2014年2月27日(木)午後1時10分 名古屋市中区・金山駅周辺
 ここからは名鉄でもよかったのだが、JRで名古屋まで乗ることにしよう。
あい「…寒くない?」
めぐ「今日そんなにかな?」


4.金山13:16発→名古屋13:21着 普通140M/名古屋行き モハ210-5022
 中央西線の、特に変わりない211系。座った感じは悪くない。
めぐ「…それだけ。」


 5分で到着し、折り返しは中津川行きの快速となる。東海道線ホームにあったフルカラーLEDの乗車口案内が、在来線ホームすべてに設置された。
あい「そうなの?」
めぐ「…今見たんだけど。」

 隣は元セントラルライナー用の313系8000番台で、普通高蔵寺行き。


 座席は転換式クロスでリクライニングもないものの、セントラルライナーでは料金を取っていただけあって設備は特急車両とも比較できるようなものを備えている。車端部の"セミコンパートメント"は優先席となり、ヘッドカバーがオレンジ色になっている。


 そして驚くことにこの車両、2022年改正で静岡地区へ転用された。同時に運用される211系はトイレがなく、長距離利用もそれなりに多いことから必要とされたのだろう。

 この車両が臨時快速『きそスキーチャオ』に使われるのを期待しており、どうやら使用された実績はあるようだ。もっともスキーリゾートの運営会社が変わっていたらしく、2014年時点では列車そのものが設定されずに冬は終了。スキーリゾートも後に営業自体が行われなくなっている。

 さあ、今日は近鉄に乗り換えよう。

 乗り換え口は地下にあり、そのまま近鉄のホームとなる。近鉄名古屋から西日野は片道630円だが…?
券売機「このカードは利用できません。」
めぐ「…あれ?」
ひな「ダメなのかな…?」
まき「じゃあ一度出るしかないですかね…。」

 結局改札口から一度出るべく、一度地上に上がることに。案内はあるので沿っていけば問題ない。

 旅行班とあまり縁のない近鉄電車。四日市まで特に捻ることなく、急行に乗るとする。時間もないので、ICで直接入場し…。
めぐ「…ごめん。」
まき「何、何ですか?」
ひな「内部線とかってIC使えないんでしたっけ?」
あい「…入っちゃった?」
めぐ「…そのまま入っちゃった。」


5.近鉄名古屋13:41発→近鉄四日市14:15着 急行/松阪行き 2815
 とりあえず6両で運転される急行に乗る。後方の4両はいわゆる"L/Cカー"で、仙石線にあるような"2WAYシート"と同じ構造ながら形状が異なっている。長距離列車に必須のトイレは中間車にある。
めぐ「空いてないかな…?」

 

 

 結局運転席後ろの席となった。車端部のロングシート部分も同様の形状をしており、背もたれが高くヘッドレスト付きと豪華仕様。座りも申し分ないものの、いかんせんヘッドレストが硬い。
めぐ「…見た目813なんだけど。」
ひな「九州ですか?」
めぐ「乗ってるからわかるのよ。」
まき「さすがに九州のは硬くないですよね…?」
めぐ「大丈夫、もっと硬いのあるから。」


 ヘッドレストはこれくらいにしておこう。急行は名古屋市内にある途中の6駅をすべて通過。(近鉄)蟹江まで無停車、最高速度100km/hを出すなど急行は速い。かつては蟹江も通過して(近鉄)弥富までノンストップ運転だった。


 雨が降り続ける中、木曽川を渡って三重県に入る。今回考えたのは八王子線だけでなく、それ以外にもいくつか候補があった。
めぐ「長島温泉とかも…。」
ひな「温泉いいですね。」
めぐ「…私がバスも好きだってこと。」
ひな「知ってます。」

 長島温泉へは名古屋駅から片道1000円のバスが出ており、往復運賃は1700円となっていた。2023年時点では片道1200円、往復2000円となる。一方、桑名からのバスは当時片道500円で往復割引はない。

 ついでに日帰り入浴の『湯あみの島』を利用する場合は『ナガシマスパーランド』(入場のみ)とセットとなっており、2023年3月現在15時からは1600円。19時からは1100円ととお値打ちになる。(岩盤浴を含めない場合)
まき「本当私なんかが温泉に呼ばれちゃって…。」
めぐ「まあ自分の分は自分で出すんだけど…。」

 結果、予算オーバーとなるために断念するに至った長島温泉。
めぐ「それともう1つが豊田市。」
まき「豊田市もバス?」

 豊田市内から名古屋行きのバスに乗るとすると、これも当時片道1000円程度かかっていた。実際のところ最近は東名高速の一部区間に飢えていたため、構想に入ったのだ。なおこの路線は2016年3月に乗車後、2020年に廃止されている。
めぐ「…これもダメよね。」
まき「でも1人、関行ってからバス乗ったって…。」

 それがちょうど1年前の話。関市から先、美濃市も予算オーバー気味となった。

(つづく)