2016年4月9日(土)午後7時44分 大阪市北区・大阪駅
15.大阪19:45発→野洲20:45着 新快速3320M/野洲行き クモハ223-3022
 とりあえず座れるようなので、座っておこう。前期型とあって座席はやや厚みがあり、モケットは交換されていない。
さく「それで寝ると…。」
めぐ「…そう。」

 そのまま立ち客が目立つぐらいにまで乗車し、発車となる。新大阪の旧11・12番だったホームには、特急乗車向けとして立派な待合室を構えている。これからの工事で一時使用停止後、引き続き利用されている。

 高槻は往路と同様、外側の新しいホームへ。やはりロープ状の柵を上下させ、転落を防止する。京都には新しい駅名票が導入され、韓国語や中国語の表記もある。山科で分岐する湖西線の路線記号は[]。大津と石山、南草津は特に書くことなし。

 草津で路線記号[C]の草津線が分かれ、長らく続いた複々線もここまで。守山の次は、終点となる野洲。
なぎ「…もう着くのか?」
さく「乗り換えで降りるよ。」


 大阪から野洲はちょうど1時間。乗り換え先となる普通は隣から発車するため、時間が1分しかなくとも問題はないのだろう。
もも「ちょっと、何やってんのよ!?」
めぐ「ラッピングの証拠っていうか…、それ。」


16.野洲20:46発→米原21:21着 普通816T/米原行き モハ221-35
 西明石から高槻まで、快速として運行してきた普通。221系8両で、リニューアルはなされていない。座席はほぼ埋まっていたので、とりあえずは立ち席でいよう。現在221系は全編成のリニューアルが完了し、8両編成は東海道・山陽本線系統から撤退している。
さく「…これ誰が最初に座れるかってやる?」
もも「いいけど…、どうせ最初に座ろうって人決まってるわよ。」
めぐ「…そうかな?」
なぎ「…わかってるじゃねえか。」


 篠原で降りる人が少々いたため、座席が空いた。
さく「…あれ?」
めぐ「いいよ、先座っても。」
もも「…アンタどうかしてない?いつもなら真っ先に座るのにさ。」
めぐ「今までずっと立たせてばっかりだったし、たまには…。」
もも「そう?じゃあ座るけど、それでまた座れなかったって文句言わないでよ?」

 近江八幡でさらに降りたため、旅行班は全員座れたこととなる。この区間で新快速の停車しない駅は、基本的に相対式ホーム。上下線の間隔が開いているのは、以前あった中線が撤去されたため。駅舎も以前の田舎めいたものから建て替えが進んでいる。
さく「…何かない?」
もも「適当に音楽でも聞かせてもらったら?」

 野洲から米原は35分で、JR西日本はここまで。乗り換え先となるJR東海の快速へは、階段を上がっての乗り換えとなる。8分あるので、余裕はあるといえよう。
さく「…そう言って、はるかとか気になっちゃったり?」
めぐ「…今日結構見てたりとかするのよね。」


 乗ってきた普通と、米原まで来た特急『はるか』が5・6番線。これから乗る快速は8番線で、313系5000番台の6両。当初乗る計画で組んでいた新快速は7番線となる。


17.米原21:29発→名古屋22:41着 快速5526F/豊橋行き モハ313-5317
 後方は階段から遠いため、結構空席が多い。隣に入ってきた新快速は前後とも223系で、乗車位置によっては座席確保の苦労は避けられなかったか。
もも「ま、乗ったら寝ましょ。」

 西日本から大垣まで乗り入れた列車の後継は、1本前の快速だったりする。この直通列車に乗り継ぐプランを、勝手に"ゴールデンルート"とかなんだとか言っていたのだ。乗ったところで、あとは名古屋まで直行。することはもはや何もない。

 大垣からは乗る客が多く、岐阜で入れ替わる形。
さく「…次いつになる?」
めぐ「わかんないけど…、秋になってお呼ばれで行くぐらい?」
なぎ「金はわかったけど、間隔空いていいのか?」
めぐ「間隔っていうより…、ブログも完成したまま溜まっちゃってて。」
もも「それで原付は原付で行きたいとことか自分勝手に…。」
めぐ「来たかったら来てもいいよ?」
さく「そういや、普通免許で原付乗れるんだっけ。」


 米原から名古屋は72分。当初計画では大阪発のみが15分遅く、合計時間が161分となるはずであった。それはともかく、青色のLEDが遠くから明るく光ると美しい。
もも「そんなバカ言ってないで、もうラーメンもだめでしょ。」
なぎ「ラーメン10時半までだったな。」

 夜10時半以降に開いている店はコンビニ系だけ。食べる場所もないので、家に持ち帰ろう。

 広小路口に始まり広小路口で終わった、今回の青春18きっぷ日帰り企画。
もも「アンタがどうまとめるか怖い。」
めぐ「はは…。」
さく「でもさ、今回手軽っぽくってそうでもなかったね。」
なぎ「次あるなら、関空パスして紀州鉄道だな。」
めぐ「その前に東行くか、甲子園の阪神中日?」
さく「奈良は?」
もも「…最後オチ取らないで。」



 今回はこれにて終了。甲子園や奈良が実現するのは、もっと後の話だ。
(2016年春、忘れかけた関空と和歌山 おわり)


さく「と言うことで…、随分と先延ばしにしてしまっていた旧作は以上となります。写真枚数が多かったこともあり14回かかってしまいました。ここまでご覧いただき、ありがとうございました。」

 で…、また何か考えてるんだってね?

(鉄旅リターンズプラス450回記念 おわり)