2023年7月4日(火)午後8時9分 東京都文京区・東京ドーム

 初回表から満塁ホームランなどで5点を先制し、最大で7点差を付けながらも。満塁ホームランで2点差にまでして荒れ模様となり、5回裏までに2時間強を要している。写真はぶれてしまったが、この日は東北楽天を応援すべく著名人が訪れていた。

 6回表は3人目の宋家豪が、オリックスの攻撃を3人で終了させる。6回裏は1アウトから村林一輝がレフトへの二塁打、伊藤裕季也はセンターフライで2アウト。


 ここで代打に鈴木大地が登場。この場面で返すことができればというところ、ショートゴロに終わった。


 7回の前、球団歌が流れる。ビジター席には大阪からも応援団が参加するなど、この日3塁側は思った以上にビジターのファンが多かった。オリックスは近年主催試合を東京ドームで行っていないが、やはり全球団が主催試合を組めそうな東京ドームというのか…。

 7回表は渡辺翔が登板するなど、守備変更が多い。オリックスの攻撃は頓宮裕真が四球を選び、杉本裕太郎は見逃し三振。ゴンザレスがライトフライの後。若月健矢がレフトへのヒットも、1塁ランナーが3塁でアウトとなった。

 7回裏は阿部がマウンドにあがる。攻撃は3人で終了した。

 8回表は鈴木翔が登板。攻撃は2アウトから宗佑磨が四球を選ぶも、紅林弘太郎は空振り三振。

 8回裏は山﨑颯が登板し、逃げ切り体制へ。攻撃は安田悠馬がフォアボールを選んだところ、代打に島内宏明が登場もレフトフライ。小深田大翔もレフトフライ、村林一輝はライトフライに終わる。

 9回表は酒居がオリックスの攻撃を3人で終了させる。

 9回裏は平野佳寿で締めくくれるのか。伊藤裕季也のゴロをエラーで出塁も、鈴木大地はファーストライナーでランナーも飛び出し戻れずダブルプレー。浅村栄斗は内野安打となり、両チーム12安打ずつとなる。


 岡島豪郎はライトフライに終わって試合終了。結局4回裏までの得点数から、動くことはなく終わった。第三者としてみる分には、どちらかもう1点取れば随分とアレだった気がしてならない。


 ということで2023年のパ・リーグは上位と下位がはっきり分かれ、この日もそのとおりになっている。観客数は40502人となったようで、東京ドームの座席数が減少し完売なのに空席がとなれば数字以上かもしれない。


 5回以降は無得点で進んだのか、最終的に3時間30分で試合を終えた。試合終了後はスコアボード表記にならないままとなり、得点数だけが表示されることとなる。これは4月の埼玉西武主催試合も同じだ。


 ビジターチームなので勝利時にお立ち台は用意されず、インタビューも1人だけが原則。この日2本で6打点を挙げた頓宮裕真も、ホームでするような珍妙な挨拶はしていない。


 試合終了後はミニライブなども行われない。あるとするならば、事前申し込みによるグラウンド内での小イベントぐらいか。例によってもう少し場内でゆっくり過ごしてから、退出するとしよう。


 エキサイトシートは構造上の都合もあって出入りが制限され、外からズームアップさせて一応収まったか。座席は最近になってグレードが上がっており、千葉にある『グランドシーサイド・シート』に似たような造りと思われる。観戦時にはヘルメットとグローブが欠かせない。


 内野3塁側には『The 3rdプラチナボックス』が設けられ、こちらは白と黒のはっきりした4人席。高級そうな白色のソファーは奥行きも大きく、カップホルダーや中型テレビなども完備。こっそりと座ってみて非常に快適そうであった。この日は一般販売されていない。


 内野出入口付近にはかつて立見席が広がっていたところ、2019年オフ以降の大規模改修工事により高級な個室席となった。こちらの『マスカバナ』はグラウンドに面したところが、ソファーとテーブルなど設けたものとなる。グラウンドに面してガラスなどで隔てられることなく、臨場感を味わうことができるだろう。


 ホームベースに近いところは『マススイート』となり、構造はそれなりに異なっていた。こちらは手前がカウンター状となっているほか、奥側のテーブル席からも開放的に眺められそうだ。これら個室席について、この日は一般販売がない。


 さらにはこっそりと『ダイヤモンドボックス』へも潜入し、試しに座ってみる。最高級品質な座席だけあり、前後や左右の幅が大きくとられているのは勿論。革張りの黒い座席は、座面も背もたれもクッション性は抜群で快適そのものだ。この日はプレミアム指定席SSとして一般販売があった。

(つづく)