2022年12月28日(水)午後0時45分 岡山市北区・岡山駅

 岡山で新幹線の改札を出た後、ICカードで在来線の改札内へ。今回の"本番"はここからだったりする。

4.岡山12:56発→糸崎(14:22)14:25着 普通1731M/糸崎行き モハ116-103
 1本早く糸崎まで乗れると思い、ホームにいたのは115系でなく117系。2022年3月改正で廃止された快速『サンライナー』用ながら、生き残っていたとは正直思わなかった。シーズン中だけあり、座席は結構埋まっているようだ。

 立ち客が多く出て発車。もっとも倉敷までであれば、最悪立ったままでいいのだろう。


 やはり倉敷で一気に下車していく。ここで伯備線が分岐しており、ホームも山陽本線と分かれている。そのホームは"台座"もナマコ壁の装飾がなされるなど、なかなか凝ったデザインだ。


 倉敷では乗ってくる客も多く、立ち客が出る程度となって新倉敷へ。新幹線が『こだま』ぐらいしか停車せず、どれだけ利用があるのかと考えつつそこそこ下車がある。


 笠岡まで来ると車内空間にも余裕が生まれてきた。尾道にかけて以前見ていない景色は、右だったか左だったか。それはそうと国鉄車両のモーター音なのか、117系に乗っているとなかなか眠くなる。


 広島県に入り、東福山は以前運行されていた快速が後期になって停車するようになっていた駅。新幹線の高架下にあり、耐震補強目的で橋脚に巻きつけられた金属類が物々しい。乗客の流れは乗ってくる方向に変わってきた。


 福山の駅から福山城は近く、ホームからその姿を見ることができる。新幹線も『のぞみ』『さくら』『みずほ』など比較的多く停車し、在来線も乗客が多く入れ替わった。岡山から路線記号が[]だったところ、ここからは[]へ。路線色も同様にかわる。


 坂のまち、尾道。斜面に沿って家々や寺社など建ち並ぶ風景は、映画のロケ地として選ばれるほど"画"になるもの。左側は海が近くにあり、挟んだ先にある島も近い。

 概ね1時間半かけ、若干の遅れをもって糸崎に到着。隣で発車を待っていた普通は1駅先、三原までなのでパス。広島市内へ向かうのは結局、当初の行程で組んでいた14:54発となる。


 ここまで乗ってきた117系もいつまで生き残ることができるのか。糸崎には側線が広く設けられ、形状の異なる115系と合わせて3種類が横に並んだ。


 糸崎の駅名標には、福山からの路線色となる濃水色が入っている。駅番号は縦型のモノにのみ入っており、岡山(W01)からのX19に加えて広島(G01)からもG17が入っていた。


 糸崎を先に出た115系が三原で折り返し、岡山を経て赤穂線へ直通する長船行きとして戻ってきた。旧来のボックスシートを備えた3両編成で、統一された黄色塗装となっていることから"ハズレ"扱いしてしまう。


 当初行程にあった1本後の普通は、113系のリニューアル車両であった。そちらから次に乗る岩国行きへも、乗り継ぐ客は多いようだ。外はやはり寒いので、ホームの待合所にも入って休もう。

(つづく)