2022年7月19日(水)午前7時4分 北九州市小倉北区・小倉駅

 九州に渡った2日目。初日は小倉までの移動で終わったため、実質は『ぐるっと九州きっぷ』の使用開始日となるこの日が初日となりそうか。このところは天候や災害にも左右されつつ、この日の西九州新幹線などは当初から決めていた。


 ということでリレー特急を経て、武雄温泉から長崎が前年に開業した新幹線。暫定系とはいえ新車を投入し、かなり力が入っている。かくして長崎までは当初の計画から変えず、そのまま到着。


 さて長崎の名物料理となるトルコライスだが、当初の見込みでは市内電車で少し移動。過去訪れた名店『ツル茶ん』に目を付けていた。加えて当時は手出ししなかったミルクセーキも名物(というより発祥の店)で、目的とした次第。


 しかし実際は新幹線開業に合わせ、駅の位置が変わった。このため市内電車の乗り場が遠ざかり、面倒になったことと駅施設内に別の店があったため。結局出向くことなく終えたのだった。



A4.長崎13:12発→新大村14:33着 普通236D/長与経由佐世保行き
 トルコライスとミルクセーキのため長崎ではある程度時間を確保し、1時間後の普通に乗ることとしていた。そしてその普通が快速(市布経由)と異なり、浦上から旧線(長与経由)を経て諫早へ向かっているのだ。このルートは過去乗っていないほか、以前から電化されないことで大村線の普通が経由している。


 車両はハイブリッド気動車のYC1系で変わりないだろう。問題は走行性能や経路、未開な景色より座席だ。混雑対策やコストカットを理由にオールロングシートとしたのだろうが、木製座席って加工が難しいとも聞く。よってコストを増大させてわざわざ座りを悪くしたという、どういう考えをしているのかと。


 さて話はそれだけでない。大村線に少し乗車し、新大村まで乗車する計画ともしていたのだ。この新大村は新幹線開業駅として完成し、在来線の駅も併せて設けられている。せっかくならばということだ。



A5.新大村14:58発→武雄温泉15:13着 新幹線かもめ36号/武雄温泉乗り換え
 新大村からは新幹線の、今度は自由席としたかった。こちらは本州用の16両編成と同じ形状を持ち、座りそのものは変に力を注がなかったことで小細工もなし。自由席のほうが安心して座れるとは、なんという皮肉だろうか。なお新大村から乗車した場合も、諫早から武雄温泉の特急料金とは変化がなかった模様。


 武雄温泉からもルートそのものは同じ。次に乗る『みどり』も実際に乗車した便と同じく『リレーかもめ』を付加しておらず、新幹線改札を出て在来線改札へ回らなければならない。



A6.武雄温泉15:40発→佐世保16:30着 特急みどり35号/佐世保行き
 この便は783系の8両で全区間運転され、特定日に『ハウステンボス』との併結扱いとなる。自由席の位置は併結の有無で変わることがないため、実質は何も変わらないこととなる。なおこの時点で実際の行程が2時間早まっている。


 さらに実際は当初計画から10分後、すでに佐世保を後にして博多へ帰ろうとしていた。両者が交わるとするならば、早岐での併合時となるだろう。実際に乗車したみどり42号が早岐で併合作業を終え、計画にあったみどり35号が入ってくると発車。

 なお早岐から世保へは乗車券のみで自由席に乗車可能となる。指定席やグリーン車も、特急扱いになっていないらしい。


 佐世保では3時間45分もの時間を確保し、佐世保バーガーのみならず市内観光も考えていた。佐世保バーガーで当初目を付けたのは『ログキット』であり、これも佐世保駅に店を有しているからという安直なもの。おまけに観光名所などは、例によって全く調べていない。


 実際に選んだのは、させぼ五番街に店を構える『ヒカリ』のスベシャルバーガーであった。させぼ五番街店とは別に本店もあるので、そちらもいずれ…?


 机上なので、じっくり観光したことと想定しよう。バーガーをはしごして食べ比べるのもいいだろうが、何せ長崎のトルコライスがあるのであまり進まないかもしれない。



A7.佐世保20:15発→博多21:56着 特急みどり・リレーかもめ58号/博多行き
 当初計画にあったこの便も783系の8両で全区間運転され、全日とも併合なく進んでいく。この便は『リレーかもめ』を付加しており、武雄温泉では新幹線に面したホームへ。長崎から来たかもめ58号は、平面で乗り換えが可能だ。


 博多に到着したところで、荷物は小倉に置いたまま。よってこの日のキャンプ地も小倉となる。



A8.博多22:06発→小倉22:57着 特急ソニック59号/大分行き
 博多から小倉は全時間帯で、大分へ向かう『ソニック』が経由。車両によって"青"か"白"があり、ソニック59号は885系『白いソニック』となる。最終的に白いソニックが九州旅行で大きく絡んでくるが、それはまた別で取り上げたい。
(ぐるっと九州周遊旅 3日目につづく)