2018年2月12日(月)午後5時5分 愛知県豊田市・豊田市駅を出発
8.豊田市17:05発→赤池着 路線バス/新家経由赤池行き 名鉄バス1531
 乗客は少ないまま発車。やはり人数などを細かくメモ用紙へ記載するのは面倒なので、ここからは軽く流す程度としたい。
あい「あ、やっぱり…。」


 バスは県道520号を走行しており、これはバイパス開通前の国道153号である。
ひな「そうなんですか?」
めぐ「前に通ったことあって…。」


 昨年5月に原付シリーズで県道231号から豊田市へと走行しており、今回は逆方向となった。バスはそのまま直進し、県道520号を引き続き走行。日暮れは着実に進む、2月の夕方5時過ぎ。


 夕陽を探るうち、刈谷ハイウェイオアシス西口で触れた県道54号へと進路を変える。イオン三好アイモールを傍らに、国道153号(豊田西バイパス)と交差。
あい「…こっちが好きなんだ?」
めぐ「なんか…、気になっちゃう。」


 三好のバス停を前にして県道54号から離れる。その後は回りこむようなルートを取っており、県道54号と交差。バスは県道218号を進んでいく。


 そして国道153号は豊田西バイパスとして、高規格道路らしさを見せている。原付シリーズでこのような道を選びたくなってしまうのが、困った性格である。


 和合ゴルフ場前を最寄とする『和合温泉湯楽』。2017年11月26日(ふろの日)に受け取ったサービス券は、使わずして有効期限を過ぎてしまったもの。なお『和合温泉湯楽』は2020年5月に閉業した。
涼子「…あれ、どこ?」
めぐ「…結構来たっぽいかな?」

 最後は『プライムツリー赤池』のほうへと進み、バス停をパスしてそのまま赤池駅まで乗る。
ひな「そろそろですよ、たぶん。」


 運賃は鉄道利用より高くなり、豊田市から670円となった。景色そのものは時間帯もあって、雰囲気共々なかなか楽しめたものだ。
涼子「…なんで乗ったのよ?」
ひな「決めてなかったからでしょ、センパイが。」


 前面の行先表示部分が出っ張っており、黒い窓ガラスと黒いサッシとともに"らしさ"を見せる形状。第1印象がよろしくなくとも、見ていくうちに愛おしく感じられるのが不思議。
あい「わからないから、次。」
めぐ「もう完全フリー。」


 赤池駅を発着する路線バスは、名鉄バスだけで複数(豊田,知立,名古屋)の営業所にまたがるというもの。ここからは長久手古戦場へと向かうことが出来る。一方で日進市に位置するためか、名古屋市営バスは全く乗り入れない。
めぐ「…地下鉄で帰ろうかな?」
あい「バスあっさり捨てるんだ…。」


 地下鉄で帰ろう。名鉄と名古屋市営地下鉄で共有する地下駅は、1出入口にだけ年季を感じさせる駅ビルがかかっている。
めぐ「…ごめん、自分でもたまに何言ってるかわかんなくなっちゃって。」
涼子「だったら、さっさと行きましょ。」


 2面3線の島式ホームであり、両側にホームのある2・3番線は赤池発着便が使用する。降車専用となる2番線も、LED式の発車案内が取り付けられている。豊田市へ向けて発車したのはN3000系であった。


 駅番号は両者とも、異なるフォーマットで表記される。正直なところ地下鉄連絡路線では、駅番号を統一(通し番)できたようにも思えるもの。
涼子「…別でいいんじゃない?」
めぐ「でも…、せっかくなら合わせたほうがよくない?」


 というのも、地下鉄鶴舞線と名鉄豊田線はほぼ一体で運行されるためである。名鉄を基準に振りなおすか、先に制定した地下鉄に合わせるか…。



9.赤池18:16発→伏見18:41着 鶴舞線/上小田井行き 3752
 入ってきた3050系には、結構な客が乗っている。どうも通常パターンは、豊田市発が上小田井行き。名鉄犬山線へ乗り入れるのは赤池始発になる。
あい「…着く頃に起こして。」
ひな「なんか…、寝過ぎるのもよくないそうですけど?」

 乗ったらもうすることはない…。
涼子「…降りるよ。」
あい「…そう?」


 伏見までの乗車時間は25分。東山線へ乗り換える際に使う階段かエスカレーターは長く、古めかしいまま天井が高いこともあって不思議な感覚。
めぐ「逆だと…、地下深い洞窟みたいな?」
涼子「…例えがよくわかんない。」
ひな「普通に今、上へ上がってますよね?」


 2018年2月12日時点で、コンビニ売店はまだ『サークルKミニ』として残っていた。
あい「…買わなかったけど、いいの?」

 しかしながら東山線藤が丘方向は、2018年2月12日時点で既に『ファミリーマート』へと看板が変わっている。コンビニ業界再編も一因だろうが、名古屋市営地下鉄駅構内においては店舗ブランドを統一しない方針らしい。なお2018年11月末までに『サークルKミニ』は全て撤退している。
めぐ「こういうの…、競争っていうかな?」
涼子「近所じゃそうでもないけど、街中とかだとコンビニいっぱいあるもんね。」


 伏見地下街への通路もまた、無機質ながら興味を煽られる。この通路は地下街の営業時間と連動しており、利用できるのは朝7時半から夜10時まで。日曜日と休日は利用できない。
めぐ「なかなか…、ね?」
あい「…行ったの?」
めぐ「前にトリエンナーレで、トリックアートとか。」

 なお2019年の『あいちトリエンナーレ』は"参戦"しなかったが、とある騒動が起こっていた。この影響もあり、2022年以降は国際芸術祭『あいち』に名称を変更している。

 


10.伏見18:47発→千種18:53着 東山線/藤が丘行き 5566
 もう1つ、千種から勝負しようか。気づけば東山線ではホームドアが整備されており、従来型車両の制御方式も若干変化している。後期型はドア上に位置案内があり、座席も硬いのが特徴。先進性に好意を抱いたのも、今は昔。
(つづく)