2022年10月1日(土)午後3時46分 愛知県安城市

愛知県道12号 三河安城駅北(安城市)→箕輪町昭和(安城市)
 8月20日に鉄道で来ていた三河安城駅に、10月1日は原付で再訪。在来線の線路をまたぐ橋梁は対面通行にして、幅広いあたりはかつての1級国道をほうふつとさせる。もっとも右折車線が設けられるため、合計すると3車線分で足りなかった。

 新幹線の高架線路をくぐり、もう少しすると県道48号と交差するので左折する。案内があるので、迷うことはないだろう。なお県道指定そのものは、48号のほうが先となる。


 県道48号は片側2車線となった。程なくして県道298号が交差しており、先ほど通っていた道となる。もしや…、旧国道のルートを間違った?

 箕輪町昭和で2県道が分かれており、県道12号は右。一時的ながら片側3車線となるため、原付は直接右折できないこととなる。幸いにもすぐ先で左折を繰り返せば、県道12号へ進められることを出発前に調べていた。


愛知県道12号 箕輪町昭和(安城市)→道光寺南(西尾市)
 対面通行となった県道を、案内に従って進めていけばいい。実際には県道298号から県道296号へ進むほうが、道なりで自然な経路となっている。そのルートとしなかったのは、Wikipediaテンプレート上で県道296号が国道23号の旧道となっていなかったため。

 ということで、県道12号は対面通行。歩道はついているものの、両側に建物が迫って狭く感じられる。やがて建物が減り、周囲が開けると広々してくる。


 県道45号と交差。県道12号から外れる箇所は『道光寺南』となっており、どこまで進めばいいのだろうかと。

 直進を続けていくうち、安城産業文化公園デンパークの付近に差し掛かった。そのままもう少し進み、西尾市へ。


 国道23号バイパスが高架で跨いで交差。この安城西尾インターは知立バイパスと岡崎バイパスの境目となる。この先も対面通行で続いており、どうやら県道43号はもっと先らしい。

 西尾の市街地に向けて、やがて片側2車線になる。このあたりは曲がりなりにも、かつての1級国道相当な路線だった名残なのだろう。

 …続かなかった。市街地を前にして斜め左へ進む交差箇所があり、以後は対面通行らしくもこちら向きのみ1車線。反対方向は2車線となっている。県道でない直進方向は狭く、仮に旧国道だったとして怪しいこと怪しいこと。

 ようやく『道光寺南』で県道43号と交差。ここは左へ進むルートだ。



愛知県道43号 道光寺南(西尾市)→江原町東(西尾市)
 県道12号の多くと同じく、こちらも対面通行となる。車線幅は他と変わらないようだが、市街地から抜けずとも気のせいか広々としている。

 現在の国道23号は高速道路然(ただし51cc以上は通行可能)としており、道の駅『にしお岡ノ山』は蒲郡(・豊橋・浜松)方向のみ高速のパーキングとして機能。付近でまた立体に交差し、名古屋方向のみ出入口を有している。


 道の駅から江原町東までは以前に走行していた。直進,左折とも県道383号であり、当時走行した際は国道247号に向けて右折。今回もう1つの目的こそ国道247号であり、当時走行を始めた箇所まで蒲郡市から走行したいと組んでいる。


愛知県道383号 江原町東(西尾市)→幸田須美インター(幸田町)
 直進。やはり対面通行で続いている。


 ここまで来ると国道23号バイパスの開通も、かなり後年になってからとなる。旧道も山々の裾に広がる農地を、建物も少なく進んでいく。


 建物がやや増えたと思えば、とうとうセンターラインもなく狭くなってしまった。国道23号はバイパスへの全面移行が前提だったとはいえ、よくこんなところを指定していたのかと…。


 幸田須美インターの交差箇所では、旧道の線形が変えられたと言わんばかりな形状をなす。2022年現在バイパスへ全面移行されているのはここまでであり、ここから旧道は現道としてバイパスと共存している。


国道23号現道 幸田須美インター(幸田町)→筆柿の里・幸田(幸田町)
 さすがにここからは現役の国道(しかも1級国道に相当する路線)だけあり、対面通行で走りやすい。そのまま山間部の路線となり、緩く上りが長く続く。原付がなんとなく苦心するような道で、交通量があまり多くなかったのは幸いだろう。
(つづく)