2022年8月20日(土)午後8時23分 名古屋市中区・金山駅
7.金山20:24発→鶴舞20:26着 普通3183M/高蔵寺行き サハ211-5001
ひとまず鶴舞で待ち構えよう。中央西線も一般車両が8両編成となっており、多くはオールロングシート。乗車距離からすれば気休め程度。
(M)JR運賃:金山→鶴舞 150円
せっかく鶴舞なのだから、鶴舞公園も少々触れるべきだろう。すでに夜も8時半になり、しかも雨が降りしきる中。さすがに散策というわけにはいかない。
なぎ「そりゃあな…。」
さく「いつだっけ?夜中に大勢…。」
蒸し暑い雨の熱帯夜で、高架にある相対式ホームへ。ここまで動き回って汗も多くかき、マスクもすっかり濡れている。とりあえず休みつつ、入ってきた315系を見送ろう…。
もも「アンタら本当、大丈夫?」
めぐ「うーん、もう今日終わったら当分いいかも。」
8.鶴舞20:49発→名古屋20:57着 快速5756M/名古屋行き クハ314-1
事前に"B班"へ提出した行程のうち、1案がこの快速に該当としていた。入ってきたのは、JR東海が導入する最新型の315系電車。調べるなりしていれば、315系だとわかるのだろうが。
めぐ「あれ…、いない。」
8両全て見回っても、"B班"の姿はなし。時刻がズレたのか、はたまた巻かれたか。とりあえず315系のロングシートで休まりたい。
さく「ま…、下手なことするんじゃないね。」
めぐ「ちょっと面白そうだったんだけど。」
もも「アンタには向いてないわよ。時刻表だって、持ってないんだし。」
(M)JR運賃:鶴舞→名古屋 190円
結局"B班"に遭遇できず、思いついた作戦は失敗に終わった。そうでなくともこの夏は、ベルーナドーム(西武ドーム、埼玉県所沢市)や京セラドーム大阪(大阪ドーム)での2戦。そして今回悪天候を理由に、原付から切り替えて思い付きに走った鉄道旅。さすがに疲れてもいるし、いい加減締めくくろう。
なぎ「じゃあ…、次がいつになるか。」
めぐ「…しばらく休ませてほしいかな。」
さく「決まったら教えて。」
名鉄名古屋21:21発→木田着 普通/弥富行き 5063
乗り回すも、食べ荒らすも。これら最初から最後まで、全てお遊びである。こういったものは楽しみなくして、何も残るものはない。写真枚数も気づけば先週の大阪『夏の陣』を上回っていた。お手軽に済ますつもりが、まさしく本末転倒な心意気。
ではなぜ"A班"は"襲撃"に失敗したのか。それにはやはり、"B班"に預けられていた時刻表が関連してくる。
涼子「本当、何やってんだか。」
めぐ「わかんなかったもん、観光時間とか。」
C1.名古屋6:13発→中津川7:36着 普通3703M/中津川行き
名古屋から中津川へ向かう、早朝の1本目は間違いなかったか。315系は運用が固定されており、この普通には該当しない。211系の4両編成を2本つなぐか、211系の3両編成2本に313系2両編成だ。
C2.中津川7:49発→松本9:08着 特急しなの1号/長野行き
中津川からは松本まで特急を利用し、普通車指定席を確保していたと判明。このため乗車券1980円と、繁忙期であることから指定席特急券が2590円となり別途必要となった。定期列車は無条件で3両以上が普通車指定席となり、シーズン中では最大10両中7両が該当する。
C3.松本9:26発→長野10:55着 普通2237M/長野行き
これで松本から長野へも、ある程度余裕をもって乗り継げたことだろう。
涼子「こっちもこっちでさ、楽しまなきゃもったいないじゃん?」
めぐ「はいはい、ごめん。たくさん乗りまして。」
長野駅善光寺口のバスのりばから『善光寺大門』まで、バスで約10分乗ったらそこから徒歩約10分。いずれも片道運賃は190円となる。
めぐ「で…、どれぐらいに出たの?」
涼子「長野を2時間早く出て、帰りが1時間。」
D6.長野14:07発→松本15:21着 普通2240M/松本行き
実は善光寺など、長野観光を2時間早く終えていた。乗車時刻も相応に早まり、松本行きであれば再度ワンマン運転ともなりうる。もっとも運用線区の限られるE127系が、ワンマン運転に限定されるとも限らないが。
D7.松本15:33発→中津川18:25着 普通834M/中津川行き
これによって、特急を利用することなく中津川へ抜けられる。この普通はワンマンにならず、JR東日本の211系が用いられるかと。オールロングシートの来る配分が高いのは、長距離乗車において不利だろうが。
D8.中津川18:35発→名古屋19:57着 快速5752M/名古屋行き
中津川まで来れば、後はもう早い。この快速は211系(+313系)が用いられるため、その気になれば長野,立川から211系のみで名古屋へ乗り継ぐことも可能だ。名古屋への到着は事前提出計画のうち、特急しなの22号を用いたパターンより1時間早くなった。
…そう。"A班"が待ち構えたのも、特急しなの22号から中津川で乗り継いだパターンである。"B班"が名古屋に到着した時刻から見ると、"A班"はちょうど金山でサムギョプサルを食べている頃だ。もっとも善光寺参りなど、観光に要する時間が読めないのも"A班"だが。
涼子「でも、ありがとね。プランとか大きく建ててくれて。」
めぐ「こっちも役立てよかった。」
まあ2020年春から翌年秋まで遠征せず、多く回すことのできていた予算もそろそろだ。それ以上にこれら旅行分(から、2019年分)のブログ記事作成もあるので、当分は休めつつ過ごしていこう。次なる地は…?
涼子「で、行くの?九州の新幹線。」
めぐ「今はまだいい…。」
(おわり)