2013年5月6日(月)午後5時35分 名古屋市中区・栄駅
 時刻はまだ夕方の5時半。5月とあって外は明るく、なんとなく物足りない。気のせいか平針に行きたくなったので、もう少し乗らせていただこう。

6.栄17:39発→上前津17:42着 普通/名城線左回り 2227
 ルートとしては上前津まで名城線に乗り、そこから鶴舞線というのが一般的。名城線と名港線で用いられるのはただ1形式、2000型だけ。3分乗って、乗り換えよう。

7.上前津17:47発→平針18:06着 普通/豊田市行き 3259
 来たのは3050型で、1本だけある中間の2両が旧型な編成。元々4両で運行していた鶴舞線の3000型が6両化される際、編成の組み換えで余った2両である。6両化とほぼ時同じくしてか3050型も新製投入され、余っていた2両を組みこむ編成が1本生まれたという。

 また名鉄が相互乗り入れする100系も、登場当時は4両編成であった。こちらは6両化される際、中間車両を2両ずつ新製しているなど対応が異なっている。唯一最終増備編成のみ、例外として6両固定で投入されている。

 栄からぼんやり目に2路線を乗り継ぎ、乗り継ぎを含めた合計27分で到着。なお旧型車両を組み込んだ当該編成は、扱いに難儀していたのか2019年で廃車。2022年11月現在、旧型の6両編成も1本を残すのみとなっている。


 では外に出てみよう。平針は中心部から離れており、周辺にはマンションが多く建ち並ぶ。運転免許試験場の所在地として知られ、最寄り駅の1つでもある。2011年に原付免許を取得した際は名鉄の鳴海駅からバスで向かっており、平針からも同様にバスで向かうこととなる。

 2022年現在は平針のほか、徳重,八事,新瑞橋から運転免許試験場へバスが出ている。名鉄鳴海からのバスは廃止され、現在は全て名古屋市交通局のみが乗り入れる。今回は他に行きたいところもないので、これで終わるとしよう。

 帰りは、…ライトが白い!?



8.平針18:18発→丸の内18:42着 普通/上小田井行き N3702
 東山線のN1000のみならず、鶴舞線ではN3000ステンレス車にまたしても乗れてしまった。さあ乗れたら寝れるだけ…。

 最終的には日本車両製造によるステンレス車両が基本となってしまった。元々複数メーカーでの製造が想定され、車体構造が異なっていても成立する形式だったはず。最初に投入されたのは日立製作所のアルミ車両ながら、1本しか存在しなくなってしまっている。

 さて、鶴舞線における旧車両の処遇も両者で異なるものとなっている。新車となるN3000で置き換えを図る名古屋市交通局に対し、名鉄は100系の初期車両をリニューアルしている(中間2両は未施工)。これを温度差と捉えていいのだろうか?

 地下鉄としては長めとなる24分の乗車。今日は丸の内で、桜通線へ乗り換えてみよう。これで今日乗らなかった地下鉄路線が、距離の短く立地も中途半端な上飯田線だけになる。


9.丸の内18:48発→名古屋18:51着 普通/中村区役所行き 6710
 これまた時間ギリギリで乗り継いだ。新車ではなく、LEDが新しくなったタイプ。N3000にそこそこ長く乗ったため、桜通線には3分乗っただけで終わった。これで今度こそ『ドニチエコきっぷ』と、リニモで行ったモリコロパークの旅は終了。あとは名鉄で帰るだけなので、このあたりで…。
(全日本うまいもの祭り2013春 おわり)


 

 


 ということで、名古屋市営交通は100周年。乗っかる形で考えないことはなかったが、なかなか機会がなく…。今回のラストとして半ば強引に便乗したということだ。御覧頂きありがとう。次回の過去作、そして新作にご期待あれ?