2022年8月20日(土)午後4時45分 三重県津市・津駅
4.津16:47発→近鉄名古屋17:38着 特急7514/近鉄名古屋行き 22217
名伊系統で"無印"の特急は6両となり、前4両は新塗装も定着した22000系。リニューアルされてからは初の乗車となる。最も空席のあった車両で、だいたい半分の埋まり方ぐらいか。
もも「あ、そう?」
なぎ「乗ってないなら覚えてないだろ。」
デッキはモノトーン調ながら、木目調の壁面となる。今回のリニューアルで車いす対応とすべく、トイレも大型化された。洗面台にはおしぼりが備わっており、近鉄特急の伝統を継承。
車内の雰囲気も一新。LED式の案内装置が大きくなり、カラー化された。棚には23000系などと同様、指定席用のランプが設けられた。ライトグレー色の座席は22600系からさらに改良されたものらしく、いわゆる"ゆりかご型"としては最終進化系にあたる。
めぐ「で、バックシェルがつくとひのとりに。」
もも「ならないっての。だったら別にこれで、プレミアムじゃないし。」
インバーター制御の音は従来と変わりないことから、機器類の更新までは行われなかったらしい。そんな近鉄名古屋線の特急は白子,(近鉄)四日市,桑名と停車していき、JRの特急『南紀』や快速『みえ』と概ね停車駅が揃っている。四日市までの車窓は水田の多いもの。
もも「…別に無理しなくたって。」
めぐ「なんか…、なかったら寂しいし。」
往路で国道23号バイパスの高架橋を収められず、復路も国道がバイパスにかかっていない。この高架橋は高速道路でなく、なんだったかと…。
もも「パス。」
三重県で何もすることなく、あっという間に愛知県へ帰ってきた。木曽川を渡りながら並行する国道1号は、見たところ流れがよろしくない。そしていよいよ雨が降ってきた。
(近鉄)蟹江はその昔、急行が停車していなかった。今となっては急行が停車し、間隔がバランスよくなった感もあるかと。
もうすぐ名古屋であり、終着となる。JRよりやや短く51分の乗車だが、JRは単線区間があったことにも留意したい。車内案内装置がカラーLEDになってからはロゴ文字や22000系車両等、遊び心ある表示が流れるようになった。
なぎ「こんなもんできるようにな…。」
さく「やっぱカラーってすごいよ。」
名古屋駅は往路と異なる、近鉄名古屋に到着。降りてきた客は大荷物持ちが多いようだ。22000系を含む6両の特急車両は、回送として4番線を折り返していく。
さく「で…、時間は?」
めぐ「まあまあ余ったぐらい。」
(現)JR自由席特急券:名古屋→鵜沼 760円
到着時間からして、HC85の使用される特急ひだ17号には余裕であった。そういえばJRとの連絡改札口が地下にありながら、利用したことはなかったり。長距離や指定席に対応する券売機もあるので、自由席特急券を買っておこう。美濃太田までならば1200円となる。
なぎ「鵜沼でいいだろ。」
さく「あんまり…、さ?」
(M)近鉄運賃:津→近鉄名古屋 1020円
連絡改札口を抜け、階段かエスカレーターを上がる。出てきたところは、いつもの広小路口であった。
めぐ「…振出しに戻っちゃった。」
もも「今日は違くない?」
(つづく)