「鉄道開業150周年記念でいろいろやりたい気分でしたけど、余裕がないのでいつものアレでごまかします。まあ…、9月飛ばしましたけど。」

(1)阪急京都線の快速急行

 以前快速急行について述べたのだが、その続き。実は阪急京都線の快速急行も、特急に近いものだったりするのだ。特急の停車駅は、大阪梅田から順に十三,淡路,茨木市,高槻市,長岡天神,桂,烏丸,京都河原町。快速急行はこれに西院,大宮を追加したものとなる。

 さらに通勤特急もあり、淡路を通過し西院,大宮は停車。快速急行と通勤特急が奇妙なバランスで共存するのは、特急が運行されない時間帯に運行されるためだろう。

 もっともこれは停車駅が年々増加していった結果であり、特急は創世記に京阪間ノンストップ運転を行っていた。現在これに近い運転を行うのは、観光用の快速特急『京とれいん 雅洛』だ。快速特急A『京とれいん』もあり、使用される6300系がホームドアに対応しないため十三を通過するというモノ。

 

 


 で、阪急京都線の快速急行について今更述べる理由。それは12月のダイヤ改正で、快速急行が『準特急』となるため。これは阪急で2024年から予定されている指定席サービスが関与していると…。なお快速特急A『京とれいん』は、この改正で廃止の模様。

 …京王みたく、いずれ準特急を特急と統合したりして。

(おわり)

(2)JR東海・東海交通事業・伊勢鉄道GV10系

 JR東海が特急用に電気式気動車を導入し、12月には富山(JR西日本)乗り入れが開始されるなど早くも定着。従来型のキハ85には廃車も出てきている。キハ75も新型電気式気動車へ…、という流れにもなることだろう。

 さてキハ25を含めて問題なのが、2両単位ということ。特にJR東海が設計したモノはハイブリッドシステムを搭載し、従来のような1両単位では増結できなくなった。では、通常時に1両で十分な路線はどうすべきか。


 参考にするのは、JR東日本が設計したGV-E400系。こちらは電気式気動車でハイブリッドシステムを省略し、線区に合わせて1両単位が基本となる。JR北海道へも各種設計対応の上でOEM供給したが、…JR東海が素直に同一設計を受け入れるとは思えんが。

 ただ導入するにしてもごく少数で、日本車輌製造が他社への展開を前提とするのかということだろう。とりあえず以下に分けてみた。

  • クモハ11:低床ホーム用ドアステップあり,トイレあり
  • クモハ10:低床ホーム用ドアステップなし,トイレなし

 2022年現在JR東海が関与する線区で単行運転を行うのは、JR東海名松線,東海交通事業城北線,伊勢鉄道伊勢線。現所有車両が合わせて10両と少ないが、分けてみた。トイレが必要なのは名松線だけで、他はトイレも不要と見た。

 とりあえず5両ずつ製造とする。トイレ付の4両をJR東海が保有し、トイレなしの4両は伊勢鉄道。東海交通事業はこれらの予備を兼ね、1両ずつとしようか。トイレ付き車両を城北線,伊勢線(定期普通)で運行する際はトイレの使用を停止させ、ドアステップも箱など置いて埋めればいい。

 …ま、当分はないな。あ、そうそう。行先のLED表示はフルカラー式で、キハ25のオールロングシート車両準拠で。

(おわり)

(3)名鉄6000系中期型の未更新車両がついに…

 

 2022年になってもしぶとく生き残っていたのが、10月になってとうとう尽きた。前期型は2000年ぐらいからリニューアルされ、中期型もワンマン対応の2両編成はリニューアル。


 開閉窓を持つ4両編成はオールロングシート化を挟んで、40年以上もリニューアルなしで持ったものだ。そして未来へ生まれ変わる。
(おわり)