妄想の馬鹿話、在来線についても取り上げよう。
(3)JR東海385系、ついに計画公表へ
7月後半になり、JR東海は385系電車の投入を公表した。量産先行車両を2026年に投入し、各種試験を行うという。
まず"ワイドビューの象徴"ともされ、383系に有していた展望車両は継続されることとなった。さらに後述する8両固定編成と合わせて、これまで片側にしかなかった展望車両が両側へ。
8両固定編成で投入されるのは、同じ中央西線系統の315系0番台と共通だ。車体も20m級となるほか、ドア位置も共通化される。これはホームドア対応の一環らしく、これで鶴舞,大曽根,高蔵寺への停車も支障が出なくなった。
315系0番台がそうだったように、連結は想定しない。そのため10両編成は消滅しそうだ。繁忙期に8両編成ならば383系より座席数も減少しそうだが、車内販売設備を当初から搭載しないことでどうなるか。
振り子式は継続され、制御方式が一新されることとなった。車上のセンサーを使用する方式は、西日本の273系がどうだったか。詳細は割愛する。
デザインは概ね、先に出たHC85がベースとなっただろう。車体は無塗装ステンレスが基本となり、前頭部のみ普通鋼。オレンジ帯が窓上のほか、窓下にも細く入っている。窓回りは黒系の帯となりそうか。
383系とほぼ同時期に登場し、振り子装置を搭載しない373系は機器更新して継続使用される?それかもしや、313系8500番台を静岡へ入れたのも…!?
(おわり)
(4)そうだ、JR東海の211系を京都で使ってもらおう
山陰本線京都口、通称『嵯峨野線』。嵯峨嵐山へは路線通称のとおり、JRではこの路線を利用することとなる。亀岡に新しく完成したサッカースタジアムも、この路線だ。結果、この路線では混雑が絶えなくなった。
路線構造上の問題としては、まず京都で頭端式ホームとなること。このため京都に面した車両へ乗客が集中し、混雑に偏りが生じる。京都からは単線区間があり、これによって本数も制約アリ。当該区間は短く、用地面から複線化も容易ではなさそう。
車両運用面では223系を多く回したものの、113系や117系を全て撤退させた結果合計数はむしろ減少という。223系も223系で4両編成は2列1列座席の2500番台と、2列2列座席の6000番台。加えて221系が共通運用。しかも湖西線や草津線も含めて。
嵯峨野線に関しては福知山から5500番台も乗り入れて使用されるため、これらと合わせなければならない。ならば…。
どこかのニュース記事で、JR東海で余ってくる211系というコメントが出てきた。JR西日本が車両を追加しないままで、追加するにも梅小路京都西のホームドアがあるため4ドアは不可能。3ドアという絶対条件がある。
要するにそういうことだ。あくまで新車導入までのつなぎとして、JR東海で余ってくる211系である。全般検査1回分ならば、なんとかなるかも。オールロングシート車4両を2本つないで、8両ならば輸送力も十分か。これらは嵯峨野線、園部から京都で限定させたい。
223系5500番台は当面、園部から京都へ乗り入れないことも考えたい。湖西線は…、確かかつて207系の乗り入れがあったはず。
(おわり…?)
(5)JR東海311系、西武4000系の本数を下回る
また1本、JR東海の311系が役目を終えた。この編成は313系の事故が影響し、復旧まで廃車が延期されていたとも。
これにより、311系は合計10本。以前に西武4000系が『52席の至福』を除いて11本で一致したと書いたところ、これを下回ることとなった。そうすると、西武4000系はどうするか。JR東海311系という選択肢は遠のいた。
(おわり)