2023年4月19日(水)午後3時29分 静岡県伊豆市・修善寺駅
14.修善寺15:39発→三島16:04着 特急踊り子16号/東京行き モハE257-3507
先月乗ったE257系『湘南』は、元々『踊り子』向けに改造された9両編成である。今回乗るJR東日本直通、E257系の特急は5両編成だ。
車内もだいたい同じで、座席はモケットのみ青緑系の色に交換。窓側にはコンセントが追加された。荷物棚にはE657系で採用された、座席指定用のランプが取り付けられている。
熱海で後ろに連結するため、編成には10~14号車と表示される。こちらにはあまり乗らないまま発車。大仁まではカーブが連続しており、左側かはその様子がよくわかる。
大仁を出ると、左側に岩肌の険しく露出する山が聳えていた。
伊豆長岡を前にして、富士山が姿を見せてきた。川と共に国道136号が並走している。
特急は伊豆長岡に停車する。乗車する間の途中からは乗って来なかったが、2席ほどの指定席ランプは途中乗車が近いことを示す黄色になった。
伊豆仁田を通過する前にして、大場への停車案内が流れてきた。このあたりから三島市に入り、沿線の建物が多くなってくる。
三島田町からも乗ってこない。残す伊豆箱根鉄道の区間は僅かなので、当然だろう。
三島はJRのホームを発着とするため、伊豆箱根鉄道の線路から転線することとなる。このごく短い線路も特急しか利用されない。
到着した三島の1番線もまた、JRと直通する特急しか発着しない。ホーム途中でやや強引に転線したため、異質な形状を見せていた。この特急が1番線を使用する際、方向は問われずどちらも使用する。
立ち食いの店でなんとなく1つ。トッピング扱いながら、今回はみしまコロッケ単品で発注した。
(現)JR乗車券+新幹線自由席特急券:三島→名古屋 合計7910円
三島からは新幹線で一気に帰るとしよう。一部便の停車する『ひかり』はランダムで合わなかったため、各駅に停車する『こだま』に決まる。自由席はこちらが多い。
改札の中から新幹線駅へ続く通路は結構長い。動く歩道と一体化したエスカレーターは、ここが日本で初採用らしい。
気付けば発車が迫っている。三島では途中待避する便も多く、停車時間が基本的に長い。
15.三島16:22発→名古屋18:06着 新幹線こだま737号/名古屋行き 746-4
新幹線ホームは1面2線式の外側に通過線が設けられており、現状では国内唯一の配線となる。いたのはN700Sの初期投入編成であった。
空席はそこそこにして、適当にならば右側の車窓が眺められる。この日ここまで見守ってくれた富士山は、そっと隠れるように消えていった。
…かと思えば、新富士で再度姿を現す。新幹線乗車の際は着席方向もそうだが、なかなか天候も合わず見られなかったりする。
静岡である程度乗客が入れ替わった。正直なところ、今回することは全て終わってしまっている。ここまで先月よりは緩い行程だったが、詰めている箇所では詰めている。
ここまでの疲れで眠くなったのか、掛川を飛ばして浜松まで寝ていたらしい。西浜松に廃車目的で送り込まれた、211系やキハ85を見よう。
もう少しして浜名湖を見る。名古屋までは富士山など右側の景色に富んでおり、見所だろう…。
豊橋の新幹線ホームは2面3線と通過線という構造となる。東京方向にのみある側線の11番線は、使われることがあるのだろうか?
三河安城から名古屋にかけ国道23号が並走しており、平日の夕方とあってか流れがよろしくない様子。これだけ見れば完全に高速道路の渋滞風景だ。
さあ、今回の旅もそろそろ終わる。N700Sが駅に停車する際は荷物棚が光ることで、忘れ物防止に役立てられる。
名古屋に帰ってきた。到着後は回送となり、車両基地に引き上げられる。
新幹線改札を抜ける時点では乗車券として、まだ名古屋市内着で有効なまま残っている。
結局そのまま在来線の改札も抜けて、いつもと同じ広小路口で東京ドーム遠征旅行を締めくくるとしよう。
16.名鉄名古屋(18:34)発→木田(18:57)着 普通/佐屋行き 名鉄3754
平日夕方に名古屋駅から帰るという選択は、その弊害と強く伴う行為であった。津島線へ直通する特急は平日限定であったものの、発車時刻に合わず次は1時間後。結局は4両で混雑する一般列車に乗ることとなり、しかも混雑もあってやや遅れている。
(M)名鉄運賃:名鉄名古屋発→木田 300円
それでもラストは車窓から、美しい夕焼け空を見ながらとなった。
(白獅子の祭典 おわり)