(1)成田エクスプレス、汎用のC特急に統合したほうがいい説
成田エクスプレス用のE259系が塗装変更されることとなった。塗装イメージはある程度現状から継承しつつも、『SERIES E259』のロゴを大きく。シルバーもアクセントなモノとなる。運用も成田エクスプレスに限らず、多様な想定をしていることだろう。
要は255系を置き換え、E259系が房総半島の特急にも入るのではないかと。他にも651系を置き換えたことで波動用のE257系が足りなくなり、引退予定の185系が引退できないという事態も起こっている。よってそちらへも入るかもしれない。
そうするならばワザワザ成田エクスプレスなど、E259系の特急をA料金に据え置く意味が分からない。よく比較される西日本の『はるか』は、B料金となっている。東日本では全席指定が前提となる"C料金"があるので、もっと活用できればと。
それこそ指定席ランプを設置すべく、予備車両を求めてもよさそうか。E259系を単純に増備しつつも、現有編成の投入から時間を経たこともあって仕様変更することとなろう。とりあえず1000番台として、増備当初から新塗装はともかく。房総半島色としてみるのもどうだろう?
怪しいのはE257系となって以降に全席指定となりつつ、C料金にならずB料金のままとなった『草津・四万』。特に高崎線では『あかぎ』と同一区間(+同一車両)にして、料金が異なっている。そちらへE259系を投入し、差別化を図るのではとも考えている。
問題は閑散期や繁忙期の料金だろう。いっそ最繁忙期の400円増し以外、通常期でいいのでは?
(おわり)
(2)2023年3月末現在におけるJR東海一般車両の動向
2022年末時点では…
315系:0番台8両編成×8本
315系:3000番台4両編成×2本
211系:5000番台4両編成×20本(全編成健在)
211系:5000番台神領区3両編成×12本
211系:5000番台3両LL編成×16本
211系:5000番台3両SS編成×11本(全編成健在)
311系:4両編成×13本
このような配置状況となっていた。2023年1月以降の動きはどうだったか、各所から出てきた情報をまとめてみる。
年が明け、315系0番台8両編成2本が神領区に追加。これに伴って313系1000番台4両編成1本が、神領区から大垣区へ転属することとなった。合わせて神領区の211系5000番台3両編成も、2本が西浜松へ回送されて廃車となっている。
2月に入り、大垣区の311系4両編成1本が西浜松へ。この際に静岡を経ていたことから、少々の憶測を呼ぶこととなった。さらに神領区の211系5000番台3両編成も、引き続き2本が西浜松へ回送されて廃車となっている。315系も0番台8両編成2本が神領区に追加投入された。
ダイヤ改正を控えた3月も動きを止めない。313系1000番台4両編成がもう1本、神領区から大垣区へ転属する。同じ神領区にいた211系5000番台3両編成は、さらに2本が西浜松へ回送され廃車。
ダイヤ改正後に315系0番台8両編成1本が神領区に追加され、2022年度分の投入が完了。対する211系は神領区の5000番台3両編成2本が、改正後に西浜松へ回送されて廃車される。
2023年3月末現在の配置は以下のとおりとなった。
315系:0番台8両編成×13本(5本増加)
315系:3000番台4両編成×2本
313系:1000番台大垣区4両編成×2本(2本増加)
211系:5000番台4両編成×20本(全編成健在)
211系:5000番台神領区3両編成×4本(8本減少)
211系:5000番台3両LL編成×16本
211系:5000番台3両SS編成×11本(全編成健在)
311系:4両編成×12本(1本減少)
2023年度はHC85の繰り越し分が8両あるものの、合わせて14両。それ以外で新規投入される120両は全て315系となる。2022年3月改正時に投入された7本も非常時走行用蓄電池装置の搭載が進み、2023年は車両の動きが活発になることだろう。
ところで…、敦賀乗り入れはどうするつもりなんだい?
(2023年4月以降につづく)
(3)JR東海しらさぎ私案・番外~北陸新幹線米原ルートにおける米原駅~
(豊橋~)名古屋から敦賀のルートが(もはやライフワーク的に)どうなるか気になるところではあったが、そもそもの北陸新幹線が敦賀からどうするかという話について。以降の着工が見送られる中、どうもやはり米原への乗り入れの支持が高くなってきている。
そこで今回は米原駅へ乗り入れた場合、どのような形になるか。どうなってほしいのかを想像していく。
現状の新幹線駅は2面3線式ホームと、内側に通過線を有する構造となる。名古屋,東京方向のホームは1面2線となるも、定期ダイヤでは1線しか停車に使用していない。
ということで、乗り入れが決定した際は大規模な付け替え工事が開始されることだろう。最初は東海道新幹線の上り通過線を新幹線駅工事に干渉させないよう、現状から大きく外側へ移動させることとなる。
通過線の内側に新幹線駅として2面4線のホームと、北陸新幹線の使用する留置施設を設けようか。東海道新幹線上り停車線,北陸新幹線発車線,北陸新幹線到着線,東海道新幹線下り停車線。それぞれ1線ずつ使用し、ホーム移動を最小限にして乗り換えられるようにしよう。
到着後に引き上げるため、留置線も欠かせないか。北陸新幹線として2面4線にも可能なよう考えたが、ダイヤが結構干渉しそうなので実現の際も線路がつながらないかもしれない。そして最も在来線側が下り通過線となる。
実はライフワーク的な、しらさぎ構想も将来的に影響してきたり。JR東海在来線が米原で折り返すならば、もはや違いが大垣~米原が通過か各駅停車かしかなくなるのだし。…なんだコレ。
(おわり)