2017年8月17日(木)午後5時17分 浜松市東区・東名浜松北バス停留所

56-2.足柄SA(14:38)15:02発→浜名湖SA休憩 超特急スーパーライナー61号/名古屋駅行き 744-13952
 東名浜松北は本線上にバス停があり、2人下車した後は交代した乗務員による人数確認がある。
さく「…あれ、いいの?」
めぐ「なんか面倒臭くなっちゃった。」


 三方原パーキングの上り線はコンビニしかなく、どこか殺風景といえば殺風景。業界再編の流れでファミリーマートへと看板が変わり、24時間営業はそのまま。加えて2017年、スマートインターが開通している。
めぐ「やっぱり何か他に欲しいのよね。」
さく「でもさ、何もないよりいいんじゃない?」


 このため、浜松西インターが更なる枝番(16-2)となってしまった。名古屋から東名高速で浜松市内へ向かう際は、ここを利用するのが効率的。ここからは故障車か工事か、最高速度が50と表記される。なお2019年3月、東名舘山寺にスマートインターが開設。インター番号は[16-3]となった。
めぐ「…この50好きって話、したっけ?」
さく「…してなくてもパスで。」


 浜名湖を渡ると、サービスエリアで2回目の休憩となる。昼1時に東京駅を出発し、夕方5時半になろうとしている。すっかり日も暮れ始まってきた東名高速…。

 上下線で施設を共有する浜名湖サービスエリアにて、2度目のインターバルとなるスーパーライナー。新東名高速開通以後はやはり交通量が分散し、混雑緩和で利用しやすくなったという。
もも「まーた随分楽しそうにしてたじゃないの。」
めぐ「はいはい…。」
さく「最後…、楽しみなんじゃない?」
もも「そりゃあね…、話し相手が東から西まで寝てたんじゃ画が足りないし。」


 下り線の駐車台数は小型273、大型35となっている。新東名高速開通以前、メインルートだった時代に可能な限り駐車台数を多くしたことが伺える。さすがに駐車場だけは上下別で仕切られ、行き来できない構造。


 施設構成はサービスエリアらしく、レストランと軽食は共存している。屋外でも食べられるものを扱っているので、ここで何か買っておこうか。
さく「さっきその話、してたんだよ。」
もも「あ、そう?じゃあこっちもちょっと頂こうかしらね…。」
なぎ「…自分のものは自分で。」



(現)台湾風からあげ(浜名湖サービスエリア) 500円
 独特のチリパウダーを唐揚げにふりかけ、ピリ辛風味に仕上げた1品。台湾風で思い浮かべてしまうのが李さんの唐揚げであり、それと比べるとあまり辛くない。風味は全く異なるので、機会があれば食べ比べもぜひ…。
なぎ「いや、多分忘れるな。」
めぐ「…でもこれ、結構好き。」
もも「だと思った。」


(現)天然水贅沢ヨーグリーナ(サントリー) 140円
 そういえば2年前、大阪『鷹の祭典』の"シメ"もヨーグリーナだったりする。そのときは7月上旬とあって青春18きっぷが使えず、京都から岐阜まで特急『ひだ』を利用したものだ。モノ自体はちゃんとヨーグルト風味の水。
さく「あ…、そんなんあったね。」
もも「ってか、よくもまあそんなことまで覚えてるわね。」


 上り線側にも建物があり、店として開いている。この他、スターバックスコーヒーも出店。今回は時間の都合上、ここまでか。
さく「では…、名古屋駅でまた。」
もも「あ、やっぱり寝るの?」
なぎ「…何か隠してないよな?」
さく「…仕込んだら寝れないじゃん。」


56-3.浜名湖SA(17:04)17:42発→名古屋駅新幹線口(19:01)19:36着 超特急スーパーライナー61号/名古屋駅行き 744-13952
 さあ、いよいよ最終スティント。発車した後にバス停へ入り、乗り降りがないため本線へ。遅れ幅は36分に拡大していた。
もも「いいけど…、わけわかんない横文字使うのやめたら?」
めぐ「まあ…、基本そうしようかな?」


 三ヶ日ジャンクションからは新東名への連絡路が分岐。これは三遠南信自動車道の一部となっており、現時点では鳳来峡まで開通している。新東名高速が愛知県内まで開通していなかった当時は、この連絡路を介さなければならなかった。


 宇利トンネルを抜けると、いよいよ愛知県へ。長い道のりなようで、あっという間に過ぎ去っていった今回。
もも「…案外ここから長いってんでしょうね?」
めぐ「さあ、どうしようかな?」


 2007年に廃止された豊橋料金所では、通行券を検札していた。現状は"台座"が残っている跡地を、下り線だけパーキングとして整備するという。敷地を確保したいのならば、本線を少々移動させたほうが効果的だと考えたい。
もも「あ…、そうなの?」
めぐ「なんか、空き地の有効活用とかで。」

 東名豊川は本線を外れるどころか、料金所で一旦流出していく。ETC大型料金は9900円と出た。バス停での乗り降りはなく、再び料金所を経て本線へ。ここが中日本高速道路の支社境でもある。
もも「…で、カメラは?」
めぐ「…入れっぱなしで切れちゃった?」


 愛知県内の新東名高速が開通する前、東名本宿からは片側3車線となっていた。これは車線幅と路肩を縮小し、車線数を増加させるもの。開通後しばらくして、従来の片側2車線へと戻されている。バス停での乗り降りはなし。東京の雨雲はどこへやら、いつしか空は晴れ渡っていた…。
もも「晴れなかったのはアンタの…。」
めぐ「傘買ったじゃん、ダメなの?」
もも「どこ置いてきたのよ?」

(つづく)