2023年7月5日(水)午後3時42分 千葉県木更津市・木更津駅

(S)JRグリーン車平日料金:木更津→東京 1000円
 ここからはせっかく乗車時間があるからということと、ここまでの疲労感もそれなりにあるということもあり。東京までグリーン車を利用することとし、ICカードにグリーン券情報を読み込ませておく。そのまま座って休んでいたところ、ハトがまとまってやってきた。


9.木更津15:47発→東京17:11着 快速4584F/久里浜行き サロE234-1011
 来たのは往路と同様、E235系の前期型。普通車がコストカットされていないタイプであり、グリーン車も同様となる。


 そんなE235系1000番台は、グリーン車の案内装置が初めて液晶画面式となった。背景色も基本的に黒色か濃灰色で、普通車のそれとは連動しつつも異なるフォーマットだ。


 背もたれは明るいグレー系となり、腰部分から座面にかけてはピンク色系となる座席。これまで2階席は青色系だったところ、1階席と同じ色味に統一されたらしい。そんなリクライニングシートは形状こそあまり変わっていないようだが、1座ずつひじ掛けにコンセントが備わるようになった。

 通路部分に敷かれたカーペットは赤色系で、どことなく格式の高さをも感じさせてくれる。もっとも中後期以降のグリーン車では、床面のカーペットも廃止されてしまったらしい。


 グリーン車に座ったからといって、じっくり寝られるとは限らない。そのまま小湊鉄道と接続する五井へ差し掛かる。気動車の多い車庫も逃し、運行される気動車も出てしまった。2階席からはJR共々、ホームを見下ろして収めるだけ。


 気づけば蘇我の手前まで来ている。周囲が薄暗くなっていく中で、道路の照明が灯り始まるのが何とも言えないもの。タイミングはやはり合ってくれなかった。


 蘇我では内房線と外房線が合流し、両路線から京葉線が分岐していく。そのため総武快速線への快速と、京葉線への快速が相互に接続するようになっている。ホームは京葉線のみの折り返しがあり、合計で3面6線となる。


 本千葉の手前から高架へ上がっており、そのまますぐに千葉へ。眼下にある繁華街を一方通行となる道は、かつての国道14号だったという。どうやら雨も降ってきているようだ。


 千葉では5分停車する。総武線各駅停車の1面2線は別として、"内房・外房"と"総武・成田"がそれぞれ2面4線ずつ"Y字"のように分かれている。東京(,横浜,横須賀)への快速は合計4面8線が全て該当するので、間違えないように気を付けたい。


 千葉からは快速らしく、速度を上げていく。西日本の草津~大阪~西明石もそうだが、複々線があるだけで都市部らしいと思わせるのもどうだろうか。


 幕張本郷付近に広がる車両センターは、房総半島地区で運用される車両(209系,E131系)が配置される。かつてはE217系の配置もあったようだが鎌倉へ集約され、現在は留置のみの扱い。後継のE235系も同様、全て鎌倉の所属だ。


 東京都区内に入り、新小岩の手前にレアキャラ発見。レール運搬用のキヤE195はJR東海からキヤ97をOEM供給されたもので、東北地区での運用に備えて耐寒構造を強化。帯色を緑系にして区別している、


 往路と同じ橋から、同じ高速道路の橋を見る。平日の午後5時とあって、交通量の多さから渋滞していた。


 ビルの隙間から東京スカイツリーに見守られながら、錦糸町で各駅停車の線路から分かれていく。後残す短い距離は地下トンネルに入るため、降りる準備をしておこうか。


 木更津からグリーン車で優雅に84分、東京の総武地下ホームに到着。ここからは横須賀線の普通となり、多くの客を乗せて発車する。

 さて、どうも小腹が落ち着かない。新幹線に近い八重洲口にはマクドナルドがあり、3月に朝専用のマックグリドルを食べていた。今回行程で残すは名古屋までの新幹線移動だけとなっており、夕食などどうするか考えようか。

(つづく)