2023年8月11日(金)午前7時45分 名古屋市中村区・名古屋駅
JRの名古屋では新幹線に続き、在来線も視察していこう。金沢へ直行する最後の夏休みも、名古屋から米原では6両で固定される。しらさぎ1号の2両ある自由席は…、そこそこ多く乗っていながらも空席が見られるようだ。
長野へは新型の385系が発表され、現在の383系も可能なうちに見ておきたい。2本目となるしなの3号は8両で入ってきており、自由席は2両のまま後部で固定。早々に座席は埋まり、立ち客も出たため指定席のデッキが開放される。
南紀1号は4両で、グリーン車のない編成となる。入ってきた時点では1両だけある自由席に、そこまでの乗客がいないように見えた。それでも発車時点では多くの乗客が見られ、立ち客も少々出ていたようだ。
特急の合間を縫うように、普通の多治見行きが発車。これも名古屋に来る最後の夏休みとなりそうな211系だ。中央西線の普通を乗り継いで行く考えがあったところで、この普通は適さないため長距離客もおらず空きまくり。
続いて入ってきた普通の亀山行きは、夏前になって運用を開始した315系3000番台の4両編成。中編成ワンマン運用に向けて、側面には確認用のカメラが取り付けられた。2023年8月時点では実証試験の段階となり、実運用はもう少し先の話。
臨時となるしなの81号は白馬行きであり、4両で運行されるため自由席は1両しかない。もっとも長野へ行かないためか、先ほど出た3号に比べて空席があり余裕を感じられた。こちらも発車時点では埋まったようである。
(A)レジ袋(東海キヨスク) 3円
朝食がパン2個で足りなかったかもしれぬと、ホーム上のコンビニ売店でおにぎりを2個購入しよう。在来線の特急では車内販売がないため、モノは乗り込む前に仕入れておく必要がある。
みえ1号は快速で、増結もない2両のまま伊勢市を経て鳥羽へ。さすがにこの時期はダメだろう。特に自由席のみで構成される2号車は、ドア部分も満杯だ。
ひだ3号は8両となる。高山で切り離す編成をグリーン車付き4両のまま、富山行きとなる編成を4両にしている。両者に1両ずつある自由席は…、とりあえず並んでいた全員が座れる程度だったか。
(M)名鉄特別車両券:名鉄名古屋→中部国際空港 360円
ここからは空港の様子を"視察"すべく、名鉄で中部国際空港へ向かうこととしたい。特別車に乗ろうと思えば余裕があったので、先に購入していた。
準急の中部国際空港行きが発車する。前方に未更新の3500系となる6両となり、さほど乗っていないようだ。準急はミュースカイに抜かされ、到着が遅くなるためだろうか?
指定したのは8:50発のミュースカイに非ず。8両となったものの、見たところそこまで座席は埋まっていない。もっとも本格的な運行再開も2023年からなので、ようやく動きを見せてきたという…。
3.名鉄名古屋9:01発→中部国際空港9:36着 特急290/中部国際空港行き 名鉄2207
中部国際空港へ向かう一部特別車特急は、尾張横須賀,朝倉,新舞子のホーム有効長もあって2200系の6両と決まっている。
(A)米サンド海老カツ(東海キヨスク) 330円[軽]
先ほど購入していたおにぎり2個をいただこう。エビにマヨネーズが合うように、タルタルソースはエビカツによく合うものだ。とんかつかウスターの甘口なソースが加わり、味に深みが出てきたか。食べ応えは十分なモノ。
(A)大きなおむすびツナマヨネーズ(東海キヨスク) 188円[軽]
サイズの大きなツナマヨは、白米に合わせて直巻きにした。正直なところ車中に持ち込む際は、最初から海苔が巻かれてしっとりさせたほうが有利。そうでなくとも、直巻きのほうが好み。
神宮前を出て、2両ある特別車に乗った大体の客数がわかってくる。見たところでは空席を残しつつも、それなりに利用客で埋まっているようだ。
停車駅はそこそこあり、一般車は空港へ行かない客もいることだろう。そんなこんなで流すうち、河和線と分岐する太田川に差し掛かる。この辺りの駐車場に車を置いて、空港という考えがあってもよさそうだが。
さて車内で流れた映像によれば空路移動する際、機内に液体を持ち込むことができないという。これは液体が可燃性だった場合を考慮しているのだが、水分補給のペットボトルも含まれるのだろうか?そうならばなかなか苦しい。
そんな空港ルートも、名鉄だけでは不安視する声が多い。JRへの直通ルートもいくつかあるようで、私的な案と合致するのはあおなみ線ルートと名古屋臨海鉄道ルート。特に後者は知多まで線路が続いており、現状は末端が休止中なことから工事もそこまで苦心しないかもしれないと。
ただ両者共に、新舞子付近で名鉄と合流することとなりそう。見たところ現状、この辺りは住宅など狭苦しい中に多くある。まとまった用地は西ノ口まで確保が難しいようだ。
常滑からは空港線となる。車内には心地よいBGMが流れるほか、棚にあるLED補助照明も白色から青色となった。
そして海を渡って、中部国際空港のある島へ。この爽快で開放的な景色は、何度も見飽きず旅行気分を高揚させてくれる。
(つづく)