2023年4月1日(土)午後1時55分 大阪市西区・京セラドーム大阪
東京ドームでオープン戦を観戦してから2週間後。野球世界一への興奮冷めやらぬまま、日本プロ野球が開幕。開幕2戦目にして、大阪で現地観戦にいそしむこととなった。
1回表、横浜DeNAの攻撃。先頭の佐野恵太がセンターへ抜けるヒットを放つ。宮﨑敏郎が三振の後、楠本泰史が四球。牧秀悟のサードゴロで2アウト2,3塁となり、ソトが右中間へのタイムリーツーベースで横浜DeNAが2点を先制!
桑原将志もレフト前へ運んでもう1点。伊藤光もレフト前ヒットで1,3塁となり、森敬斗が二遊間を抜けるタイムリーヒットで4点目。先発登板前に打席が回ったガゼルマンはライトフライで、ようやく終わった。
1回裏、阪神の攻撃。こちらも近本光司が左中間を抜けるツーベースで始まる。中野拓夢のセカンドゴロで3塁に進み、ノイジーが二遊間破るタイムリーヒットで来日初打点という。大山悠輔も右中間へタイムリーツーベースでもう1点。
佐藤輝明がフォアボールを選んだ後、新人の森下翔太がヒット。これがプロ初ヒットで初打点という。初回にして4点差が1点差となったところ、梅野隆太郎がダブルプレーで終わってしまった。
2回表。1アウトから宮﨑敏郎がレフトスタンドへのホームランで突き放すも、その後はどうだったか。代表で活躍した牧秀悟にこの日、当たりが出なかったことは…。ヘルメットに採用された艶消しのメタリック塗装はなかなか新鮮だ。
2回裏、小幡竜平がライトへのヒットで出塁。秋山拓巳が送った後、近本光司のゴロで3塁へ。中野拓夢がライトへ抜けるタイムリーヒットで1点差に戻す。ノイジーはショートゴロに終わった。
3回表は3人で終了。
3回裏は1アウトから佐藤輝明が四球を選び、2塁へ盗塁を成功させる。森下翔太、梅野隆太郎が共にセンターフライで続かない。
4回表は3人で終了。ガゼルマンに代打を送ったため、2番手として坂本裕哉がマウンドへ。
4回裏は2アウトから近本光司が四球を選ぶも、盗塁は失敗に終わる。
5回表、宮﨑敏郎がヒットで出塁。以後は楠本泰史がファウルフライ、牧秀悟はセンターフライ。ソトもショートへ高々とフライを打ち上げてしまった。
5回裏、中野拓夢が四球を選ぶ。ノイジーがレフトフライの後、大山悠輔がサード横を抜けるヒットで1,3塁。佐藤輝明がセンターへの犠牲フライで同点となった。森下翔太はライトフライ。5失点しながら5回まで投げ切った秋山から、村上頌樹へマウンドを交代。
6回表。桑原将志がレフトへ二塁打も、伊藤光はサードゴロで進まず。森敬斗は送りバントを決めて2アウト3塁。
代打に大田泰示が送られた。この場面で見逃し三振に終わり、勝ち越しはならない。
6回裏のマウンドに上がるは三嶋一輝。梅野隆太郎がバットを折りながらもセンター前へヒット。小幡竜平が送って1アウト2塁。
代打に出てきた渡邉諒は空振り三振で2アウト。近本光司がレフトへのヒットも、ホームでアウトとなりこちらも逆転はならず。
7回表、3番手で登板した岩崎優が3人で終わらせる。
7回裏は4人目の伊勢大夢から、中野拓夢がヒットで出塁。ノイジーが空振り三振、大山悠輔も見逃し三振で2アウト。佐藤輝明はセンターフライに終わる。
8回表は4人目となる浜地真澄の前に3人で終わった。
8回裏、5人目はエスコバー。1アウトから梅野隆太郎がフォアボールを選び、代走の植田海が盗塁成功。小幡竜平のゴロを悪送球させ2,3塁となったところで、代打に原口文仁が登場。
サードへファウルフライに終わるも、近本光司がフォアボールを選んで満塁。中野拓夢は空振りの三振に終わり、またも勝ち越せない。
9回表、5番手のマウンドは湯浅京己。2アウトから代打の戸柱恭孝がライト前ヒットも、佐野恵太はピッチャー強襲のセカンドゴロに終わった。
9回裏に登板した入江大生がこの日チームで唯一3人で終わらせ、延長戦へ。日本プロ野球の公式戦ではタイブレーク制度など採用せず、そのまま最大12回まで進めることとなる。
10回表に登板した石井大智は3人で終わらせた。
10回裏は森下翔太がフォアボールを選び、代打の木浪聖也が送って1アウト2塁。小幡竜平のゴロで3塁に進むも、坂本誠志郎がレフトフライに終わった。
11回表は加治屋蓮が登板。1アウトから桑原将志がヒットを放つも、代打の大和がバント失敗でダブルプレー。
11回裏、7人目のマウンドは森原康平となる。2アウトからノイジーがレフトへ抜けるツーベースも、大山悠輔はファーストフライ。
12回表まで来た。ここまで7人つないでおり、最後に登板するのは富田蓮。2アウトから佐野恵太がセンターへ抜けるヒットも、宮﨑敏郎が見逃し三振で横浜DeNAの勝利はならず。
ということで12回裏はどうなろうと、山﨑康晃が登板するしかない。
それは2アウトから、代打の糸原健斗がライトへヒットを放って始まった。1発がないならば、ひたすらつなぐしかない。小幡竜平がフォアボール、坂本誠志郎はレフトへのヒットで満塁にする。同点で延長最終回、裏の攻撃で2アウト満塁。この次はなく、本当の本当に最終打者。
近本光司がセンターを越えるサヨナラヒット!開幕2戦目は劇的な幕切れとなった。
野球観戦した試合内容については以上。もちろんそれだけには終わらず、現地でのあんなことこんなこと。道中での出来事もある。そちらについては、また後日紹介できれば。
(大阪の開幕第2戦 つづく)