鉄旅リターンズプラスだけど、今回は初めてのことをしたい。
舞「こんにちは。今日は何を見せて…。」
めぐ「今回ね、原付のを1回やったらどうなのかなって。」
ということで今回は2017年11月、秋の"原付合宿"を見ていこうかと。原付シリーズは原則として、当日中に行程が完結するもの。それを2日間にかけて、回ったということである。
舞「結構この時期になると寒くなるでしょう。」
めぐ「それとこれ。前半と後半で、大きく変わってくるといったらアレだけど。」
前半がナゴヤドーム(現名称:バンテリンドームナゴヤ)で、中日ドラゴンズのファンフェスタ。後半は香嵐渓の紅葉散策となる。そして"原付合宿"の真髄…、それこそが夜間のこと。
舞「それこそ寒かったでしょうに。」
めぐ「うん。寒かったし。お風呂が役立った。」
まずは本来の目的である、中日ドラゴンズのファンフェスタから始めよう。原付で繰り広げる、その全貌はいかに?
2017年11月25日(土)午前10時27分 愛知県あま市・ファミリーマート七宝駅前店
さあ、今日は何をするのか。実は中日ドラゴンズのファンフェスタへ行くこととなったため、最初にある程度資金を引き出しておこうと言うこと。とりあえずは甚目寺観音から県道126号、国道22号を経て基幹バスのルートで向かおうか。
愛知県道126号 甚目寺観音東(あま市)→二見(清須市)
愛知県道67号 二見(清須市)→上更(名古屋市西区)
名鉄名古屋本線、西枇杷島駅にて長年使われてきた高架橋。原付は通れないため、下の側道から踏切を渡る必要がある。撮影してみようとすると、デジカメは時刻を合わせる必要があった。
国道22号 上更(名古屋市西区)→三の丸1丁目(名古屋市中区)
国道は旧道に合流する形となる。少しの間だけ片側2車線となっており、現在は他に国道21(・156)号との重複区間(の本線)だけがそうなっている。
愛知県道215号 三の丸1丁目(名古屋市中区)→萱場(名古屋市千種区)
国道から分岐して、名古屋城周辺に群がる主要機関を見る。名古屋市役所(・愛知県庁)からは基幹バスのルートであるため、中央車線に路面電車然としたバス停スペースが所々見られる。
実は木田駅からナゴヤドームへ向かう場合、名鉄バスセンターから引山方面へのバスに乗車するのが最安値。IC乗継割引が適用できれば、片道運賃は430円となる。
原付で17.1km走らせ、今年6度目となるナゴヤドームへたどり着く。二輪車は自転車置き場に停められるため、駐車料金等がかからないのは有利な点。
改めて、今日は中日ドラゴンズのファンフェスタ。実は入場券を入手したため、来ることになったということ。野球に限ってはナゴヤドームに始まり、ナゴヤドームで終わるような1年だ。春から秋が早くなったというのは、やはり年を重ねたせいだろうか…。
事前に昨年の写真を見たところでは、場外に屋台が出ていた模様。今年はそれが見られないので、入場までひとまず何もないこととなる。今回はこの組み合わせ。
なな「あ、来た来た。」
めぐ「…こんにちは。」
とりあえず並んでおこうか。入場ゲートは4ヶ所用いている。正面から離れた7ゲートも、開場22分前にしてかなり長い列となっていた。その間にすることは、何があるだろうか…?
なな「結局、米原から一緒に行くのなくって…。」
めぐ「ごめんなさい…。」
なな「いいのよ、部外者が口出しすることじゃないし。」
めぐ「まあ…、アレちょっとした予行演習のつもりで…。」
午後0時の開場から、15分かけて7ゲート手前まで来た。入場時は通常と同様に、手荷物検査を経てから中へ入ることとなる。飲食物の持ち込み可否については、もはや場内店舗への"忖度"としか思えない。
めぐ「四国行きたいからって、ブログ用の厚かましい構想あって。」
なな「え、なんで?そんな話なかったじゃない。」
めぐ「8月に四国って思ったけど、回りに回ってユニフォーム欲しくなっちゃった。」
なな「ユニフォームは…、ドラゴンズのじゃないでしょ。」
しかし手荷物検査にて、通常は野球で持ち込めないペットボトルもスルー。それはそうと今回入場した後、目的となる物事をあらかじめ決めていた。
めぐ「下降りることって、そうそうないもんね。」
なな「いや、だからって。そう慌てなくたっていいのに…。」
4ゲートから一旦外に出る形で、芝生ウォークの列へと並ぶ。そしてまた動かなくなった。
なな「…これひょっとして、始まるまでまでそのまま?」
めぐ「…こっちが聞きたいことですけど。」
どうも開始時刻まで、そのままだという。入場時に受け取ったプログラムへ記載されていた、12時と言う受付時刻は意味をなしていない。案内における表現方法や、整理券などといった改善を来年以降願いたい。
なな「それで…、終わったらどこか行くの?」
めぐ「今日は原付で来てて、ちょっと走ってこうかなって。」
なな「走るって、終わった後よね?」
めぐ「終わってから、…どうだろう?」
午後1時45分に4ゲートのドアが開き、5分ほどしてようやく中へ戻ることができた。このため、オープニングイベントなどは一切見られなかった。
なな「ようやくよ。」
めぐ「これは…、ちょっと次あったら改善かな?」
芝生ウォークの"参加"者は専用に設けられている扉から、グラウンド階へと降りる。この階段を一般客が使うことは通常ないだろうから、装飾なども全くなされておらず薄暗い。
めぐ「なんか不思議な気分。」
なな「…楽しみでしょ。」
めぐ「そりゃ、せっかく出られるんだもん。」
このように無機質な通路を抜けると、いよいよグラウンドへと立つこととなる。
(つづく)