2023年7月5日(水)午後0時38分頃 千葉県木更津市・木更津駅
(S)JR乗車券:木更津→上総亀山 680円
久留里線は東京近郊にありながら、ICカード利用には対応していない。このため木更津から乗っていく際、乗車券を購入する必要がある。ならば名古屋まで帰還する分も含めて、窓口にある指定席券売機で買うとしよう。
7.木更津13:01発→上総亀山14:11着 普通933D/上総亀山行き キハE130-105
単行運転が可能なキハE130にして、これから乗る上総亀山行きは2両で入ってきた。過去に使用された気動車と同じくオールロングシートとなり、トイレも設けられていない。
見たところ乗客は多くも、沿線の高校であろう制服姿が多くを占めている。この久留里線そのものは終着で行き止まりとなっており、乗り継いで先へ向かおうということはない。席にありつけば、勝利は確信したようなものだ。
1駅目の祇園で早々に結構な降車がある。非電化の単線で線形もあまりよろしくなく、狭苦しいところに家々が多い。
2駅目の上総清川でも下車客が多い。やがて上を通っていくのは、東京湾アクアラインと館山自動車道を結ぶ連絡道だ。13年前は高速道路のETC割引が全盛期であり、渋滞が激しくあったのを覚えている。
やがて沿線は農地が多くなってきた。もう1つ上をまたぐ高速道路は、館山自動車道でいいだろうか?
横田は久留里線で交換可能な数少ない駅となっており、やはり降車客はそれなりに多い。有人駅ではあるようだ。
東横田から馬来田にかけては農地が多い。沿線では国道409号がところどころ出てきているのだが、東京湾アクアラインも国道409号の一部を構成している。
やがて国道410号など、農地の中を道路は歩道付きで走りやすい対面通行で貫いていく。久留里線は相変わらず線形のよくない非電化単線なので、むしろバスが並行して通っていたならばそのほうがいいかもしれない。
山間へ入ろうというところ、この路線名にある久留里へ。交換可能な有人駅である他、この久留里で多くは折り返していく。
ホーム中央に階段があり、構内踏切を介して隣のホームへ渡る方式となる。非電化のローカル線ではこのような構造をよく見かけるようだ。
乗客がすっかり少なくなってしまったところで、本数も少なくなっている山間部の末端区間へ進む。渓谷もあれば周囲の開けたところもあり、沿線に建物はほとんど見られない。
写真に収めるタイミングを逃しつつ、生い茂る木々が車体の側面を擦りつつ。上総松丘の次はいよいよ終着駅。ここもかつてそうだったのか、交換可能な構内構造だったように見える。
木更津から乗ること70分。久留里線の終着駅、上総亀山に到着した。今回は木更津で乗車券を購入して乗車しており、ワンマン運転であることから降車する際は運転手が乗車券類を回収することとなる。ワンマン用の整理券発行機は使用されず、駅で乗車駅証明書を発行してもらう方式。
ここまで乗車してきたキハE130の100番台、オールロングシートの車内。JR東日本が導入する新型電車と、基本的な内装は似通ったものだ。座席色などはE531系に似た赤褐色系ながら、ドア全体が黄色という特徴も。
(つづく)