2022年12月28日(水)午後6時4分 広島市南区・広島駅
新幹線の改札に入り、コンコースに店はそこそこあるだろうかと。さて東海道から山陽へ直通する『のぞみ』と、山陽から九州へ直通する『さくら』。山陽新幹線での速達性と、山陽新幹線での快適性。両者は棲み分けができているように思える。
今回は新神戸まで『みずほ』の指定となっており、特に山陽と九州を直通して速達性も重視したモノとなる。本数は総じて多くなく、比較的希少性が高い。とりあえずこれにて、東海道・山陽・九州新幹線の"全列車名"を制することとなりそうだ。
9.広島18:12発→新神戸19:24着 新幹線みずほ608号/新大阪行き 787-8501
薄い青色地に金色と紺色の帯を巻く、8両編成の車両が九州から入ってきた。そして番号を気にしないまま乗り込み、この車両がJR九州の所属だとわかる。指定席そのものは総じて"民族大移動"の向きと逆であり、比較せずとも余裕を感じさせる。
もうこの時間では景色もまともに見られないからと、適当にランダムで指定したところ左側の窓側であった。復路の新幹線はもう、新神戸どころか名古屋まで軽く流す程度にしてよさそうか。
そんなみずほ608号は福山にも停車し、広島から乗車したならば『さくら』とほぼ変わらない。ついでにあちらも山陽新幹線で最高300km/hを出すようなので、それこそ『さくら』と変わらない。
2列2列の座席が並ぶ指定席は壁面に木目模様を用いり、照明も(自由席共々)電球色系であることから夜間帯はムードある車内の雰囲気を演出してくれる。車内案内のLEDは本州用(16両編成)とやや異なり、英語表記が一部省略されたままとなる。
そのまま大都会、岡山へ。停車した際は位置が悪く、壁面しか収まらなかった。ここからの乗客も結構多く、山陽新幹線内のみでも速達便として成立することがわかるだろう。
広島から72分。到着し乗り換えとなる新神戸は、2面2線という実にわかりやすい構成。車両番号末尾が"01"とわかれば、乗車した分は全てが丸く収まったか。
目的となる便の間に、のぞみ54号が入ってきた。N700Sであり、博多始発で広島から乗車すれば名古屋へ直行できたもの。これは獲物を逃したかもしれないな…。
10.新神戸19:34発→名古屋20:42着 新幹線ひかり522号/東京行き 745-603
西明石でみずほ608号に抜かされ、のぞみ54号にも抜かされたひかり522号。フタを開ければ、こちらもN700Sだ。
ということで、比較するつもりが全く異なる車内となってしまった。同じ暖色系にしてLED間接照明を採用し、こちらはかなり車内が明るく感じられる。指定された12号車は、新神戸の段階でかなり空席が多い。
新大阪からはJR東海、東海道新幹線となって乗ってくる客も多い。3面6線という複雑なホーム構成になることから、新大阪での乗り換えを券売機が回避したのかもしれない。当初計画に含まれていたこだま760号は三島行き、スモールAであった。
今回乗車した2便の停車駅だけで見るならば、むしろ往路で乗車したのぞみ137号(臨時,福山停車)と一致した。ただし『ひかり』であることから進行優先度は高くなく、京都で臨時『のぞみ』を待避するための停車時間が設けられている。
京都でもそこそこ乗車した後、次に停車するのは名古屋。途中で米原,岐阜羽島と挟むことなく、乗車時間感覚はまさしくあっという間。今回は事実上広島市内を日帰り往復しただけで、弾丸旅行ぶりがよくわかるだろう。
新神戸から68分。広島からは合計2時間半で到着し、名古屋に帰ってきた。こちらも車両番号末尾が"03"とわかれば、乗車した分は丸く収まるか。また奇数であったことから、東京の所属だ。名古屋から乗り続ければ、新横浜までに浜松と静岡に停車する。
ということで、2022年の鉄道乗車モノもここまで。帰ったらもう、実家(実家暮らし)でゆっくり休むだけだ。2023年はどのような旅行モノ、外食なり持ち帰りなり飲食モノ。楽しみにしつつ、さすがに金銭面では節制もせねば。
(おわり)
めぐ「ということで、今回は以上となります。とりあえず広島の瀬野に縁のない方は、スカイレールなしに行く目的はないでしょう。ついでにシーズン中にもかかわらず、18きっぷは使いませんでした。それではまた次回、お会いしましょう。」