(1)東北新幹線『やまびこ』の伝統的な停車駅って?

 東北新幹線が1982年に開業当時は大宮と盛岡を結んでおり、1985年に上野まで開業。東京へは1991年から乗り入れるようになっている。そんな東北新幹線では速達型の『やまびこ』と、各駅停車型の『あおば』が設定された。

 大宮から盛岡における基本的な『やまびこ』の途中停車駅は、宇都宮,郡山,福島,仙台,古川,一ノ関,北上。開業当初はくりこま高原,水沢江刺,新花巻が開業しておらず、仙台から盛岡まで各駅停車となっている。各駅停車型の『あおば』を仙台発着とし、盛岡発着の『やまびこ』と遠近分離を図っていたのだ。

 また上野開業後は水沢江刺,新花巻も開業。加えて超速達型『やまびこ』の設定があり、上野~盛岡の途中停車駅は大宮,福島,仙台のみとなっていた。さらに東京(,くりこま高原)開業後は超速達型『やまびこ』のうち、東京から盛岡までの途中停車駅が仙台のみというモノまで登場していたとも…。


 時は流れて2023年現在。超速達型が『はやぶさ』となり、大宮から仙台まで無停車となっている。

 また当時から継承するような盛岡発着『やまびこ』のほか、仙台発着の準速達型『やまびこ』。かつての『あおば』を継承する各駅停車型『やまびこ』と共に、郡山までの区間運転便となる『なすの』がある。

 盛岡発着『やまびこ』のほとんどは、東京から盛岡の途中停車駅が上野,大宮,宇都宮,郡山,福島,仙台~新花巻。その一部は大宮から仙台まで無停車だからと『はやぶさ』とされ、仙台から盛岡まで各駅に停車することから区別されている。

 なお盛岡発着『やまびこ』のごく一部は、各駅停車なことから『あおば』の後継とされる。

 仙台発着の準速達型『やまびこ』は、福島から山形へ在来線扱いで直通する『つばさ』を併結するのが基本。その中に1985年当時の超速達型『やまびこ』を継承し、仙台発着となる『やまびこ』も福島停車で1往復あった。


 結論。東京~盛岡で『やまびこ』の伝統的な途中停車駅は、上野,大宮,宇都宮,郡山,福島,仙台~新花巻。なおいこの文書は憶測と想像を含むので、その点ご容赦を。

(おわり)

(2)新幹線634号

 私的な事案の途中で思い立つ。634は"むさし"と語呂が合うこと、これによって東京スカイツリーの高さ(634m)となったことだ。新幹線でも634号を名乗る便があるので、調べてみたくなった。

 東海道新幹線、ひかり634号。新大阪から1本目に出る『ひかり』である。京都から新横浜まで、途中停車駅は米原,岐阜羽島,名古屋,浜松,静岡。途中で『のぞみ』を定期3本、臨時1本待避する。

 北陸新幹線で600号台は使われるも、あさまは632号までの設定だった。臨時便についてはここで述べないでおこう。

(おわり)

(3)名鉄1600系が現役続行となっていたならば側面方向幕をカラーLED式に換装していた説

(別件で使用予定だったイメージ画像。)

 名鉄1600系は1999年に登場した全車特別車の特急専用車両で、当時3両編成を組んでいた。2008年には一部特別車編成に転用させるため、先頭車となっていた各編成1両が早々に廃車されてしまう。新造した一般車と共に6両編成となっていたが、2021年までに特別車が差し替えられている。

 最長22年と長くない車齢だった間、側面行先表示は"幕"のままであった。差し替えた特別車の側面行先表示はカラーLED式であり、元となった2200系も特別車の側面行先表示を順次カラーLED式に統一してきている。

 1600系の側面幕は2005年頃から使用され、長らく『特急』ばかり表示されてきたこともあって『特急』の赤色が落ちてきていた。現役続行でも幕のまま交換というわけにいかないだろうから、先に交換されていた前面幕と同じくカラーLED式としていたかもしれない。

 さて…、3100系はどうする?

(おわり)