2015年11月3日(火)午後1時 岐阜県加茂郡川辺町

4.下呂11:37発→美濃太田13:06着 普通4714C/美濃太田行き キハ25-105
 中川辺を過ぎ、美濃加茂市が近づいてきた。ここまで来ると住宅もあるなど、平野部らしい風景も見られる。高山本線から離れた、国道41号美濃加茂バイパスはどこを通るのだろうか?
なぎ「…あれ?」
めぐ「起きたの?」


 東海環状自動車道にある『かもフルーツトンネル』。暫定2車線の対面通行となっているこの区間が、合計4車線とするだけの交通量となることはあるのだろうか?一方の高山本線も、美濃太田までトンネルはまだあった。


 下呂から89分、もうすぐ美濃太田に到着。クロスシートなら長すぎず、短すぎずといった程度か。
めぐ「…なんか1つ逃してるのよ。」
さく「いいけど、降りるよ。」

 10分後に発車する特急に乗り換えよう。下呂での滞在時間を延ばすとこのひだ8号になり、自由席特急券は1180円。美濃太田からは320円で特急の自由席に乗ることとなるが、自由席は1両しかない。
もも「あ、おかえり。」
淳「…次って、また名古屋戻ってどこだっけ?」
めぐ「あ、ごめん。また中央線で、南木曽がいいかなって…。」
もも「わかってないわね。また乗りたいっていうアレよ。」



5.美濃太田13:16発→岐阜13:40着 特急ひだ8号/名古屋行き キハ84-7
 7両中、指定席は3号車を除いた6両。座席はかなり埋まっている。
さく「適当に…。」

 坂祝で反対方向を行く特急の通過を待った後、鵜沼まで"ライン下り"を横に見ながら進んでいく。いつしか飛騨川と木曽川は合流していた。座ったのは通路側であったため、写真に収められない。

 鵜沼からは名鉄各務原線と並走する形になり、平野部を進んでいく。左は木曽川を隔てて、犬山城が見えるはず。
めぐ「…よくわからなかった。」


 24分の乗車で岐阜に到着。特急はここで進行方向を変え、"後ろ向き走行"で名古屋へ向かう。ここから東海道本線の新快速に乗り、名古屋へ一旦戻る形になる。それにしても、キハ75やキハ85から発せられる匂いが離れられない。
さく「なんかドアとか、…窓膨らんでたけど。」
めぐ「あれ結構古っぽいし、そろそろリニューアルいるのかなって…。」


 13分後に入ってきた新快速は計画表と異なり、5000番台ではなかった。6月の"関西周回ルート"から変わらず、予備編成が少ないためだろうか?


6.岐阜13:53発→名古屋14:13着 新快速5334F/豊橋行き モハ313-15
 車内に入ると照明が消えている。よく見ると、313系は壁そのものが青くなっていた。
淳「ちょ…!」
もも「いい?これが座席争奪戦よ、そうだつせん。」
さく「別に空いてるとこ適当に座ったって、ね?」
淳「適当って、バラけて座れってそういうことか?」
もも「…さっきのでわかったようね。」


 先ほどまで乗っていた高山本線を見下ろす。
めぐ「…なんか701系っぽいかも。」
もも「どこがよ?あんなオールロングとかとどう似てるってのよ?」
めぐ「壁模様入ってるし、これ青っぽいのだけど701系も色ついてたじゃん。」
もも「…そんなもんわかんないわよ。」


 木曽川を渡りながら愛知県に入り、左にあるはずのツインアーチを見てみる。気づいたら点灯していた車内。
めぐ「ここから見るのは珍しいのよ。」
なぎ「そういえば…、今まで気にしてなかったよな。」

 下呂から合わせて156分、名古屋に戻ってきた。多治見を経由し、特急を使わなかった往路と比べると33分短いものであった。そして後ろの2両は、まさかの3000番台。
淳「で…、次だっけ?」
めぐ「そうそう。」


 乗るのは、料金不要となった"セントラルライナー"。3両編成を2本つないだ6両で、有料列車では開かない中央のドアも開いている。専用車両であったため、外装が他と大きく異なっている。セントラルライナーが廃止されてからも、平日夕方のホームライナーに用いられるため運用は分けられているはず。


7.名古屋14:24発→中津川15:39着 快速5729M・中津川行き クモハ313-8506
 まあまあな乗車ぶりを見せたところで発車。座席も有料列車らしく他のタイプ異なり、背もたれが高くヘッドレスト部分も大きい。座面は1人ずつに分かれており、幅も広い。荷棚も373系のように格子状となっている。朝は左側に座ったので、右側に座ろう。
めぐ「不思議と乗れてなくて。」
もも「何回も乗ったでしょ?」
さく「違うよ。こういう、長い距離とかはあんまりだったりとか。」

 金山で結構車内が混んでくる。
さく「眠いなら寝りゃいいじゃん。そうせここまで寝てないんだしさ。」
めぐ「そう?」


 快速なので新守山は通過。またしても名古屋市内を抜け、勝川の周囲は住宅街となっている。10分程度寝たようで、それでも眠気が結構とれているような…。


 地上駅舎を解体し、工事が進められている春日井。見たところ、橋上駅舎の形ができてきたぐらいか。ここもそうだが、ビル建設の際にどうやって鉄骨を組むのかは気になるもの。なお橋上駅舎は2016年10月に完成した。

 神領を通過し、高蔵寺からは一変して山めいた景色となる。定光寺駅前の渓谷を撮り逃しながら所々寝ていたようで、気づくと多治見に着くぐらいになっている。ここから名古屋へ向かう客が妙に多い気がするのは気のせいだろうか?
さく「何かあったりとか?」
めぐ「さあ、わかんない。」

(つづく)


 そういえば、今回の鉄旅リターンズプラスって…。
さく「え、このリターンズプラスってちょうど400回?」
もも「本人不在でこんな記念行事やっていいの?」
さく「まあこれ、本編は再編集でちょこちょこ追加部分だもん。」
もも「アンタも楽してばっかじゃダメよ。」

(鉄旅リターンズプラス 401回以降へつづく)