「さあ、いい加減夏の九州旅行も進めましょうか。3日目の朝を小倉で迎えた後、ひとまず枕崎の到達は断念しています。では3日目、スタート!」


2023年7月20日(木)午前8時12分 北九州市小倉北区・快活CLUB小倉駅南口店

(A)フルフラットシート12時間パック-ポイント利用(快活CLUB小倉駅南口店) 2600円
 3日目の朝はやや遅いスタートとなる。指宿を経て枕崎となれば朝早すぎる上に、前夜の疲れ等もあり。加えてこの日は博多のホテルを予約してしまったため、博多までは大荷物のまま移動しなければならない。何やってんだか。


 ということで、この日も小倉の駅。石碑があるので読んで見れば、森鴎外京町住居跡という。一時期ながらこの地に居住したとあり、その住居が現在は小倉駅前広場の一部となったらしい。文学は疎いので、よくわからない。


 駅からほど近いビルには飲食店がいくつか入っており、小倉を出発する時間まで少しある。朝から開いている3階のガストで朝食としよう。



(A)スクランブルエッグ&ベーコンソーセージセット・大ライス(ガスト) 550円
 朝食メニューも取り揃っている。ライスかパンを選択でき、今回はライスを大にした。サラダを先に食べるという行動が、完全に定着化していたり。ドリンクバーとスープバーも付き、この日は洋風ジンジャースープとなる。

 半熟のスクランブルエッグにはケチャップが付く。実際は米を選んでいることから、合わせたところへ醤油をかけて食べるのもよさそうだ。


 手短に朝食セットをごちそうさま。さあ、時間は結構迫っている。この日も特急がメインになるため、券類を仕入れなければならない。


(現)JR特定B特急券:小倉→博多 600円
 とりあえず小倉から博多の自由席特急券と、博多から鹿児島中央まで新幹線の自由席特急券を購入。加えて指宿から鹿児島中央まで『指宿のたまて箱』の指定を探せば、まだ空席があったため確保するとした。

 トイレにも入っておこう。小倉駅はどうもトイレの場所がわかりづらく、関係者用に思える狭く長い通路を抜けたところに目立たずある上数も少ない。ひとまず用は済ませたので、小倉から乗り込もうか。


(A)レジ袋(ファミリーマート) 3円
 飲料の確保も欠かせない。ここからはあまり時間的余裕がないため、小倉で時間があるうちに仕入れておきたかった。で…、あれ。傘は?


10.小倉9:19発→博多10:04着 特急ソニック10号/博多行き モハ885-9
 ということで、わざわざこの時間の出発とした理由。それは小倉から博多まで"白いソニック"に乗りたかったためだ。大分から来ているので下車は多くあるものの、小倉から博多への利用も同じく多い。適当に空席を見つけて座っておこう。


 この885系。車内は天井の照明がダウンライト調に並び、荷物棚は開閉式を採用している。以前は革張りの座席だったところ、モノはそのままにモケット張りへ変わっていた。黒色系にしてモケットの模様が多彩に用意されるあたり、JR九州の車両らしい。



(A)麦茶600ml(ファミマル) 108円[軽]
 背面テーブルはなく、大きさそこそこなインアーム式となる。座席の背面にあるポケットも網にならず、革張りの成形品。コンセントがないのは仕方ないにせよ、付帯設備は意外に不便だ。


 さてこの便は小倉から博多まで、停車駅が少なくされている。一例として、前日のリレーかもめ9号が停車した戸畑は通過。座った位置も同じ右側なので、景色など軽く流す程度で済ませていいだろうか。


 折尾を出ると博多まで停車しない。前日は赤間と福間、復路では加えて東郷に停車していた。


 また景色が遮られた。ところで前日の787系や783系では、振り子装置なしで最高130km/hを出していた。この885系や883系は振り子装置を搭載しており、使っているのならば飛ばし方も相当だろう。


 東福間を通過。カーブに差し掛かった際、明らかに傾けた感覚があった。これは振り子を使っていること確定だ。


 福工大前を通過した。さてソニック以外の特急が福間を通過する場合、もれなく香椎に停車する。両駅で需要と供給を分け合うことが、選択停車ということだろうと…。


 西鉄貝塚線と並走し、もうすぐ博多だ。乗り換え路線が多く、放送が長い。


 45分で博多に到着し、そのまま回送となった。隣にいるゆふ73号は、ゆふいんの森3号が運転されない日に同一時刻で運行されるモノだ。観光列車の要素は相対的に薄く、編成がそこそこ長いほか自由席もある。


(M)コインロッカー・小(博多駅銘品蔵) 400円
 博多ではコインロッカーに荷物を預け入れよう。前日の空いた時間に場所を調べており、銘品蔵のところだ。こちらも厳密にはICカードを使用したキーレス式となる。
(つづく)