2013年5月6日(月)午後4時53分 名古屋市名東区・藤が丘駅
 結局いつもと変わらず地下鉄東山線を選ぶ。まあ名古屋市内なので、基幹バスなど乗れる時は来るはずだ。ホーム上にすぐ発車する5050型がいたものの、それを見送りもう少々待つとした。

5.藤が丘16:56発→栄17:17着 普通/高畑行き N1502
 その結果入ってきたのは、往路と同じく新型のN1000であった。
ももか「絶対アンタ何かやらかしたでしょ?」
めぐみ「…今は何もだけど。」
なぎさ「で…、栄も行くんだろ?」

 栄までバスを乗り継ごうと思ったのは趣味だけでなく、もう1か所見ておきたいところもあったためだ。
めぐみ「日産名古屋ギャラリーって…。」
さくら「ああ、今日が最後の?」

 そう、日産名古屋ギャラリーである。栄の地下街で44年にわたって営業し、まさしくこの日が最終営業日となるのだ。加えてせっかく『ドニチエコきっぷ』を使って、元が取れずに終わるのはもったいない。両親が日産の自動車を保有していることから、今回訪れようと考えた。
ももか「本当、都合いいんだもん。こういう時ばっかり。」

 藤が丘から21分。押しなべて乗車時間の短い地下鉄としては、長めの乗車時間で栄に到着。さあ、サカエチカへ向かおう。


 日産名古屋ギャラリーは今日で最終日なのに、これまでまともな形で来たことがなかったという旅行班。閉館記念としてミニカーが配布されるのだが…。
ももか「どうしてよ?」
さくら「せっかくなんだしもらっときゃいいのに。」
めぐみ「あっても使わないかなって…。」

 2009年に入手した広島のヘルメットカップも、結局使い道がないまま置物と化していた。このミニカーが欲しい方々は他にいるだろうとし、残念ながらやめておこうと考えた。なおプロ野球12球団のヘルメットカップを収集したくなるのは、2017年の話。

 なお跡地はNTTドコモが活用することとなり、この年9月から『ドコモスマートフォンラウンジ名古屋』となった。2022年現在はドコモショップの新業態店舗となっている。


 では日産名古屋ギャラリーをざっくりと見て回ろう。1~2人用の超小型電気自動車は、2013年10月から横浜市で『チョイモビ ヨコハマ』としてシェアリングサービスを開始している。
ももか「これいいんじゃない?」
めぐみ「でも免許…」
なぎさ「あ、だったら…。」
ももか「悪いけど遠慮しときます。」


 このレースカー『R382』は、オール国産で1969年日本グランプリを制した輝かしい経歴を持つ。当時の道路事情や、標識のデザインはどうだったのだろう?


 80年代に大人気となった『Be-1』。ベースとなったのはコンパクトカー『マーチ』で、系譜を担う『ノート』は家の車として活躍。購入から12年使用して2022年11月になり、買い替えとなった。
ももか「アンタの家の話なら間に合ってます。」


 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)での全日本うまいもの祭りと、ついでとしてか園内の周遊。さらにこの日をもって閉館となった日産名古屋ギャラリー。以上でこの日、予定したことを一通り終えたことになる。
ももか「…で、もうこれで解散?」
めぐみ「ここから…、考えてないよ。」
ももか「…考えてないんならもう好きにしてちょうだい。別に私だけだってアンタらが別々になったって今日はもう…、アレじゃないのよ。」

 今日も帰宅時刻が遅くなっていいよう、テレビの録画予約はしておいたので"回れま10"なんてことはない。
さくら「…じゃあ解散でいい?」
ももか「いいけど。」
なぎさ「じゃあこれで…、お疲れ様でした。」

(つづく)


リタ「どうだったかな?モリコロパークのお話も結構古くって、それからまだ行ったことなかったんだって。そうしたら、ジブリパーク。これから行きたい人に、ちょっとでも昔の姿を見たらどうなるかなって。それで今回の話にしました。」
 

 


 2022年11月1日、愛知県長久手市に『ジブリパーク』が開園。第1期は『青春の丘』『ジブリの大倉庫』『どんどこ森』が開業し、入園券はエリアごとに日時指定完全予約制となる。詳細は公式サイトを参照するとして、先着購入可能なのは2023年入園分からとなる。

リタ「入園券のいらないところもあるので、思い立って出かけてもいいと思います。それから…、もう1回は何だろうね?」

 …ってか今回。ジブリどころか、モリコロもうまいもの祭りも全然関係なくなっちゃった。

(つづく)