「今回は先日行われた東京ドームでの楽天スーパーナイターと、現地観戦した模様をお送りしましょうか。不思議と年間成績と1試合の東京ドームって、反比例する気がするんです。では遅ればせながら、ご覧ください…。選手名については敬称を略しています。」


2023年7月4日(火)午後6時0分 東京都文京区・東京ドーム

 スコアボード表記は4月の埼玉西武主催試合と同等な配置となり、チームカラーのみが異なることとなる。旧スコアボードでは文字色を白色から変えることができたのだが、赤色を主体にすることはなく。一新されて初の東北楽天主催試合でも白色ベースのままだ。

 そんな1回表、オリックスの攻撃。まずは中川圭太がレフトへのヒット。宗佑磨はライトへ、紅林弘太郎もレフト前ヒットが続きいきなり満塁。セデーニョが押し出し四球で先制し、まだ満塁が続く。


 0アウト満塁のまま、頓宮裕真の放った打球は左中間スタンドへ!満塁ホームランは観戦した試合では多分お初だったと…。

 杉本裕太郎はセンターフライでようやく1アウト。ゴンザレスはヒットを放ってまだ止まらない。若月健矢が送りバント、池田陵真もライトへのヒットで2アウト1,3塁。初回にして2打席目となる中川圭太だったが、内野フライに終わった。

 対する1回裏、東北楽天の攻撃は3人で終了。山﨑福也は上々な立ち上がりを見せていた。


 2回表は2アウトから、セデーニョがバックスクリーン左に飛び込むホームラン!これが来日初の1発となる。頓宮裕真もフォアボールを選ぶ。


 こうなれば杉本裕太郎にも期待となるところ、空振りの三振を喫する。

 2回裏は1アウトから、岡島豪郎が右中間フェンス直撃の二塁打を放つ。しかしフランコ、太田光が続けて空振り三振。3回表は1アウトから若月健矢がレフトへのヒットで出塁も、池田陵真はダブルプレーに終わる。


 試合開始から1時間程で、早々に点差が開いている。ライトスタンドと内野1塁側下段はぎっしりと埋まり、深紅に染まっている。チケットは完売しているはずだが、自由席となる内野上段は空きも見られた。

 3回裏は1アウトから小深田大翔がレフトへのヒット、村林一輝はライトへのヒットで1,2塁。伊藤裕季也がセンターへ抜けるタイムリーヒットで1点。小郷裕哉もヒットで満塁。

 浅村栄斗もライトへのタイムリーヒットでもう1点。岡島豪郎はゴロでホームへ帰れない。フランコもサードライナーに終わる。



(A)鶏炭火焼き丼(東京ドーム/塚田農場スタンド) 1000円[軽]
 3回裏に入って、先に確保していたもう1品を頂くとしよう。宮崎名物の鶏炭火焼きは、肉の表面を強火で黒く焦がしているのが特徴。時間が経過し冷めてしまったものの、炭火焼きらしい香ばしさは損なわれていなかった。

 温玉はやはり蒸されていたようだが、崩せばトロトロ感は健在。添えられた柚子胡椒なのか、適度に刺激的な風味を味わって頂けた。機会があれば、また食べて試したいな。

 4回表。2アウトから紅林弘太郎のライト前ヒットをエラーさせ、3塁まで進む。セデーニョがタイムリーヒットで再度5点差。さらに頓宮裕真が、この日2発目となる左中間への2ランホームラン!

 そうなれば杉本裕太郎にも期待したかったところ、結局この日は不発に終わっている。



(A)リングイッサ(東京ドーム/シュラスコレストランALEGRIA) 500円[軽]
 東京ドームに期間限定で出店する、ブラジル風の肉料理から1つ。まあ商品名を忘れようとも、特製ソーセージが2本といえば早い。太いソーセージは肉感もしっかりしており、ハーブやスパイスの風味も効いて美味しい。

 4回裏の攻撃。代打の安田悠馬がヒットで出塁して始まる。田中和基はフライアウト、小深田大翔は四球を選んで1アウト1,2塁。村林一輝がセンターへのタイムリーヒット。

 伊藤裕季也がレフトへのヒットを放って満塁となり、山﨑福が先に降板。小木田が登板した。小郷裕哉はファウルフライで2アウトも…。


 浅村栄斗の満塁ホームランが出てしまった!!先ほどの満塁ホームランがお初だったというのに、両軍がそれをというのはとんでもない。


 打球はバックスクリーン右に飛び込んでいた。実のところ、両軍とも満塁ホームランという試合は13年ぶりという。最大7点差が2点差まで来たところ、岡島豪郎はセカンドゴロ。

 5回表。9失点だった田中将はさすがに交代させ、内がマウンドへ。代打に出てきていた安田はそのままキャッチャーとなる。2アウトから池田陵真がフォアボールを選ぶも、中川圭太はセンターフライ。



(A)牛タンつくね(東京ドーム/シュラスコレストランALEGRIA) 500円[軽]
 もう1品はこちらだけ、同じブラジル風の店にして仙台から来てくれたような串モノ。鶏つくねに軟骨を入れて食感とするように、歯ごたえある牛タンで食感を与えるのか。美味しく完食できたのが全て。


 5回裏、3番手で登板したのは宇田川。育成から昇格して早々の前年8月に大阪で見た後、一気に日本代表の選手にまで上り詰めていた。この回はそのまま3人で終了させている。

(つづく)