2014年11月5日(水)午後3時30分 名古屋市港区・イオンモール名古屋茶屋
3.南陽交通広場(15:29)15:31発→春田駅着 路線バス/南陽巡回系統 名古屋市営NMS-64
先ほどと同タイプながら少し小さい、純然たる路線バス車両が来た。時刻表に記載があったとおりのノンステップ車両。前から乗車し均一運賃210円を先に支払う方式となっており、運賃箱の接触部分にICカードをタッチする。起終点でないこともあり、すでに1人乗っていた。
ほかに3人ぐらい乗車して発車。中の案内表示機はLEDのまま残り、時計もついている。
市営の集合住宅である西茶屋荘。その横を通っていると右へやや不自然な曲がり方をしている。そしてすぐさま左折し、きよすみ荘で2人乗車。戸建ての住宅街となり、南陽町。降りる際は何もせず、中央の扉から降りることとなる。
先ほど通った国道302号から、工事現場をはさんで住宅街を望む。片側2車線化と共に高速道路部分の工事が進められ、完成後は一般部分の上にかかる形となりそう。
両茶橋東の交差点を今度は右折。かつてのターミナルを見つつ1人下車。発着点としての機能は南陽交通広場に移され、停留所だけが残った形。そのまま直進を続け、大きく右カーブしてからはひたすら直進する。
県道70号と交差し、西福田で1人乗車。県道は名古屋市内から東海通と名乗っており、いつしか東海通から離れているという。直進したバスは、これまであまり通らなかった道へ。
国道1号にぶつかり、右折すると対面通行の片側1車線。交通量は決して少なくないが、バイパス的な役割を担う国道23号ほどではないとか。
そのまま国道302号の手前まで進み、左へ曲がると住宅地を進む。右手は県営の包里(かのさと)住宅で、そこから豊治小学校までの間に目ぼしい建物があるわけでもない。豊治小学校を過ぎると右左折し、国道302号(先ほどとは逆向き)に出る。
どうも案内表示や放送がずれてきたようだ。近鉄の高架をくぐった後、供米田中学校を左に進み県道29号へ。このまま直進し続けても、愛西市で分断区間がある県道。程なく右折すると、これまた住宅街の道。ずれていた案内は、どうも元に戻ったようだ。富田支所で1人乗車し、次は春田駅。
下調べ段階で標準所要時間が27分とあり、そこから大きく遅れることなく到着。"ISUZU"とあったことから車種は『エルガミオ』であり、同一車体を持つ日野製車両とこれで見分けがつくということ。ここで少し時間があるので、少し見ておくことに…。
駅前の集合住宅群は市営の春田荘。駅側の1棟は外観からして異なるように、市営のものと違うマンションらしい。
名古屋市内にして名古屋駅から近く、後は鉄道の駅さえあればといった感じだった春田。2001年に駅が開業してからは、利便性の高さから鉄道利用が年々増加傾向にあるという。これに伴う新たな開発などは特に行われず、反対側は基本的に住むだけの街が広がる。
さあ、次は岐阜へ向かおう。春田からはJRで名古屋駅に向かい、乗り換えて向かうこととなる。
乗る予定の名古屋行きはワンマン運転を行う2両。このグループ(313系1300番台B500編成)に属するのは元々入っていた16本(1309~1324)と、2014年新たに入った4本(1325~1328)。2015年にはさらに4本(1329~1332)が入った。
4.春田16:15発→名古屋16:26着 普通334G/名古屋行き クモハ313-1312
LED照明の採用されている"新車"は来ず、おまけに座れない。こうなるとクッションにもたれかかることとなり、これがなかなかのものだったりするのだ。
11分立ち続けて名古屋駅に着く。ここで混雑する快速を計画段階で避け、岐阜行きの普通に乗り換える。
5.名古屋16:35発→岐阜17:02着 普通187F/岐阜行き クモハ313-8
0番台の4両。帰宅時間にかかるからか、快速が先に出るにもかかわらず座席はほぼ埋まっている。幸いまったく空いていないわけではなかった。適当な席に座ったら後は寝るだけ…?
途中で降りる客が多く、尾張一宮までくればすっかり空席の目立つ様相。寝ようと思えば、少しでもいい姿勢で寝たいもの。
岐阜まで27分、着くころには夕方の5時。11月に入るとこの時間ですっかり日が落ち、外は建物で灯る明かりが目立つ。ライトアップされた電波塔が見えると岐阜駅に到着する。
JR岐阜駅の北口に広がるバスターミナルは、各地へ向かうバスがひっきりなしに出入りする。お目当てのバスは9番のりばから発車するが、同じ行き先でも複数のルートが存在する。
話はこの年8月。幕張本郷から野球を見る際、"定期運行の路線バス"と"直通臨時バス"が選択可能であった。行列につられて後者(新型なようだが普通の路線バス)を選んだために、前者に用いられる連接バスを逃したというもの。それ以前に豊橋での前科もあるので、今回は先に出る2本を見送った。
幕張本郷で乗り逃した連接バスこそ、メルセデス・ベンツ製の『シターロG』である。岐阜バスでも採用されたことから、今回乗車しようとした次第だ。
(つづく)