2017年8月14日(月)午後6時44分 大阪市西区・京セラドーム大阪(ホークス1-1ファイターズ)
3回表は大谷が四球を選ぶも、中田が三振。3回裏に今宮がチーム初安打、松田が続くも柳田は凡退。それにしてもスタンドが一杯に埋まり、ユニフォームの色合いも相まって満開に咲き誇る桜色だ。
4回表は田中賢介への四球から始まった。大田泰示が三振の間に盗塁を決め、太田賢吾がセンターへの勝ち越しタイムリースリーベース!大野の打球はセンターが補球も、犠牲フライとなりもう1点。
もも「すっかり満開ね…。」
さく「一昨年、あっちのほうにいたんだよね…。」
なぎ「あの中に…。」
4回裏の前、来場した南海ホークスOBが紹介された。イニングとしては、2アウトから上林がヒットを打っただけ。5回表には投手を寺原に交代。1アウト2塁で迎えた大谷を内野ファールフライに打ち取り、中田を歩かせるも田中賢介は打ち取る。
さく「なんかところどころ苗字だけとかフルネームとか入り混じっちゃって。」
5回裏の前、村田透に何かあったらしく降板。2番手の白村は3者凡退に切って取る。グラウンド整備となる時間に行われる『ウーハーダンス』でさわやかな曲が流れ、旗を振ると同時に"風を起こし"て尚更心地よい。
めぐ「旗とか揺れるとなんか…、すごい。」
もも「本当、いっぱい入ってよかったわね。」
6回表は1アウト2塁から2アウトになった後、中島卓也がセンターへのタイムリーヒットで追加点。西川の四球を経て松本もタイムリーヒット。投手が嘉弥真に交代し、大谷は三振。
6回裏は田中豊樹がマウンドへ。1アウトから柳田がヒット、デスパイネが三振の後に中村晃はヒット。上林が四球を選んで満塁も無得点に終わる。ところで1塁側と3塁側にあるサブビジョンだが、プレー中…?
めぐ「…アレ使ってないね。」
さく「2年前…、使ってたっけ?」
2年前は確かに使用していたが、今回使用しないというのはどういうことだろう?
もも「ここそんなに大事じゃないし、繰り返さなくてよろしい。」
(現)爽健美茶(京セラドーム大阪※売り子から購入) 250円
水分を欲するも、座席から離れることすら苦しい…。
もも「アンタが唐揚げにハンバーガーで、丼飯2つもよ?」
青い風船が飛んだ7回表、かつて中日にいた中田賢一がここで登板する。対する中田翔は打球を天井に当ててファウルも、この打席は三振。田中賢介への四球と大田泰示のヒットで不安にさせるも2アウト、大野は内野ゴロに打ち取った。
めぐ「前からこういうね…、パターン?」
もも「…いつよ?」
7回裏の前に飛んだ紅白ツートン風船は、動画撮影したため静止画なし。気づけばマウンドにいた鍵谷。髙谷に代打として福田を送り、三振に終わるなど見所なし。このため、8回表は甲斐がマスクをかぶる。中田賢一は三振を多く取るといいパターン。
8回裏はマーティンがマウンドへ上がったほか、サードに飯山を置くなど逃げ切り体制。1アウトから出塁した柳田に代走として真砂を送った後、なにやら騒がしい。
なぎ「おお…、あんま荒れんなよ。」
ボーク判定だったらしく怒るマーティンを、何とかなだめて一段落。デスパイネと中村晃が連続三振となる。今日は"デスパよくない"日らしい。
さく「…毒盛ってやろうか。」
なぎ「黙れ。」
9回表、ついに大谷がスタンド上段に飛び込むホームランを放った!中田もライトポールに直撃させて続き、合計2点を追加。これで全て決まったとみていいだろう。
めぐ「…あんまり瞬間とか。」
もも「肉眼でもっと見なさいって。」
9回裏、余裕を持ってマウンドに上がった玉井。塚田に当てた後、代打に送られた高田を三振。明石が内野ゴロで試合終了。ホークスは年1回の大阪主催試合にて、2連勝のあと2連敗となった。
めぐ「名鑑持ってきたほうがよかったかな…?」
もも「…それまだ開けないでよ?」
めぐ「開けてないよ?」
さく「いや、周りだよ。なんでもう開けるのかなって。」
公式に発表された観衆数は35961人。2年前より少しだけ増加し、既に定着感さえ見せてくれた。35000人以上はほとんど誤差の範囲なので、満員御礼という言葉に偽りはないだろう。上回ったのは2015~2017年,2019年,2022年。
なお2020年は日程変更によって大阪で開催されず、2021年は5000人以下という制限が課されての開催となった。
ビジター選手へのインタビューはお立ち台が置かれず、受けるのも勝ち越し打点を挙げた太田賢吾だけ。なお翌々年
なぎ「…スコアボードどうした?」
めぐ「…あれ?」
ふうさんはやはりこちらを向いてくれなかった。
そしてルミカライトの袋を開け、折って光らせるよう指示が出る。光らせたら場内が消灯。基本は白色だが、外野下段と同じ"段"は紅白ツートンになっている。
めぐ「これ見なきゃね…。」
さく「ここからが本番だったりしてね…。」
もも「だったらなんで先帰っちゃうかな…?」
なぎ「いるだろ、ここ。」
スポットライトと共に、光る棒を持って舞うダンサーたち。夏の夜、祭典に相応しい締めくくり。この時間はホームもビジターも、関係ないはずだ。
場内を黄色く光らせただけだった2年前と比べ、圧倒的に派手な演出となった今回。それはまさしく、2017年の『鷹の祭典』グランドフィナーレにふさわしいもの。劣勢ムードだからと途中で帰ったら、確実に後悔しただろう。(記憶違いかもしれんが。)
紙ふぶきも舞う。それはまさしく、夜空にきらめく星のごとく…。
もも「…ちょっとよくわかんない。」
最後は『いざゆけ若鷹軍団』。これは2年前と変わらない。
(つづく)