めぐ「今回からは7月の東京ドームで、野球の翌日。またいつものように、そのまま帰るわけにいかず。…今回はどこでしょう?」

2023年7月5日(水)午前8時39分 東京都新宿区・快活CLUB新宿駅西口2号店

 後半の朝は東京都新宿で迎えた。ネットカフェの出発が朝8時半を回っており、新宿の発車予定が9時半となればあまり余裕もない。朝食については4月に入った日高屋を外しながら、程近いところの富士そばは休業している。


 とりあえず前夜の逆を辿るように、新宿のJR駅へ向かおう。駅からは西新宿のまちに向けて、多くの通勤客が来ている。


 ということで、前夜降り立った甲州街道の改札とは反対側。4月とほぼ同じように、スタートとしたい。朝食についても、駅で何か探そうと思う。



(S)JR乗車券:新宿→木更津 1520円
 先に、今回使用する券類を確保しておきたい。新宿から今回は、千葉に停車する成田エクスプレスへ乗ることとした。実際には渋谷から乗ったほうが、特定特急券扱いで安価になる。

(S)JR特急券:新宿→千葉 1090円
 今回は木更津まで乗車券を購入した。目的地はもっと先にあり、途中下車するようなスタンスである。ところが大都市近郊区間内で完結するため、途中下車ができない。ICカードでの直接利用もそうだが、区切るしかないのだ。


 さて改札内に入ったところで、何か朝食としていいものはあるだろうか。あったのは手軽に頂ける蕎麦店で、蕎麦のみならずカレー等もある。そうなれば話も早かった。



(A)EKI na CAFE・緑茶600ml(NewDays) 108円[軽]×2
 朝からがっつり付け足したカレーをごちそうさま。さて水分を確保できないままではよくないので、適当に仕入れておこう。それはそうと、JR東日本の店ではauPAYを使えてもポイントが付かない。


 これから乗りたい成田エクスプレスは5番線から発車するところ、向かう際に7・8番線のホームを介していくこととなる。この7番線には東京行き、あずさ4号が入っていた。


 5番線に来れば、相対的にあまり長くないであろう島式ホーム。実質は特急専用で使用され、5番線の『成田空港』と6番線の『東武日光』が案内で共存。


 ちょうど新宿で折り返す成田エクスプレスが入って来た。到着後は車内の清掃や点検などを行うため、すぐにはE259系へ乗車できない。


 待っている間、同じホームの6番線にスペーシア日光1号が入ってくる。JRに乗り入れ可能な東武100系のうち、金色が目立つ『日光詣』の塗装模様をした編成だ。


 豪華な車内設備が自慢の東武100系『スペーシア』。カラーLEDの行先表示などリニューアルされつつも、平成初期の登場だけあって古めかしさを隠せなくなってきた。東武では新しい豪華特急車両を導入するところ、JR直通の便はどうなるか。


 E259系もドアが開いて、乗車できるようになった。こちらも塗装変更が発表されており、現状の赤,黒,白に銀が加わるという。この編成は旧来の塗装である。見たところ、外国人客が多いようだ。



5.新宿9:39発→千葉10:27着 成田エクスプレス15号/成田空港行き モハE258-19
 普通車の車内も赤,黒,白でまとめられている。電源用コンセントは各座席ひじ掛けに装備されているが、2009年に登場した時点ではとても画期的な設備であった。当然ながら、背面テーブルも完備。


 案内用液晶画面は2画面式で、空港連絡特急らしく多言語に対応。動画広告は観光案内映像ぐらいで、ニュースなどは流れないようだ。車端部のみならず、車両中央部にも設けられている。


 東京までは主要駅が点在することもあり、比較的こまめに停車していく。かつての新宿系統は池袋や大宮へも足を延ばしており、より機動力が生かされていたことだろう。再開発が継続的に進められる渋谷に停車し、新宿と合わせて結構な乗客数となった。


 走行する『山手貨物線』は湘南新宿ラインや埼京線系統、2019年からは相鉄直通系統も使用する。本数が多いことで運行間隔も短く、速度はあまり上がっていかない。


 やがて大崎を通過する。ホームが左右ともなかったことから、すでに成田エクスプレスが事実上専用で使用する線路へ進んでいた。大崎ではこの線路のほか、横須賀線(品鶴線)へ向かう線路とりんかい線(東京臨海高速鉄道)が分かれていく。


 横須賀線の線路(品鶴線)が合流し、常磐線が折り返すのを横目に品川を通過する。これは先行する横浜発着系統が停車するためであり、続行する新宿発着系統はその必要性がないためだ。品川を通過してからは、横須賀線系統と同じく地下へ進んでいく。

(つづく)