2023年7月20日(木)午後0時40分 鹿児島県鹿児島市・鹿児島中央駅
昼食を済ませ、ここからは在来線。指宿枕崎線は1・2番線を発着する。乗り込む指宿行きは1番線だ。
1番線は他のホームから少し離れており、ホーム1面1線だけの始発駅らしさもある。新幹線と同じ鹿児島中央の駅にして、ここまで雰囲気が違ったとは…。
13.鹿児島中央13:02発→指宿14:17発 普通1339D/指宿行き キハ200-1565
黄色いキハ200が2両で入ってきた。制服姿の客が多く乗るようで、オールロングシートとなったのは空気が読めてるやら読めないやら。このまま枕崎に行かないのは正解だろう。
しばらくは鹿児島の市街地らしく、色々と建物が多い中進んでいく。
そんな都市部の路線にして、非電化単線となる区間。高性能で高出力なエンジンは大きな音を立てながら、あまり走行速度を上げていかない。
高架へと上がっていき、新しい1面2線式ホームを持つ谷山に停車する。鹿児島市内にある主要な駅だけあり、ここである程度乗客が入れ替わった。
反対側に入ってきたのは、国鉄時代からの主となるキハ47。あちらは古典的に2ドアであり、車内もボックスシート主体のままとなる。
慈眼寺も新しい高架区間に駅が設けられた。そこから見られる高規格道路は何だったか。高速道路は鹿児島インターまでとなっており、少なくとも"高速自動車国道"ではないだろう。
高架橋からそのまま続くように上り勾配となり、坂之上はまさしく坂の上にある。ここで結構な下車があった。
五位野に来れば沿線に大きな建物もなく、ローカルムードも感じられる。ここはまだ鹿児島市内だったかと…。
平川にかけてトンネルを1つほど潜る。抜けると左に海を大きく見られるところ、木々に阻まれてしまった。
もう1回収め直そう。海の景色が一応収まり、形にできただろうか。
平川を出てさらに狙ってみる。今度はしっかりとした形になり、海の景色となったはずだ。海の向こう、遠目に現れるのは桜島でよかっただろうか?
瀬々串に到着した列車を、ホームのヒマワリが出迎えてくれたようだ。
再度海沿いに出たので、もう1度海の景色を収めておこう。もしかしたら、後々重要な要素となるかもしれないし…。
乗車する媒体としてICカードが利用可能なのは喜入までとなる。キハ200がワンマン運転をする際も、ここまでは全てのドアが開いていた。
また海の景色が見られるので、収められるうちに収めておきたい。
同じ海の景色が続いても面白くないだろうから、砂浜があるような画としてみよう。
国道226号と並走しながら、松の木と共に海の景色を入れてみる。
長渕剛ゆかりの地、宮ヶ浜。公園のようなところで海を見ながら、トンボは飛んできた。
ということで、もうすぐ指宿。鹿児島の市街地を抜けてからここまで、気動車の性能を活かすよう飛ばすところで飛ばしてきた。一方で路線の状態があまりよろしくないため、なかなか揺れて落ち着かない。
鹿児島中央からは75分と、それなりに時間を要していただろうか。指宿に到着すると、キハ200はそのまま鹿児島中央へ折り返していく。
さて指宿には竜宮の伝説があるとされている。スロープの壁面には、これら伝説について掲示などされていた。
そんな指宿は砂蒸しの温泉でも有名だ。観光地らしく、顔ハメのパネルなどに出迎えられる。では改札を出ていこう。
待合室は観光案内所と一体化しており、しっかりと冷房も稼働している。見たところ、2階にも何かありそうだ。
駅の外へ出ると、竜宮城の門みたく構えていた。竜宮の伝説は、指宿の地に根付いているらしい。
指宿の駅舎は古めかしくも立派な、地方にある主要駅らしい2階建て。規模からしても鉄筋コンクリート造で間違いないだろう。
温泉地らしく、駅前には足湯があった。
周囲に高いビルはなく、駅から延びるよう商店街を形成している。ヤシの木が聳えるあたり、南国的な雰囲気を出しているか。
ここからどこか回るにも、十分な時間があるとはいえない。大都市ほどの猛暑がなくとも、歩いて回るには暑すぎる。することがあってもなくとも、待合室で過ごすのがいいだろう。
せっかくなので、足湯の画を入れておこう。
(つづく)