2014年2月27日(木)午後3時58分 三重県四日市市・近鉄四日市駅
大阪難波行きのビスタカーは停車駅が多いタイプとなり、後ろに通常の特急車両をつなげた8両となった。
まき「さっき買った人のですね…。」
8.近鉄四日市16:09発→近鉄名古屋16:38着 特急7414/近鉄名古屋行き 22105
昔に何度か乗った近鉄特急だが、このタイプ(22000系)は過去に当たった記憶がない。4両の最後尾が4号車であり、四日市をほぼ満席で発車。
テーブルは背面になく、ひじ掛けに内蔵されている方式でやはり使いづらさは否めない。リクライニングの利きはよいようで、座りもよく足元に十分な余裕があるので良しとしよう。
めぐ「…なんか妙な音。」
この車両は同時期に登場したノンストップ特急車両と共通するものがあり、デッキ仕切り戸辺りにLEDの案内表示があるほかに自動放送まで備えている。
まき「…前ってどうなんでした?」
めぐ「…前ったって15年ぐらい前ぐらいかな?これに当たったことないけど。もっと古いの。」
さて、列車は田園風景の中を走る。
めぐ「ちょっと今日、昼にお金かけすぎたかも…。」
まき「去年色々やったんじゃないんですか?」
めぐ「まあそうだけど。今日も昼代抑えめにしてたら、豊田市からバス乗れたかも…。」
まき「…よかったんですか?」
めぐ「まだ9月の分終わってないからそんなに先延ばしにできないし。」
まき「九州でしたよね?」
その後は2013年9月『九州リベンジ』の話をする。この旅行記はかなり大作を見こんだこともあり、編集期間も長期に及んでいた。
めぐ「…それで、6月まで特に予定入れないかも。」
まき「…いいんじゃないですか?」
桑名到着前、車内チャイムと共に自動放送が流れる。北勢線はまたの機会にしておいて、桑名を出た後は名古屋まで通過オンリー。さようなら三重…。
もうすぐ名古屋。終点だけあってか車内チャイムもテイストが異なる。そしてやはり自動放送。
めぐ「なんか乗った感じするよね。」
まき「そうですかね…?」
めぐ「…なんでだろう?後ろ向き展望席もそうなのよ。」
改めて、今回乗車した22000系の車内を見よう。同時期に登場した特急車両と共通するモノトーン調であり、天井も間接照明を採用。デッキ仕切り戸横の号車表記と共に、上部にもLEDの案内表示が設けられた。
この22000系は2015年からリニューアルがなされ、2020年に全車両の工事が完了。背面テーブル付きの座席に交換されたほか、車端部のLED案内は大きくなってカラー化もされている。
またカラーリングも従来のオレンジ系から、白色ベースとなった。新しいカラーリングは2020年に引退した12200系を除き、他の汎用特急車両へも波及。統一されている。
名古屋までの29分は短いように思いながらも、結構充実した感を残して到着。近鉄特急の"エース"に乗れて本当によかったと。折り返しはそのまま回送されるようだ。
あい「今日はありがとうございました。」
めぐ「まあ…、色々残念だったけどね…。」
ひな「全然よかったじゃないですか。」
まき「…またお願いします。」
ではここで解散…?
(近鉄電車と愛しきナローゲージ2014 つづく)
ひな「ということで改めまして、2023年に帰ってきました。本文で追加したように、あれから様々な変化がありました。当時は存続か廃止かという議論もあったようで、最終的に第3セクターで存続となっています。」
新会社『四日市あすなろう鉄道』が設立され、2015年から新会社による運行へ移行。乗車券の扱いも2014年当時から大きく変化した。ということで形はどうあれ、無事に存続が決まった四日市の762mm幅。
さて2009年秋とは少し変えた今回の話。諸条件あって向かったのが、日永から1駅だけ盲腸線のように分かれた西日野であった。路線名が『八王子線』となっているのは、かつて伊勢八王子まで路線があったことに由来。西日野から先が廃止されたのは1976年らしい。
それとやはりリニューアル後はまだ乗車を果たしておらず、乗っておかねばならないという考えは尽きない。皆様も廃止議論が再浮上する前に、お早めにご堪能してみてはいかがだろうかと。
ところでもう1路線あった、通年乗車可能な三重の"ナローゲージ"は三岐鉄道北勢線。そちらは2016年に乗車を果たしているので…、その話も流れで進めるほうがいいだろうか?
こうしてこれまでとは志向を変えてみた今回…。
ひな「実はまだ終わってないんですよね。もうちょっとだけ誘われてしまいました。あんまり関係ない話ですので、流してもらっていいと思います。」