2023年7月4日(火)午後4時10分 東京都文京区・東京ドーム
さあ、何か探そう。今回は内野下段の指定であり、1階の飲食売店に専念したい。飲料についてはペットボトルの持ち込みが可能なことから、あらかじめ麦茶を持参している。
先にこの日限定で販売され、仙台遠征で気になりつつ購入できずにいた『イーグルスチップス』を入手。パッケージされた菓子類なので、後まで取っておこう。
(A)スパムむすび(東京ドーム/RRainbow) 390円[軽]
ハワイや沖縄で『スパム』といえば、ポークランチョンミートの有名ブランドだ。こちらは単におにぎりとして合わせたに止まらず、甘辛いタレとも合わせ押し固めている。味がなかなかタイプだったが、これだけでそこそこ重量を感じさせたり。
(A)肉巻きおにぎり(東京ドーム/塚田農場スタンド) 500円[軽]
お次は宮崎料理の店による、宮崎名物料理の1つ。薄切りの豚肉をご飯に巻き付け、醤油のタレで焼き上げる。別の野球場で似た品を頂きたくなるように、こういう品は探したくなるんだこと…。
こちらもご飯がなかなか押し込められ、大きさ以上のボリュームを感じさせる。串に刺さって持ちやすいのも好印象だ。
(A)勝牛ホームラン丼(東京ドーム/牛カツ京都勝牛) 1380円[軽]
ローストビーフ丼と牛ソースカツ丼を、野球場の店で両方食べたくなったとき。選ぶべき品は決まっている。牛肉2品盛りのご飯には温玉と、白っぽくマヨネーズ風のようでそうならないソースがかかる。
牛肉のカツに熱が加わり、それがむしろ固すぎない絶妙な食感に仕上がった。カツのソースも結構甘味がある。おかげで上々だったはずのローストビーフが、完全なる脇役に追いやられて…。再調査としたくも、東京ドームにはまだ調べたい店が多々あるし。
もう1品については後程頂くとしよう。
何かと過ごすうち、そろそろ"発表の時間"となってきた。最初にこの日担当する審判団と公式記録員が発表され、以降スコアボードに表示されることはない。
さあ、いよいよ両チームのスタメン発表だ。各球団ごとに個性も現れ、演出共々最も楽しみにされる時間かもしれない。またよく見れば3塁側に東北楽天のロゴが表示されており、本拠地の仙台では3塁側をホームとしているのをそのままとしているかもしれない。
ビジター席はレフトスタンドのポール寄り、3区画分とされた。1人ずつ発表するごとに選手応援歌を、それぞれ1人ずつというスタイルをとっている。ビジター席はユニフォームの配布対象から外れているが、それ以外の3塁側やレフトスタンドでビジター応援が禁止されることはない。
東京ドームで表示されるビジター選手の"フォーマット"は、主催問わず共通となっているようだ。とりあえず前年に直接ホームランを目にし、本年もここまでホームランをある程度量産していることから杉本裕太郎にしてみた。
ベンチ入りメンバーは球団によって表示色が使い分けられ、オリックスのチームカラーが金色なことから黄土色系としている。
続いてホームの発表へ。仙台ではトランペット類の使用が禁止されているため、発表の際には個別応援歌をBGMのように流していた。東京では使用可能であるため、応援団が直接演奏している。
東京ドームの巨大化したLEDビジョンをフルに活用させ、1試合限定の特別演出としている。本拠地球場で使用する派生だろうし、特に現在は基本的にパソコンで作成し容易に編集できることだろう。それでもこの日しか見られない、特別なものだ。
スタメンに続き、ベンチ入りメンバーをビジョンに表示。東北楽天は赤色で容易に想像できたところ、通常より暗い色味をしている。
両チームスタメンの一覧表示はなかなか出てこなかった。
試合開始前のセレモニーにおける国歌は、この"祭典"でも特別なものとされることが多い。この日は東北ゆかりのオペラ歌手による斉唱と、楽天社員で構成されたオーケストラによる生演奏となる。
審判団と両チーム監督が最終のメンバー表交換へ。東北楽天は主催でありながらビジター用のユニフォームを着用し、配布されたのもビジター用のユニフォームであることから一致。東京ドームでは近年、これが定着していた。
東北楽天の先発マウンドは田中将大。前年の所沢(現地観戦)に続いて、直接目にすることとなったが、早々からまさかの展開に見舞われようとは…。すでに当日から1週間経過して、内容は分かっているだろうが続きはまた後日。
(つづく)