2022年8月20日(土)午前11時58分 名古屋市中村区名駅
今回は原付で回る予定だったものを急遽、8月11日に続く鉄道旅行系のモノとした。何せ同じ日に"B班"が長野へ出向いており、時刻表もそちらへ預けている。天候不良でもいいものならばと思い立ったのが、完全ノープランな旅行モノということ。
もも「本当、こっちにしてくれって…。ま、そんなこともあろうかとね。」
さく「でもここ、いつもと違うじゃん。時間あるから正面のほうって?」
名古屋駅前に長年佇んでいた『飛翔』も、解体は着実に進められている。外を囲むように鉄骨が組まれるなど、もはや原形をとどめない。移設できればいいのだろうが、ささしま地区の予定が白紙になったばかり…。
なぎ「これもどうなるんだろうな…?」
めぐ「最後、アレ見れたんだけど。」
さあ、まずはランチパーティーだ。何があるか探るべく、ゲートタワーモールの12階へ。パスタや中華、肉料理もある。もちろん手軽に量的な満足を得られれば、それに越すことはない。
めぐ「中華な気分…、なんだけど。」
もも「いいけどさ…、もうちょっと選ばせてくれたっていいのに。」
あんかけスパゲティか迷いつつ、今回は『つけめんTETSU』に決定。入口の券売機で購入し、注文となる。
(S)つけめん(つけめんTETSU) 900円
かつおだしに浸った極太麺に、チャーシュー1"枚"とメンマ。それらとつけ汁は別になるのがつけ麺だ。煮干しのつけ汁はなかなか濃く、弾力ある極太麺と絡めればなかなかのもの。コショウや揚げネギなどで変化を付けるのもいいだろう。
(S)極チャーシュー丼(つけめんTETSU) 390円
炙りチャーシューがふんだんに乗り、ネギや卵黄を添え。特製タレで仕上げたご飯ものが欲しかった。これがなかなか香ばしく、癖になるのは必然なる運命だろう。サイズが小さな茶碗しかないのは唯一不満だが、脇役ゆえの悲しさか。チャーシュー丼はもう1つあり、350円でドリンク付きとなって迷った。
つけ麺はまだ終わらない。麺を食べきった後、残ったつけ汁はかつおだしで割ろう。スープとして最後の1杯まで飲み切るのだ。冷めたと思ったら、…否。もっと熱いのが欲しければ、焼石を注文できるので頼めばいい。
ご馳走様。次にゲートタワーモールで昼食会を開くならば、あんかけスパゲティに…。
さく「…そういや、また傘。」
めぐ「…あ。」
もも「まーたアンタって。」
どうもまた傘を忘れたようだが、途中で買えばいいだろう。
以前から青春18きっぷが余った際、気楽にして手軽な"ミックス旅"の構想があった。加えて今回は前述したとおり、手元に時刻表を有していない。さあ、最初の目的地はどこになるか。
めぐ「この前新幹線で帰ったじゃん?」
なぎ「帰ったけど、足りないからまたってか?」
めぐ「そうなんだよね。本当に三河安城から最後のちょっとだけ、電池切れちゃって。」
先月の『ぷらっとこだま』グリーン車では、デジカメの電池切れで名古屋市内の景色を収められずにいた。今回の最初は三河安城から、新幹線で1駅だけ戻ろうとしたい。改札にある発車案内用の液晶画面を見ると、新幹線と在来線で結構違うものだとわかる。
もも「アンタら、普通にICだけど?」
さく「そうなんだよね、全部決めてないからそういう…。」
1.名古屋13:03発→三河安城13:49着 普通3136F/豊橋行き モハ310-1
新幹線駅たる三河安城に、在来線の快速は停車しない。そのため名古屋から普通でじっくり進めるといいのだろう。余命いくばくもない311系は、すでに立ち客もそこそこ出ているほど混雑している。
なぎ「…ちょっとで座れるんだろ?」
めぐ「多分座れるよ、名古屋市内ぐらい。」
金山から先、快速は近くとも(通常は)共和まで停車しない。席が空いたら適当に座ればいいだろう。名古屋市内の利用も多く、降りていくだろうし。
もも「…アンタらが普通に席奪ってんのがコワい。」
さく「空いたから座っただけじゃん。」
割と早々に空席が出ており、笠寺で多く下りていく。日本ガイシホールで執り行われるであろう、今日のイベントは何だろうか?
さく「…調べてよ。」
なぎ「断る。」
短距離利用主体の普通は降りていく流れにあった中、刈谷で一気に下車していく。一方で先発する新快速が入ると、そちらから乗ってくる客も見られる。遠近分離や、緩急接続とはこういう…。
めぐ「…だっけ?」
もも「本当、まとまってないならパス。」
普通は快速と異なり、短い編成のオールロングシート車両が向いているのだろう。一方で車両共通化を念頭に、快速運用優先でクロスシートを選んだともされる。315系の4両編成は2023年度以降に多く投入されるとあるが、どうなるか。
東刈谷でも多くの下車があったため、一気に車内空間を持て余している。それとどういうわけか普通のみ停車する駅にして、小型ながら主要駅向けのLED発車案内が設けられていた。
さく「こんなとこにもあるもんだね?」
在来線の普通で46分かけて、名古屋から三河安城に到着。在来線のホームは必要最小限と言わないばかりに、単純な相対式ホームでまとまっている。
(つづく)