2017年11月25日(土)午後1時54分 名古屋市東区・ナゴヤドーム

 ナゴヤドームのグラウンドへ降り立つ機会は限られたもの。今回のファンフェスタでも基本的には事前応募して当選しなければ、グラウンドへも降りられない。この芝生ウォークは先着順ながら、唯一事前応募不要なものだったのだ。
めぐ「こうして見るとやっぱり…。」
なな「こんな大きいものなのね…!」


 高さ4.8mの外野フェンス。2016年からはクッション性の優れた材質を用いている。表面のラバーもなかなか至近距離で見られないもの。こうしてみれば、ボールの当たったような跡が残っている。
なな「こんなのテレビじゃわかんないでしょ。」
めぐ「テレビじゃないけど、いつも上のほう選んでるし。」


 ライト方向を見る。両翼100mに中堅122m、その中間は116mらしい。両翼と中堅はともかく、中間は深くフェンスも高いことでホームランが出にくい傾向か。改めて、広いグラウンドだと感じさせる。
めぐ「…外野のラバー低いのって、あんまり好きじゃなくって。」
なな「じゃあ…、例えば?」
めぐ「神戸は低すぎてあんまりかなって。」


 野球以外にも用いるため、巻き取り可能な人工芝を採用。クッション性はそれなりに感じさせるものの、毛足は短く絨毯のような感じになってしまう。2017年シーズンのモノは2011年から用いられる4代目であり、このファンフェスタを以て張り替えられるらしい。
なな「神戸天然芝なのに…。」
めぐ「そこが悩ましいったら、そうなのよ。」
なな「…いいけど、これ現場で言う話じゃないでしょ。」

 

 5代目の人工芝は当時と同等なものながら、緑色がさらに濃くなっていた。2022年シーズンから使用される6代目人工芝は大きく変わり、所沢で採用された"野球専用"のモノとなる。


 グラウンドでは各種イベントが行われている。当然ながらナゴヤドームにて、過去最も目線が低い位置にいる。
めぐ「…まあ1回ありますけど、野球以外で。」
なな「え、野球以外に何あるの?なんかコンサート?」
めぐ「家の…、何か展覧会みたいな。」


 せっかく絶好の位置で見られるのだから、高さ30m以上にもなるファウルポールを見上げたい。外野フェンスをよく見ると2重構造となっており、手前側を越えるとホームラン。奥にあるほうにはクッションが敷き詰められており、ボールが判別しやすいよう鉄紺色となっている。このために"神の手"は出現できない。
なな「ポールだったら…、もっと上でいいのに。」
めぐ「ポールの…、フェンス?。」


 大型映像装置が2017年に拡大され、その全長から106ビジョンと命名。グラウンドではドアラふわふわだったか…。空気で風船状に膨らませ、中はトランポリンとなっている。


 さあ、色々と(降り立つ前に)あった芝生ウォークも終わりがけ。最後は4選手(浜田智博,濱田達郎,小川龍也,桂依央利)に出迎えられ、ハイタッチできる。
めぐ「なんか…、実際アレするとやっぱり違うね。」
なな「アレって…、そんな貴重なこと。」

 

 このうち小川龍也(投手)とは翌年、思わぬところで活躍の目を見ることとなる。また2022年シーズンをもって、4選手全てが中日の選手でなくなった。


 せっかくなので、フィールドシートも見ておきたい。ロープで仕切られ、立ち入られないので見るだけ…。黒色で背もたれは高く、座席そのものも大きいであろう個別席。これで1つ目の目的は達成した。
めぐ「まあ、実を言うとこっちが見たくて…。」
なな「座れなくって…、座れないのに?。」
めぐ「諦めがつきました。」


 場内全て自由席となるファンフェスタ。それでもなんだかんだで、5階席へ向かってしまう。6月に大阪でビジター観戦したところと、さほど変わらないであろう3塁側。
なな「せっかくなら、ネット裏のちょっといいとこにすればいいじゃない…。」
めぐ「…あそこ、見た目ほどじゃなかったし。」


 さあ、次は食べ物調査だ。何せ芝生ウォークの列に並んでいたため、食事をパスしている状況にある。
めぐ「ある程度決めてまして…。」
なな「それって、やっぱりヘルメットの?」


 まずは鶏肉卸売の業者が運営する店にしよう。今日は1日店長として、ドラゴンズOBの彦野利勝氏が店に立っている。600円以上購入すると、その場でサインを頂けるという。
めぐ「…手元にないの。」
なな「それで…。」


(現)鶏の唐揚げコンソメ味(ナゴヤドーム/焼鳥とりしげ) 550円
 今年だけでも、野球場などで唐揚げを買って食べてきた。場所や店によっては限定ソースがかかったり、ヘルメットカップに入っていたり。味付けも多種多様である。この店では他に、ホットチリガーリック味が選択可能。
めぐ「川島には勝ってるかも。」
なな「川島?」
めぐ「…ハイウェイオアシス。」
なな「ああ、あそこね。そんなにダメなの?」
めぐ「あそこのは小さかった。」

 手元に適切な"サイン用紙"がなかったため、サインはもらわずに終了。さあ、次は何にしようか…?
めぐ「前に使ったチケットじゃダメだし、…サッカーのなんか。」
なな「サッカーは違うでしょ。その…、あるじゃない。当日買ったっての。」


(現)ドラゴンポテト(ナゴヤドーム/花友膳) 600円
 揚げたてもっちり、大人気だというドラゴンポテト。ポテト生地を細長く整形して、揚げた様が龍に例えられるのだろう。出来立てはさすがの美味しさも、やや塩が多かったか。ディップは4種類あり、100円追加となる。
めぐ「結構いいよ。モノもだし、アイデアとか…。」
なな「面白くて美味しいはいいけど、のど渇かない?」

 そういえば、ドリンクを手に持っていなかった。何か探さねば…。

(つづく)