2017年11月26日(日)午後0時10分 愛知県日進市
 最後の経由地へは『和合ゴルフ場前』を過ぎ、次の交差点で方向転換してわずかに逆戻り。こうして香嵐渓のコンビニから33.6km、稲武の道の駅からは概ね58.1km…。
ひろ「もう近いし、キャンセルしてもいいけどその気なしと…。」
めぐ「せっかくだもん。」


 和合温泉湯楽にて、原付走行で冷えた体を温めよう。駐車場は車が多く、結構な混雑模様を見せる。(※以下、営業当時の内容を記載。)
たかし「よう。」
ひろみ「…また呼んだのか?」
めぐみ「面白そうかなって…。」

 1階に入口があり、靴箱のカギに据えられたバーコードでそのまま入場。他の設備は全て2階にある。
めぐみ「で…。悪いけど、このパートだけかわってくれる?」
たかし「え、…そうすると俺1人なるけどいいのか?」



プレイヤーチェンジ:たかし
 内部構成は男湯と女湯で大きく異なるため、今回の"プレイヤーチェンジ"を実行。ここは内風呂と洗い場も分かれているという、なかなか興味深い構造をしている。やはりシャンプー類は備え付けられていた。まずは体を洗いたい。

 かけ湯の後、スーパージェット風呂に入ってみる。続いて漢方薬風呂で、特有のアレがありそう。入浴シーンは例によって画像なし。

 露天風呂は美肌の湯(ワイン風呂),ラジウム石風呂,岩塩炭酸泉,シルク風呂,檜トルマリン風呂といったもの。これだけ数も多ければ、熱のこもらない露天風呂をプールのように見立ててもおかしくないだろう。サウナが露天風呂にあるのは珍しいと思われる。

 休み休み入って、入浴時間を長く過ごす。スーパー銭湯に露天風呂があってこそ、実現可能なものだ。


 風呂から出たら、寝ころびの間へ。日曜日の昼下がり、畳のスペースは人が多かった。

たかし「…終わったから、チェンジでいいな?」
ひろみ「結局、台詞とかナシかい。」
めぐみ「まあ、…そうする?」



プレイヤーチェンジ:めぐ/ひろ
 ここでは各種マンガも多数揃っており、自由に読むことができる。ただ立場として、昨晩から原付走行を続けてきた身。少しでも昼寝をしておきたい。
たかし「今日はどこか回ったのか?」
めぐみ「昨日の夜にナゴヤドーム出て、稲武から香嵐渓と設楽町をちょっと。」
ひろみ「道の駅に部屋開いてたからいいけど、寝れるモンじゃないよな。」

 


(後)BOSSコーヒー・黄昏の微糖185g(サントリー) 130円
 自販機限定の微糖缶コーヒーに手を出すも、この期に及んで微糖かどうかすらよくわからなくなっている。館内の一部自販機はバーコードを用いて、店を出る際にまとめて支払う方式。
めぐみ「言うけど…、今日は午後5時半までに帰りたいのよ。」
ひろみ「また唐突に…。何か録画でも忘れたのか?」
めぐみ「まあ、そうなんだけど。午後まで使うつもりなかたし。」

 ナゴヤドーム、ファンフェスタ開場時刻から26時間。寒中ながらも緩やかなムードを保ってきたのに、ここにきて俄かな緊迫ムードと化してくる。要因は…?
ひろみ「別にいいだろ、設楽町入ったぐらい。」
たかし「設楽町ったって、入口ぐらいだろ。」
めぐみ「…距離的にはそこそこかな?」

 時間を逆算すれば、午後3時半を目安とすればいいだろう。幸いにもまだ時間はあるので、寝られるだけ寝ておこうか…。
ひろみ「それで…、そっちは大きいバイクでどこか時間つぶし?」
たかし「まあな…、いいだろ。」
めぐみ「いいってより…、最高でも125ccのスクーターかな?」
ひろみ「場所を聞いてるってんだ。」
たかし「いや、特には回ってない。」

 実際には15分程度寝られれば、それが最も効率的らしい。
たかし「…さっきから見えるそれ何だ?」
めぐみ「あ…、これはナゴヤドームで付いてた。」
ひろみ「なんか、最初広島のだったっけな?」

 野球観戦で欲したくなる飲食物。最近ではチームのヘルメットを模したミニカップに入っているものも定着し、グッズとして収集目的で購入する例もある。長らく2009年に広島で入手した1個だけだったところ、2017年だけで4個。これは深みにはまりそうだ。
めぐみ「なんか気にならない?」
ひろみ「まあ、記念にはな…。」
たかし「それさ…、どこでも手に入るわけじゃないんだろ?」
めぐみ「野球しかないよね。」
ひろみ「で、使い道がない。」


(現)和合温泉湯楽 休日700円
 午後3時を過ぎたところで、もう少し休んでから後にしよう。最後は靴箱のカギに据えられたバーコードをフロントへ提示し、缶コーヒーと合わせて1人あたり830円を支払う。
たかし「なかなか単体でもよかったな。」
めぐみ「まあ、プールみたいなものだと思えば…。」
ひろみ「やめとけ。」

 やはり男湯と女湯で露天風呂の構成が異なっており、定期的に入れ替えが行われたという和合温泉湯楽。その後2020年5月に閉業しており、ある種貴重な体験だったのかもしれない。



 時刻も午後3時半になり、雲が多くなってきた。
たかし「で…、ここからはどうすんだ?」
めぐみ「まあ、スピード違うから先帰っていいかな。」
ひろみ「いや、いいのか?薄情モノで…。」

(つづく)