今回の鉄旅リターンズプラスは2014年11月のお話。当時こなしていたポスティングの方で年1回食事会(親睦会)を催すことが恒例となり、この年も食事会のお誘いがあり参加。御呼ばれの後は例によってお遊び系のもの。今回はまず栄へ行き、乗りたいバスがあるという…。
また実験要素として、完成済み旅行ブログ記事を"ベーシック仕様"に戻して流してみようと。旅行用として使用するライブドアブログとは、ある種こういった棲み分けが図られていいのかもしれない。
2014年11月5日(水)午後1時29分 名古屋市中区・オアシス21
ガラス張りとなっているオアシス21の天井。水の張られていない床面はすりガラスになっており、光の取り込みに専念しているような構造。
イオンモール名古屋茶屋へ行く"高速バス"は10番のりばから発車する。三重交通の近距離高速路線はこの栄と名鉄バスセンターからそれぞれ別々に発着しており、イオンモール名古屋茶屋行きは開設時点で栄発着便のみ設定があった。
桑名方面のバスはれっきとした高速バスの車両、可児方面のバスは路線バス風ながら高速走行に対応したバスでいずれも座席はリクライニングする。そしていよいよ、イオンモール名古屋茶屋へ行くバスに乗り込む…。
2.栄13:47発→イオンモール名古屋茶屋(14:27)着 高速バス/イオンモール名古屋茶屋行き 三重交通1603
10番のりばは最も後ろに位置し、9番のりばとは隣り合うほか入口の自動ドアも共通である。いすゞ『エルガ』は路線バス用の車両だが、名古屋高速のみとはいえ曲がりなりにも"高速バス"である。そのためか中央の扉も締め切られている。ほかに乗り込む客は1人だけ。
車内は、独立した形状の高い背もたれをもつ2人がけ座席となっている。シートベルトこそないが着席が求められるため、補助席も完備。座ってみると、通常の路線バス車両とあまり変わりない。ほとんど乗らないまま発車したが、平日の昼間ならばこんなものか。
バスは錦通を左に曲がった。錦通本町と伏見町は栄行きのみ停車ということは調べてあったが、ルートが大きく異なることは察知できず。
ということで東新町から高速に入り、都心環状を半周。新洲崎ジャンクションから5号万場線。右側は再開発が進む名古屋駅周辺のビル群で、なかなかいい景色のようだ。
庄内川を渡る橋では左側の景色も楽しめる。あくまでバスの車中からであり、運転中は遠慮したいところ…。
千音寺で高速を降りる。実のところ、国道302号を通る時間がそこそこ長かったり。
国道1号までは以前より片側2車線となっており、両側や中央に高速道路用のスペースが以前から確保されていた。開通の際は国道1号との交差部分(国道302号の起終点)に、富田インターが設けられている。
国道1号の手前、八百島で降りることができる。しかし降車ボタンが押されなかったためスルー。以後は通勤需要のためバス停がいくつかあるものの、降りそうにない。国道1号を過ぎてしばらくは片側2車線が続くも、やがて不自然に対面通行となる。
完成後は舗装されていない部分が中央分離帯となるのだろう。"中央部分"から国道23号に向かって工事用機材がはっきりと見える。イオンモール名古屋茶屋への車で混雑することを想定して片側2車線化が先行していると考えられたが、どうも違うようだ。実際は南陽インターが設けられた。
両茶橋東で左折するとイオンモール名古屋茶屋はもうすぐ。結局、他の客1人もここまで降りることはなかった。
(現)三重交通バス運賃:栄→イオンモール名古屋茶屋 500円
およそ40分で、『イオンモール名古屋茶屋』に到着。三重交通が使用する1番のりばを除いて、『南陽交通広場』という停留所となっている。純然たる近距離高速用車両も敷地で待機しており、いつ使うのだろうかと気になるもの。
なお2017年からは名古屋駅(名鉄バスセンター)発着に変更され、国道302号上の停留所も増加したほか相互間での乗り降りが解禁。
2020年からは一般路線とまとめて、さらに路線が再編される。従前に名古屋駅から国道1号経由でかの里、国道23号でサンビーチ日光川(現:日光川公園)へ結んでいた路線をそれぞれイオンモール名古屋茶屋に延長。名古屋高速経由便は1日1往復にまで減少となった。合わせて運賃も310円となる。
あれだけ話題になったところを何もなしでスルーするのはもったいないので、1時間ほどイオンモール名古屋茶屋を見て回ろう。大きなものとしては2階の家電量販店と3階の書店、4階の映画館がある。
見る限り駐車場しかない屋上から、周囲の景色を眺めてみよう。平坦な住宅街が広がっており、以前から鎮座していた"南陽のジャスコ"も視界に入る。
ここから次に向かうは、JRの春田駅。乗り込む名古屋市営バスの時間までは30分ほどある。買いたいものを探しつつ、もうしばらく見て回ろうか。もっとも、買ったのはマイルドなグレーのペン1本だけ。その目的も10円硬貨の確保であった。
買い物時間はこれまで。外に出たら、次に乗るバスの出る2番のりばへ向かおう。ノンステップ車両で運行される便は、時刻表に記載がある。市バスは名鉄などと同様にJRのICカードが利用可能だ。
(つづく)