで、気づけば熊本の手前まで来ていた。
熊本で多く乗ってくる。鹿児島中央では指定席の空きが多かったところ、一気に埋まった格好だろう。次は博多まで停車しない。
新大牟田を通過する。整備新幹線として最高速度は260km/hに抑えられるものの、やはり新幹線。飛ばし方はなかなかのものだ。
左側の席を指定したため、通過する筑後船小屋から2軍本拠地を見ることができた。客席から新幹線は逆向きなので苦しくとも、いずれは現地観戦で訪れたい。
久留米も同じように通過。九州用のN700は本州用と異なり、車体傾斜装置は搭載されていない。このためカーブでは減速させる必要がある。
新鳥栖からは長いトンネルに入っており、抜けた先は一気に視界が開けている。ここからは急な勾配を下っていく。
山から下ると、そこはあっという間に都会的な風景。博多南からの支線兼回送線と合流し、もうすぐ博多。余韻を残すよう、最高速度も120km/hまで落としていく。
鹿児島中央から76分しかかからず、博多の14番線に到着してしまった。多くの下車客と共に降りた後、博多からも多くの乗車客がある。乗務員もここでJR西日本に交代。通しの利用は多くないようだ。
隣にいたのはのぞみ62号。JR東海で着実に数を増やしつつあるN700Sであった。発車したみずほ608号と同じく、新山口にも停車する。間を少し置き、後を追うよう発車していった。
さて、この日は博多のホテルを予約している。ロッカーに入れていた荷物を取り出したところで、時間を多く余らせている。とりあえず、夕食は何にしようか。
(つづく)