2023年7月から9月までの、JR東海在来線一般車両の動きについてまとめてみよう。なおこの期間においても、静岡地区の211系に動きがなかったため割愛する。
名古屋地区では引き続き211系5000番台の廃車が進められ、4両編成2本が7月前半に西浜松へ回送。入れ替わるように315系0番台の8両編成1本が7月に追加されている。合わせて311系も4両編成1本が7月に西浜松へ回送された。
211系5000番台は7月後半にも、4両編成2本が西浜松へ回送されている。若干時期のずれた8月前半になって、315系0番台8両編成が1本追加される。月後半に入って211系5000番台は4両編成2本が西浜松へ回送され、315系0番台は8両編成1本が追加された。
9月になり、211系5000番台は4両編成2本がまず前半に西浜松へ回送。315系は0番台8両編成1本が追加され、気付けば残り1本にまで入っていたり。その315系は0番台8両編成1本が後半に追加、これにて投入完了となった。
9月末になり、211系が関西線で運用される報道が出た。211系5000番台は神領に4両編成が6本残っており、9月後半に西浜松への回送がなかったことから当面の"中継ぎ"となることだろう。(近鉄との運賃格差拡大に起因する混雑など、背景については割愛する。)
現状では315系が0番台8両編成23本の投入完了に至ったとはいえ、2022年3月まで投入された7本は非常用走行装置を搭載できずに出場。2023年9月末時点でも3本が非搭載のままであり、1本ずつ工事を行っている。このためしばらくは1本不足する状態だろう。
直接の新規投入車両となる315系だが、3000番台4両編成は2023年9月末時点で2本しかない。2023年度の予定では10本を投入することとなっており、とりあえずは6本を優先して入れることになりそうか。
313系については神領区の1100番台4両編成が3本。1300番台のうち、ワンマン非対応で登場していたB400編成8本となる。B400編成は順次ワンマン対応など改造が施されており、今回の211系"復帰劇"はその関連(2024年3月以降の転用)もあるかもしれない。
311系は4両編成が10本残っており、313系の転用を経て順次廃車されることだろう。個人的に候補としていた、西武4000系置き換え私案はほぼ可能性もなくなった。9月末時点でまとめた話と、個人的見解は以上。
(2023年末につづく)