2017年11月25日(土)午後9時45分 名古屋市守山区・香流温泉喜多の湯
 食べ終わって眠くなるだろうと、3階の寝ころび座敷へ。
ひろ「で…、どうするよ…?」
めぐ「どうかな…?153もちょっと走ってみたくって。」
ひろ「…それなら和合もあったろ。」
めぐ「和合は最後にした。」

 今回のルートを大まかに言うと、猿投グリーンロードと国道153号を深夜に通過。早朝から香嵐渓の紅葉を味わい、和合温泉でまた"加温"と仮眠を取るのだ。では、しばしのお休み…。


 日付が変わる前、食事処のラストオーダー後にスーパー銭湯を発つこととした。外はすっかり冷え込んでおり、ここから香嵐渓へ向かう道のりは過酷なものとなりそうだ。
ひろ「…ちょっと早くないか?」
めぐ「とりあえず早めに入れとこうかなって。」
ひろ「そりゃ、夜中じゃ開いてるとこ少ないよな。」



(S)ダイアーツコーポレーション・エクスプレス本地ヶ原SS(エッソエクスプレス/名古屋市守山区) 133円×2.60L
 1.4km走らせ、給油状況の悪化する深夜走行に備えておく。JR東日本のIC残高となる440円で見たところ、逆に94円残ってしまった。ともあれ、これで90km強の走行は可能となった。
めぐ「…案外余裕はあったけどさ?」
ひろ「他、開いてるかってんだろ。」
めぐ「燃費あんまよくないもん。」

 ついでに携帯も電池残量がないため、充電と言う名の眠りへ…。それにしても誰もおらず、静かな真夜中のガソリンスタンド。
ひろ「…満を持してと。」
めぐ「最近電池減るの早くなった。」
ひろ「それ何年目さ?」
めぐ「3年過ぎてる。」



国道363号 香流温泉喜多の湯(名古屋市守山区)→菱野トンネル北(瀬戸市)
 2日目が実質、表記9139.8kmからスタートした。この時間ともなれば店は閉まり、家々も明かりが消されてくる。賑やかだったロードサイドが見せる、裏の一面。開くのはコンビニぐらい。道そのものは片側2車線から、片側1車線対面通行へ。
ひろ「こういうイケない雰囲気とかな…。」
めぐ「前、ここ通っててよかったかも。」

 突き当たるようなところで、昨年10月末は左折した。今回は右折し、国道から外れる。


愛知県道209号 菱野トンネル北(瀬戸市)→愛・地球博記念公園北口北(長久手市)
 片側2車線であり、すぐさま瀬戸菱野トンネルへ。上は住宅地となっており、トンネルを過ぎても住宅地らしい雰囲気。丘陵地らしくアップダウンが目立ち、時折24時間営業のセルフ式ガソリンスタンドが見られる。
めぐ「…あったね。」
ひろ「引っ張って、開いてないよりいいだろ。」

 やがて山へと入っていくようで、いよいよ照明もなく暗闇を進んでいく。そして見えた高架橋こそ、県道6号のそれ。点滅信号となっているところを左折し、インター状に県道6号へ。実際は愛・地球博記念公園の北口まで県道となっており、この交差点で起終点というわけでない。したがって、わずかながら全線走破できていなかったこととなる。


愛知県道6号 愛・地球博記念公園北口北(長久手市)→力石インター(豊田市)
 しばらくはリニモと並走、そのままリニモが上を通っている形。八草インターを過ぎた辺りで、リニモが終着となる。以後は山へと進むような、有料区間となる。路面温度の下がる深夜帯、動物注意の情報が表示されている。
めぐ「前…、通ろうとしてパスしてるんだけど。」
ひろ「なんでさ?通っときゃ手間省けたろうに。」
めぐ「それで155を全部ってなっちゃって…。」


(他)猿投グリーンロード:八草(豊田市)→西広瀬(豊田市) 夜間0円
 実際は22時以降、翌朝6時まで無料となっているこの道路。引き続き片側2車線であり、山間部らしくアップダウンが目立っている。交通量は思いのほか少なく、照明もほとんどないため真っ暗。最高速度標識は50km/hで固定されている。

 原付が通れることからわかるように、高速道路然としながらも高速道路ではない。そのためきつめのカーブも目立つ道。特に対面通行当時から用いられてきた足助方向は、上下が分かれる箇所でカーブの多い山道と化す。
ひろ「あんまり…、アレするなよ?」
めぐ「わかってますってよ。」

 上下合流後は片方向のみの出口が連続。この辺りで東海環状自動車道へ進むことができ、上を東海環状自動車道の高架が跨いでいる。両方向利用可能な中山インターからは、片側1車線対面通行となる。逆に最高速度標識は50km/hが解除された。
めぐ「周り見えないのがよくないね。」
ひろ「今更かよ…、こんな夜中に。」

 そのまま、山へと再び進んでいく。西広瀬パーキングは夜間閉鎖なようで入れず、そのまま西広瀬の料金所を通過。無料時間帯で一般扱いとはいえ、原付でETCゲートを進むことなどあまり味わえないこと。
めぐ「なんか不思議。」
ひろ「ってか、こんなとこ夜中通るのが不思議。」
めぐ「でもアレだもん、パーキング閉まちゃって休めない。」
ひろ「あったって何もないだろ、あそこ。」

 少し進んだ枝下インターからは無料で通行できる。矢作川を渡り、もう少し進んで国道153号と丁字状に平面交差。これをもって、名実共に起終点となった。
ひろ「…これも全部じゃないんだろ?」
めぐ「…藤が丘とかちょっと残ってる。」

(つづく)