2016年9月17日(土)午後6時2分 三重県いなべ市
5.西藤原17:52発→近鉄富田18:37着 近鉄富田行き 102
東藤原を出ると、再び山めいた田舎路線の景色となる。日がさした時間もあったものの、全般に雲が多かった1日。遠くに見える山々も雲をかぶり、幻想的といえば幻想的。
めぐ「桑名から亀山回って津までJRでってのも考えれたんだけど…。」
もも「また面倒臭いこと考えちゃってさ。」
なぎ「それぐらい…。」
さく「ま、楽しみ増えたし。いいでしょ。」
もも「それでよ?アンタがいう用事とか、寄りたいとこって結局どこだったのよ?」
めぐ「ココストアなくなっちゃうってことだけど、いくつか看板変えて残ったりとか。」
なぎ「あったな、そういえば。」
ファミリーマートに吸収され、消滅したはずのココストア。一部店舗はファミリーマートに転換されず、ミツウロコグループへと譲渡。転換されなかった店舗について9月から『タックメイト』として新たなスタートを切り、結果として"存続"したといえる。今回最初に寄った桑名木曽三川公園店もその1つ。
さく「それで買って食べたと。」
めぐ「ちょっと買いすぎて…。」
もも「アンタはそういう加減をもうちょっと考えなきゃね。」
なぎ「…だったらわざわざ別でよくないか?」
めぐ「もう1つ、通りたかった道?」
通りたかったのは国道258号。桑名市に入ってから少しして片側2車線となり、桑名市街に向けての12kmほどはさらに走りやすい。小刻みなアップダウンの中、桑名東インターから先は上りが続く。イオンモール桑名付近は立体交差が続き、信号もなく高規格道路の様相。
さく「それで走ってきたら遅くなったってわけだね?」
めぐ「ここ通ったら向きちょっと違うけど、258全部通ったことなるかなって。」
もも「そんなもんさ…、それこそ別でいいわよ。」
日は完全に沈み、次第に暗くなっていく三岐線。丹生川は貨物車両が保存されるも、カメラに収めるタイミングが合わない。近鉄富田に向け、車内は次第に乗客が増えてくる。
もも「時刻表は?」
めぐ「…今日はないけど。」
特に通常使用する紙媒体のものでは近鉄が特急のみ対応とあって、この場所で直接調べ直すのは現実的でない。そこで後に調べると、西桑名11:05発に乗れば阿下喜→桑名→亀山→津を経て近鉄富田16:37発に乗れることがわかった。
さく「ま、今だってスマホ媒体あるし。」
めぐ「使えばいいんだけど、通信料?」
なぎ「それはあるよな。」
もも「…誰よガラケー派だとか言い張ってたのは?」
四日市ジャンクション付近に差し掛かる。新名神高速は四日市ジャンクションから東海環状の東員インターへのルートがこの年8月に開通し、途中の新四日市ジャンクションから鈴鹿トンネルまでの区間は2019年まで完成を待つこととなる。LEDの案内には"東員出口"と書かれたものが当時手前にあった。 しかしながら9月後半の夕方6時半、既に外は暗く写真写りがよろしくない。
45分ほどで近鉄富田に戻ってきた。そのまますぐ隣に来た普通に乗るのもよくないので、ここまで回収されることなく残っていた片道乗車券を改札機に投入。すっかり暗くなったこと、時間がそれほどないことから看板だけで終わり。
もも「アンタらやっぱりおかしい。」
めぐ「別にもういいよ?他誘うわけでもないし、乗りたいの乗るだけだし。」
さく「これでもう10年やってきたんだし。」
(M)近鉄運賃:近鉄富田→桑名 260円
せっかくmanacaを持ってきているので、復路はそれを使おう。
6.近鉄富田18:45発→桑名18:57着 普通/近鉄名古屋行き 1260
来たのは往路と異なる形状をなす2両編成で、これまで乗ってきた車両と比べて新しいタイプ。車内の雰囲気はさほど変わりあるというわけでなく、座席そのものの造りはいい。
めぐ「一応、バリエーションは増えたし。」
さく「何さ、バリエーションって?」
なぎ「…そういえばこっち乗ってないよな?」
もも「…いいんじゃないの?」
次の川越富洲原で通過を待つため、停車時間がある。急行が停車しないにもかかわらず待避線と橋上駅舎があり、立派な構造となっている。
もも「いい加減、固定概念を捨てなさいって。」
往路より少々時間をかけて桑名に到着。名古屋線の普通は白塚から2時間以上かけて、名古屋まで各駅に停車していく。急行が主に走っていることから、長時間長距離乗車は考慮しなくていいのだろう。
特急は従来型車両の4両。前面塗り分けパターンが30000系ビスタEXと同様にして、2階建て車両の連結がないことから12400系以降となる『サニーカー』だとわかる。現在はさらに異なる塗分けとなった。
めぐ「…こっちも乗ったほうがいいかも。」
もも「…もう好きにして。」
さく「次回は奈良でお会いしましょう。」
なぎ「おい、勝手に終わるな。」
今回の"鉄道旅行"はこれにて終了。では駅北の自転車駐車場から原付を取り出し、後部に貼り付けたシール状の一時利用券を出入口ではがしてもらう。エンジンを外で起動させ、そこから国道の続きへ。
国道258号 安永(桑名市)→国道23号交点(桑名市)
側道から、高架構造の本線と合流。引き続き片側2車線となり、程なくすると国道23号としての分岐箇所となる。名古屋方向は左の側道、伊勢方向は一旦直進して高架道路へ。この高架道路までが国道指定されている。
国道23号 国道258号交点(桑名市)→稲荷西(弥富市)
さあ、長島温泉の花火は8時から。原付であまり遅くなってもいけないので、帰ることとしよう。最終的に原付でも走行距離が60km弱に達するなど、コラボらしいといえばコラボらしい。そんなものとなったとさ。
(原付と三岐鉄道を半日乗り放題 おわり)
管理者代理「今回は以上となります。ご清聴ありがとうございました。」