2022年7月19日(水)午後2時29分 長崎県佐世保市・佐世保駅

 JRと松浦鉄道の駅は改札など分かれて設けられつつ、線路はつながっている。松浦鉄道は終着駅であるため、1面2線の頭端式ホームとなっていた。


 ここまで乗って来た『みどり』用の783系。車両中央部にドアとデッキを有しているだけでなく、展望席も有していたのが特徴的。


 階段を降りて1階の突き当たりには、書道作品のようにありがたい言葉。一期一会。すばらしい人生ではないかもしれない。しかしすばらしい生き方はできる。


 佐世保が高架駅となってからはどれだけ経ったのだろうか?御言葉のあった突き当たりが5・6番線となっているも、現在は使用されないために閉鎖されていた。


 JRの改札は自動改札機が3通路と、窓口の通路となっている。コンビニ売店があるため、モノを買うには困らないだろう。ここはファミリーマートになっていた。


 向かいには銘品館と、松浦鉄道の入口となる階段とエスカレーターがあった。松浦鉄道の改札は2階にある。


 みなと口から外へ出て駅を見よう。駅前は道路が通っており、西九州自動車道も高架で上を跨いでいる。このためにロータリーなど広場を設ける用地はない。


 みなと口は名前に偽りなく海が近く、港に面している。ここから離島など、各地への航路はどれほどあっただろうか?


 雰囲気がいいのか、結婚式場も構えている。そのまま港を進むと『させぼ五番街』なる商業施設があった。モノがどうあれど、何よりトイレがどこにあるのだろうかと探す。

 トイレも済ませて、改めて『させぼ五番街』に何かあるだろうか。ここに来ておいて、晴れた夏空の下ではやはり暑い。どこか入って休んでいこう。


 そこにハンバーガーショップ『ヒカリ』があった。佐世保市内で佐世保バーガーの店は数多くあり、こちらはテレビ番組でも取り上げられた有名店らしい。ここで佐世保のハンバーガーを食べよう。


(現)メロンソーダ(ハンバーガーショップヒカリ) 220円
 ここでは座席が店内と店外にあり、注文口は両者問わず外に有している。店内で飲食する場合は、店内で品を受け取ることとなる。まずはドリンク類を入れておこう。


(現)スペシャルバーガー(ハンバーガーショップヒカリ) 780円
 選んだのは1番人気のオススメ品。店で手作りしているのも、佐世保バーガーの特徴だ。具材は上からマヨネーズ,レタス,トマト,ベーコン,たまご,チーズ,肉,ケチャップとなる。

 さすがは名物だけのことはある。食べごたえも抜群にして、シンプルな味付けというのもいい。具材がそれぞれ上等だからこそ、変なソースでたっぷり味を付けることはないのだ。


 食べ終わってからは、もう少し店内で休んでいこう。


 海を見ながら駅に向かい、港を後にする。もはや今朝に雨を心配したこと、道中の車窓で雨が強く降ったことなど。すっかり忘れてしまうほど、夏の晴れた空になっていた。


 高架橋の下、佐世保の駅を通路として通り抜け。せっかく来た以上は反対側からも駅前を見ておきたい。


 出てきた。当初目を付けていたハンバーガーの店は、こちらの駅前に構えていた。そんな佐世保はJR最西端の駅になり、普通鉄道ならばここから松浦鉄道で最西端となる。JR最南端は…、果たしてどうするか。


 こちらは佐世保の市街地となる。ホテルやマンションと共に、大きなヤシの木が2本あってリゾートめいた雰囲気。駅の周囲にも商業施設を有していた。遠目に見ると坂道と、多く建ち並んだ住宅だ。

 JRの佐世保駅は3面6線式のホームとなっていた。1・2番線のホームは位置がずれており、1番線は松浦鉄道につながらず行き止まりとなる。JRの2番線を切り欠いて松浦鉄道の2番線があり、側線にも見えたのだ。5・6番線は使用されていない。

(つづく)